TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

私たちもおしまい

そう思ったその時…

研究者

うぎゃ!

研究者が足を滑らせ転び 頭を強打した

橘 咲良

あなたのおしっこが役に立つなんて…

小坂 沙耶香

なんか、笑っちゃうけどとにかく見つからないように奥に進もう…!

橘 咲良

そうね

小坂 沙耶香

(この子の名前、咲良ちゃんっていうのか…)

小坂 沙耶香

(さっきわかっちゃった事だけど、触れない方がいいのかな)

橘 咲良

ここは監獄部屋…?

小坂 沙耶香

そうみたいだね

橘 咲良

私たちが誘拐される前にも、ここで実験に使われてた人達がいるのかしら

小坂 沙耶香

そうね…

小坂 沙耶香

この奥には、何があるのかしら

橘 咲良

あ、出口よ…!

小坂 沙耶香

ほんとに?!

私たちは驚いた

こんなスムーズに 出口を見つけることが できたことに

橘 咲良

油断したらダメよ

橘 咲良

出口の前で構えてるかもしれないわ

小坂 沙耶香

そうだね…

橘 咲良

一応、ナイフを準備しておいて

橘 咲良

前から襲ってきた瞬間に、このナイフでお腹を刺すのよ

小坂 沙耶香

うん…!

私たちは勢いよく 扉を開けた

小坂 沙耶香

え…?

小坂 沙耶香

森の中…?

橘 咲良

気絶していて気づかなかったけど

橘 咲良

外は森の中だったのね

小坂 沙耶香

そんな…

小坂 沙耶香

どこに行ったら、街の方へ出れるのかしら…

橘 咲良

とりあえず、離れないでそばにいてね

橘 咲良

とりあえず、こっちへ進もう

私は自分が情けなくなった

こんな幼い少女に 身を任せているのだから

小坂 沙耶香

咲良ちゃんが前にいるのは危ないわ!

小坂 沙耶香

咲良ちゃんは、私の後ろにいて!

橘 咲良

わ、わかった

橘 咲良

指示は、私が出すから

橘 咲良

気をつけてね

小坂 沙耶香

うん…!

私たちは日が沈む前に 森の中を歩いた

小坂 沙耶香

まだまだね…

小坂 沙耶香

どこまで続くの…

橘 咲良

結構歩いた気がするんだけど

橘 咲良

おかしいわね…

小坂 沙耶香

ここが建物の中なら凄いと思う…

小坂 沙耶香

扉の外に出た時、外の空気だったもの

橘 咲良

そうやって、作られていたら凝ってるわね…

小坂 沙耶香

まさか…

小坂 沙耶香

そんなわけないよ

するとその時

前から渡邉がやってきた

小坂 沙耶香

ひぃ…!

小坂 沙耶香

来ちゃった、どうしよう

橘 咲良

落ち着いて…!

橘 咲良

私に任せて

渡邉はどんどん近づいてくる

渡邉 宙

お前ら、よく逃げてきたじゃないか

渡邉 宙

でも、もうおしまいだ

渡邉 宙

はやくこっちへ来い

橘 咲良

あなた、バカね

渡邉 宙

クソガキは黙ってろ…!

私は少女が何故 バカと言ったのか わからなかった

橘 咲良

クソガキって言ってるけど

橘 咲良

私たちはここまで逃げてきたのよ

橘 咲良

アンタが思ってる以上に私たちは強いわよ?

渡邉 宙

フッ

渡邉 宙

なんだよ、生意気な口聞きやがって

渡邉 宙

そんなこと言ったって無駄さ

渡邉 宙

逃げ道はないんだぞ?

小坂 沙耶香

コイツ…!

小坂 沙耶香

ねぇ、咲良ちゃん…!

小坂 沙耶香

こっちへ逃げよう…!

橘 咲良

フフフ…

橘 咲良

バカねぇ…

小坂 沙耶香

え?

橘 咲良

バカなのはお前の事だよ!

橘 咲良

小坂沙耶香!

小坂 沙耶香

ッ!

小坂 沙耶香

あなたも騙してたの…?

橘 咲良

そんな簡単に逃げれるわけないでしょ?

橘 咲良

ちょっとしたお遊びをしてあげようと思って

橘 咲良

あなたはもう少し、危機感を持った方がいいわよ

橘 咲良

騙されやすいんだから

橘 咲良

アハハハハ!

小坂 沙耶香

うぅ…

私の目から涙がこぼれ落ちる

もう助からないと

そう決心したから

渡邉 宙

咲良、よくやった

渡邉 宙

こっちへ来い

橘 咲良

はーい

橘 咲良

ごめんね、お姉ちゃん

橘 咲良

あなたは実験台としてこれから頑張ってもらうわ

橘 咲良

さぁ、はやくこっちへ来なさい…!

次回

第2章

OL誘拐 ―事件― 実験編スタートします

この作品はいかがでしたか?

475

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