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SAMURAI

4 - 第四話【種族】

♥

16

2024年04月14日

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SAMURAI

企画:GONZO×テラーノベル

読者賞受賞者:A-ru Efu

作者

ありがとうございます

サブキャライラスト提供者 十月様⛩️

※企画対象外

五番の過去

ある日、突然”神“が人間界に降りある赤子を託した。「この子を育ててやってほしい…」赤子は村人達から姫様と呼ばれ、崇められていた。神の祝福され、神の加護に守られている少女は村の守護姫となり、村を災害がら守ってきた。しかし、魔族の襲撃にあい村は壊滅した。1人生き残った少女のもとへ封筒が届き。その後は5番として役目を真っ当している。

現代

現代に目覚めた五番はこの平和な時代に感動した。自分の手で作り上げたかった平和がここにあった。それぞれの種族達が仲良く手を取り合い平和に暮らしている。1000年という長い時間は世界が平和になるには充分すぎた。1000年前にあった争いは鬼人や魔人、時には敵国との同じ人間同士の戦いをしてきた。だが、今はそれがない。“生きる”か“死ぬ”かの命の奪い合いがなくなった。そして、五番は政府に入り裏から仲間を支えたり、揉め事のなどの仲介役をしている。

天明家

2024年7月7日 午後2時15分

サクラ

ただいま

カエデ

あれ?今日は早いんだね

サクラ

うん

サクラ

早めに抜けてきた

カエデ

へー

カエデ

また蒼鬼組の鬼に会いに行くの?

サクラ

今日、帰ってくるって言ってたから早く会いたくて

カエデ

お姉ちゃんあの鬼人の人好きだもんね

サクラ

ななな、何言ってるの?!

サクラ

そんなんじゃないって////

カエデ

素直になりなよ

カエデ

そんなことじゃ、あのいつも隣りにいる女性に取られちゃうよ

サクラ

そう…だね

サクラ

でも、いいの

サクラ

私は片思いのままで

サクラ

あの人には大切な人がいる。

サクラ

私みたいな子供には興味ないよ

カエデ

24歳は立派な大人!

カエデ

それに恋愛に年齢なんて関係ない!

カエデ

たかが数十歳だ

カエデ

美女と野獣という言葉あるように

カエデ

人種を超えた恋なんてこの時代には珍しくない

カエデ

サクラが好きなのは鬼と人がまじあったものだったとしても

カエデ

年齢も人種関係ない

カエデ

それに異種結婚はこの国では認められているからね

サクラ

でも、認められてるのは小人、巨人、亜人、獣人だけでしょ?

サクラ

1000年前に絶滅したと言われてる鬼人となんてできるのかな…

カエデ

それに関してはあの美人姉(五番)さんがなんとかしてくれるでしょ

サクラ

確かにそうだけど、現状は三番は隠されてるから難しいと思うのよ

カエデ

悪目立ちしてるから隠しきれてないけどね

カエデ

まぁあの鬼人はツノがツノらしくないから魚人って言い包めれば大丈夫でしよ

サクラ

本人が嫌がるわよ

カエデ

それもそうね

つっけぱなしになっていたテレビからこんなニュースが流れてきた

 

速報をお伝えます

 

〇〇県〇〇市〇〇の蒼鬼(そうき)組の建物が爆発しました

 

他県でも同様の爆発が警察署、協会…など計5箇所も起きております。

カエデ

これって…全てあの人達のいるところが爆発してる…

サクラ

行かなきゃ…

カエデ

ちょっとお姉ちゃん?!

そう言ってサクラは飛び出した

カエデ

行ちゃった…

カエデ

まぁ、大丈夫だよね…

カエデ

あの人達のことだし

っと、その時だった

バコーン!

壁が破壊され、外から誰かが入り込んできた

あれれー、おっかしぃなぁ~?

二人の気配があった気がするんだけどな~

突如として現れた謎の男

あたりを見渡したのちジッとカエデの方を見る

カエデ

あなた何者

僕は~、サクラって女の子を攫って来いって言われてるんだぁ~

キミがそうなのかなー?

カエデ

えぇ、そうよ。

カエデ

私が天明サクラ

そっかー、攫うけどいいよね?

カエデ

お断りよ

えー?

でも、怒られちゃうからさ~…

拒否しても攫うよ?

カエデ

攫えるものなら攫ってみなさいよ

ニッ

謎の男は不気味な笑みを浮かべ、気付いたときには

さぁ、行こうか!

謎の男に抱えられ

空を跳んでいた

カエデ

………?!

