俺
その朝、俺は
けたたましいノックの
音で叩き起こされた。
けたたましいノックの
音で叩き起こされた。
俺
ドアを開けるなり
背広姿の男は
背広姿の男は
俺
俺に一枚の白い紙を
突きつけてこう言った。
突きつけてこう言った。
背広姿の男
裁判所からの正式な
出頭命令だ。
出頭命令だ。
背広姿の男
同行を願いたい。
俺
白い紙にははっきりと
俺
こう、記してあった。
言葉
『 おならである。』
言葉
『 ハチミツを
分け与えよ。』
分け与えよ。』
俺
裁判はひどいもの
だった。
だった。
俺
裁判員の中には
俺
お尻に線香花火を
挟んでいるものさえ
いたのだ。
挟んでいるものさえ
いたのだ。
俺
刑が確定するまでの
一年間
一年間
俺
俺はネバネバしていて
それでいて喉ごしの良い
牢獄にぶち込まれた。
それでいて喉ごしの良い
牢獄にぶち込まれた。
俺
絶望しかない日々の中
俺
俺は繰り返しこんな
言葉を思い出していた。
言葉を思い出していた。
言葉
『 来週もまた絶対に
見てくれよな!』
見てくれよな!』
俺
そして俺は今
俺
処刑台の前に立っている
俺
神父が俺の肩にぽんと
手を置き
手を置き
俺
慈悲深い微笑みを
たたえた瞳でこう言った
たたえた瞳でこう言った
神父
先生!
神父
シュレッダーにかける
お菓子は300円
以内ですか?
お菓子は300円
以内ですか?
俺
俺は小さく頷いて
俺
13段ある階段を
ゆっくり登っていく。
ゆっくり登っていく。






