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お兄様は床からスペインの蜘蛛を拾い上げ、先端で睾丸を挟んだ。

イギリス

いぎぃッッ!!

大英帝国

そんなに心配しなくたって、針なんか幾らでもある。さ、いくぞ

お兄様の顔が歪んで、私は顎が外れそうな程大きく口を開けた。

イギリス

ひぁ゛ッ……!??!!!?

イギリス

あ゛ッッぁあ゙あぁッあ゛!!!!

イギリス

あ゙ぁあッッひゃぎぃ゙い゙いッッッ!?!!?!

イギリス

い゛ぁ゙ッ?!!ひぎひ゛ッいづ、ひぎッッ?!

イギリス

あ゛、が、ぅえ゙…???

睾丸を潰された私は、目の前の情報一つすら理解出来なくなってしまった。

ただ一つ理解しているのは、これからも拷問は続くであろうという事だ。

インド

も、申し訳ありません、只今戻りました

インドは重い扉を背中で押し開けた。

その手には布の掛けられた籠がぶら下がっていた。

大英帝国

丁度終わったところだ。さて、取り敢えずディナーにしようか

私は残された片脚で、何とか体を隠した。

大英帝国

ほら早く、メインディッシュを見せてくれよ

インドが澄まし顔で籠を開く。

イギリス

ひッッ……!?!!?

インド

直ぐに焼きますのでお待ち下さい…

インドが手際良く鉄板の準備を始める。

私の太腿のステーキを作るつもりだ。

大英帝国

そんなに心配しなくたって、ちゃんとインドが食わせてくれるから安心しろ

嘲笑を混ぜたような慰めが飛んでくる。

イギリス

ん、んんぅ…ッッ…

何か反論したい気持ちとお兄様に対する恐怖心で、意味の無い声が漏れる。

大英帝国

はは、何だその返事は。喉が枯れたか?

涙目で怯える実弟を、お兄様は愛おしげに撫でる。

大英帝国

本当に、見た目だけは美しいな

無いはずの太腿が熱い。

正しく私の肉が鉄板に乗る寸前だった。

イギリス

ッッ゙ぎィあ゛ッ!!あ゛ッッ゙!?!!

イギリス

ぃぁ゙あ゛ッッ!!や゙ぁああ゛ッ゙!!

私は椅子から転げ落ち、床をのたうち回っていた。

片脚を必死にばたつかせたり、首を縦に振って頭を床に打ち付けた。

太腿が鉄板に押し付けられる。

血液がぐつぐつと煮え滾るのが感じられるほどだ。

イギリス

ッぎぃ゛いッッ゙!!ゃ゛あぁ゙あ゛ッあ゛ッ!!!

インド

切って、火が通りやすくしますね

今、何て言った?自分の悲鳴で良く聞こえなかったが、切ると言ったのか?

インドは冷淡な顔付きで、刃に向かって舌舐りをした。

この作品はいかがでしたか?

1,066

コメント

6

ユーザー

更新キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!今回も素敵な物語ありがとうございます! 切るだけじゃなく、焼くとは...お兄様...恐ろしい...イギギがどうなってしまうのか...!楽しみです...!!!

ユーザー

更新ありがとうございます ! ! ✨️ 今回もお兄様の異常性癖が炸裂してて最高でした ! !

ユーザー

これからイギリスは美味しくいただかれるのでしょうか、、、続き楽しみです!!

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