麻由
…あっ…
今、私の目の前にはゴミ箱の中に私のバッグが入っている
麻由
ちょっ…ちょっと〜!
麻由
これやったの誰〜?
クラスメイト
あっはは〜!
クラスメイト
はーい!私でーす!
麻由
ちょっと〜!
私はゴミ箱の中に乱暴に入れられているバッグを抱えた
麻由
もー!汚れちゃったじゃん〜
クラスメイト
ごめんごめん〜!麻由の反応おもろくてさー
私はクラスメイトからいじられている
というか、半分虐められている
クラスメイト
…あっ!麻由〜購買の焼きそばパン買ってきてくれない〜?
クラスメイト
私も私も〜!
麻由
えっ…
クラスメイト
ダメー?
クラスメイト
私達、親友だよね?
半強制的にいつも購買で昼飯を買わされる
「親友だから」ではなく「麻由だから」なのだろう
麻由
…はぁ…
ドンっ
私が俯いていると誰かとぶつかる音がした
麻由
ぃっ…
凜
ぁっ…
凜
ご、ごめんなさい…っ
タッタッタッ
麻由
あっ…!
ぶつかった女子生徒は静かに謝ってそそくさと私から離れた
クラスメイト
ちょっとー!遅い〜
麻由
ごめんごめん、思ったより人がいてさー
クラスメイト
…あっ!この焼きそばパンじゃない!
麻由
えっ?
クラスメイト
あっホントだー!
その言葉を聞いた瞬間鼓動が早くなった
麻由
だ、だけどいつもその焼きそばパンだったよね…?
クラスメイト
ごめーん!今日違う気分ー
クラスメイト
悪いけどさ、買いにいってくれない?
麻由
だっ…だけど…もう金無…っ
クラスメイト
私達、親友だよね?
クラスメイト
こんなに困ってる親友を見捨てる筈ないよねー?
麻由
…うん
麻由
行ってくる
そう言っていつも購買に私を買いに行かせている
正直もう、友達を辞めたい
彼女からは私は「使い勝手のいい友達」なんだろう