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ある死刑囚の独白

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ある死刑囚の独白

1 - ある死刑囚の独白

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2018年12月06日

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その朝、俺は
けたたましいノックの
音で叩き起こされた。

ドアを開けるなり
背広姿の男は

俺に一枚の白い紙を
突きつけてこう言った。

背広姿の男

裁判所からの正式な
出頭命令だ。

背広姿の男

同行を願いたい。

白い紙にははっきりと

こう、記してあった。

言葉

『 おならである。』

言葉

『 ハチミツを
分け与えよ。』

裁判はひどいもの
だった。

裁判員の中には

お尻に線香花火を
挟んでいるものさえ
いたのだ。

刑が確定するまでの
一年間

俺はネバネバしていて
それでいて喉ごしの良い
牢獄にぶち込まれた。

絶望しかない日々の中

俺は繰り返しこんな
言葉を思い出していた。

言葉

『 来週もまた絶対に
見てくれよな!』

そして俺は今

処刑台の前に立っている

神父が俺の肩にぽんと
手を置き

慈悲深い微笑みを
たたえた瞳でこう言った

神父

先生!

神父

シュレッダーにかける
お菓子は300円
以内ですか?

俺は小さく頷いて

13段ある階段を
ゆっくり登っていく。

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