カエデ

(何が起こったの――?)

口はガムテープで塞がれ、両手首は頑丈なロープで縛られており

身動きが取れない状態になっていた。

カエデ

~~~~!

悪いね

ガムテープで口塞いでるからなんて喋ってるかわかんないや~

まぁ、これだけは言っておこうかな

これから我々は禁忌を犯す

そのために天明サクラが必要不可欠なんだ

カエデ

(禁忌…?)

ガッガッガッ

………

銃声が鳴り止む

三番

危ねぇな

三番

四方八方からのミニガンには驚いたが

三番

俺には通用しねぇ

あの状況から瓦礫を盾に使うとはおそれいる

見事だ

三番

これでも蒼鬼組の頭はってんだ

三番

そんな簡単にやられてやらねぇよ

まぁよい

っと、紅き鬼は手を前にやり

ミニガンを打ちまくっていた人間を

泥に変え、回収する

三番

まるで沼男(スワンプマン)だな

そうだな、少なくとも我々はそう呼んでいる

ただ本家と違うとすれば人間を泥に変えたことぐらいだな

三番

テメェが考えそうなことだな

中にはお前の部下もいるぞ

三番

テメェだけは俺がこの場で絶対殺す――!

三番は攻撃を仕掛ける

頭に血が上ってるぞ

それを避け、一定の距離を取り続ける紅き鬼

三番

逃げてばっかかよ!

なに慌てるな

時期に準備が整う

三番

何言ってんだ?

おーい、アカ

すると、屋根から屋根へと跳んでこちらに向かうものがいた

三番

………カエデ!

おい、こいつは天明サクラじゃないぞ

あれー?おっかしいな

確かに天明サクラって自己紹介してたと思うんだけどな〜

三番

おい!カエデをどうするつもりだ!

本当なら天明サクラを使って昔のように天秤にかけようと思ってな

三番

………!

三番

そうはさせるかよ!

三番は刀を抜き紅き鬼に刀を振る

残念

しかし、その刃はあとから現れた男により謎の空間に刀だけを包み

三番

なんだコレ?!

シャボン玉のように現れた空間は刀を包んだあと弾き出す

三番

………?!

刀は三番の後方に飛ぶ

ごめんねぇ〜

そう言って白髪、紫の瞳を持つ男は三番の胸に手をかざし

間に電撃を走らせる

三番

…………!

三番

グハッ

吹き飛ばされた三番はすかさず立ち上がり、体制を整えようとするが

目の前に赤色のシャボン玉のようなものが現れ

ボン!

彼がそう言うと破裂し、爆発した

三番

…!!!!

三番はまた倒れ込むが、ふたたび立ち上がる

三番

テメェなにもんだ?

三番

複数の能力を使うなんて見たことねぇぞ

いやー、全部同じ属性で一つの能力だよ

その直後、背後から駆け寄る音がした

サクラ

三番さん!

振り返れば、三番の名を呼び近寄るサクラの姿があった

三番

サクラ!

三番

何しに来やがった!来るじゃねぇ!

っと、叫んだ三番だが突如サクラは消えた

もう遅い捉えちゃった

駆け寄っていたはずのサクラが紫のいる場所に移動しており拘束されていた

サクラ

………!

三番

………!

三番

何が起こった――?

すぐにはわからないだろうね〜

これであの時の続きができるな

三番

あの時の続き……

三番

まさか、テメェ…

そうだ

この小娘とお前のかつて愛した女にそっくりな側近

天秤にかけてやろうと思ってな

前回は仲間の命か、愛する者の命か。

だったな

三番

…………

そして、お前は迷った末、どちらも救おうとした

結果は両方とも救えずに死なせてしまったがな

三番

黙れ…

そんな立ち話ばっかしてないでさ

舞台を整えようよ

それもそうだな

すると、紫は白い靄を生み出す

ではな、三番

三番

待てよ

三番

オメェ、やっぱ紅き鬼じゃないだろ

私のことか?

三番

オメェのことだ

三番

匂いはにてるがなにかちげぇ

あー、気づいちゃったか

突如、赤の声色が変わる

先程までの低い声とは違い、少し若々しい声が三番の耳に入る

三番

………!

三番

その声…

そうだ

俺だ

そう言ってフードを外した

※服は着てます。

三番

オメェは……アヤト!

フードの下は赤い皮膚にツノを生やした青年が、顔を出した

それはかつて三番がこの時代に来て学校に潜入した時の教え子の1人だった

続く

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