???
ころん
???
さとみ
出てきた名前に動揺を隠せない
さとみ
気づけば声を荒らげていた
???
???
ムカつく、だからこんな仕事嫌いなんだ
さとみ
???
???
???
???
さとみ
そんなの分かっていた
理解するのに時間がかかっただけ
それなのに???は畳み掛けるようにペナルティの内容を吐き捨てた
ころんが死ぬとなれば、勝手に口が動いた
さとみ
???
さとみ
そうして???は部屋から出て行った
さとみ
さとみ
プルルルル
俺は最愛の「彼女」に電話をかける
ころん
さとみ
電話越しに聞こえてくる可愛い声にどこか安心する
ころん
さとみ
ころん
ころん
こんなに可愛い声でこんなに明るく話してる彼女の笑顔は何としても守りたい
さとみ
少しのためらいの後、俺は話し始めた
さとみ
ころん
ころん
さとみ
さとみ
ころん
___
さとみ
ころん
声だけで分かるほどあからさまに信じきれてないころん
ころん
さとみ
ころん
ころんは悲しそうな、怒っているような声色で話す
さとみ
さとみ
改めて口にすると、???への怒りが湧いてくる
ころん
ころん
こんな時にもころんは俺を優先する
もちろん俺もころんを優先する
さとみ
お互い、恋人が第1優先
だからこそ、従うしかないのだ
ころん
ころん
その時のころんの声色は酷く暗くて今にも消えてしまいそうだった
さとみ
どうにかしたい、そんな暗い彼女を見たくない、明るく笑って欲しい、
そんな考えが頭によぎるが、「殺す」と言われてしまえば、ころんを生かすことの方が最優先だ
さとみ
何も出来ない自分に嫌気がさし、気づけば謝罪の言葉を口にしていた
ころん
ころん
さとみ
ころん
さとみ
ころん
ブチッ
さとみ
いくら覚悟を決めて命令を受け入れたとはいえ
流石にまだ混乱する
ころんも心の整理がつくまでまだまだかかるだろうな
だって、
今回のターゲットは
”幼なじみ”
なんだから────
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