凜
ズキッ
凜
目が覚めるとまだ少し頭がズキリと痛む
今日が土曜日で助かった
凜
昨日抗争が終わった後に春の家へ行こうと思っていたのだ
だが、気を失ってしまったので行けなかった
凜
そのまま私は春の家へ向かう準備をした
コンコン
凜
凜
そう笑いながら言う
すると中からガサゴソと動くような音が聞こえてきた
凜
凜
不思議に思い声を掛けると
カサッ
下から音がした
何かと思いみてみると紙切れがドアの隙間から出ていた
凜
それを拾い紙を広げてみた
“あんまり危ない事はしないでね お大事に。”
そう春の字で書いてあった
凜
嬉しい
声や姿が見れなくても春からの紙ひと切れだけでも嬉しい
凜
今までなんの反応もなかったのに私が怪我をした時にはこうして優しい言葉をくれる
そんな春が昔から大好きだ
凜
また昔みたいに笑い合いたいな
ガチャン
春の家を出た後少し買い物をしようと思い歩いていた
凜
甘いものが食べたくなったのでお菓子を買うことにした
するといきなり後から
悪美
声を掛けられた
凜
まさかこんなところで出くわすとは...
しかもこの女だけじゃなく他の奴らも居る
千冬
悪美になにか訴える松野
場地
舌打ちをして目を逸らす場地
マイキー
無言で睨んでくる佐野
ドラケン
呆れている龍宮寺
武道
みんなを落ち着かせる...なんだっけ?
たしか...はなまちだっけ?
まぁいいや
あーほんと最悪
凜
悪美
いいでしょ!と言わんばかりの顔で言う悪美
羨ましくねーよ♡
...そういえば
凜
いつも一緒にいるのに今日は三ツ谷はいないみたいだ
すると場地が
場地
場地
そう嫌味ったらしく言ってきた
それに便乗して松野も
千冬
千冬
そうドヤ顔で言う松野
悪美
否定してるが顔は嬉しさ全開
てゆーか待てよ
私がいつ三ツ谷に気があるって言ったんだよ
何勝手に話進めて解決してんだよ
凜
そうニッコリ笑顔で言ってやった
マイキー
と、だるそうに言った佐野
ドラケン
龍宮寺は溜息をついている
凜
ははっ、うっざ
なんだコイツら
凜
さっきまでは気分が上がっていたのに今ではだだ下がり
凜
そう思っていると
悪美
悪美
手をパチッと叩いてそう聞いてきた悪美
凜
ドラケン
千冬
明らかに他の奴ら嫌そうですけど
まぁいっか
こいつらに嫌がらせで着いてってやろ〜♡
凜
マイキー
私がそう言うともっと顔を歪めた佐野達
悪美
そんな佐野達を無視し歩き出した悪美
自己中女すぎて佐野達かわいそー
すると佐野達も諦めたのか溜息をつきながら歩き出した
凜
そう思いながらも私も歩き出した
凜
何分間か歩いているのだがこいつらずーっと悪美の横にへばりついてやがる
私の隣が嫌なのかずっと前へいる
するとはなまち(?)が後ろへ下がってきた
武道
下がってきた時に私と目が合い苦笑いするはなまち
嫌なら下がって来なくてもいいのに
そう思いながら笑い返した
武道
するとはなまちがなにか言いたそうに話しかけて来た
凜
武道
と、申し訳なさそうに聞いてきた
それ普通本人に聞くか?
凜
あまりにもそう聞いてくるはなまちの顔が面白くて吹き出してしまった
武道
当然驚くはなまち
おっと、危ない危ない
凜
武道
凜
まぁ嘘だけど
武道
凜
普通は嫌な人に話しかけないと思いけど
武道
するとはなまちは少しオドオドしながら話し出した
武道
そう可愛らしい笑顔で微笑み言った
...いい人そうね
私はいい人でもないし優しい雰囲気もない
佐野達を潰そうとしてるだけのただの悪役
だから...そんなことを言われると少し申し訳なくなる
花垣...ね
凜
花垣と話している内にお化け屋敷に着いた
悪美
なんて言ってる女
どーせ猿みたいに叫ぶんだろ
悪美
マイキー
お化け屋敷に入るのに2人組を作り最初に入っていったのが佐野と悪美だ
私はこの中でなら花垣と一緒が良かったのだが...
ジャンケンで決めたのでなりたくなかった松野とペアになってしまった
千冬
松野はそんなに嫌なのか場地に縋りついている
私だって嫌だっつーの
ちなみに花垣達は3人組
数分後
悪美達や場地達もお化け屋敷に入る終わり等々私と松野の番になった
チラッと横を見ると
千冬
ボソボソと何か呟いている
凜
千冬
私がそう声を掛けると無視してそのままお化け屋敷の中へと入っていった
なんだこの忠犬は
もっとしっかり躾しとけよ
ここの中でグチグチ言いながらもお化け屋敷へと入る
中へ入ると薄暗くてあまり見えない
千冬
と、嫌そうな顔で言う松野
凜
なんてね
こんなThe作り物って感じのとこでなんか叫ぶ訳ないだろ
まぁあざとい女子だから一応怖がっとくけど
千冬
私に呆れたのかそう言って前へ進む
千冬
霊
するといきなり霊が出てきた
千冬
凜
待て待て
こいつ叫ぶなっつったくせにお前の方が叫んでんだろ
凜
千冬
そう言いながら涙目でプルプル震えてる松野
こりゃ子犬だな
千冬
そんな事を思っていると松野にそう聞かれた
凜
千冬
自分から聞いたくせになんだその返しは
そう思いながらもどんどん前へ進んでいく
千冬
“松野が”叫びながらももう少しで出口だ
だが、最後らへんになったら一気に脅かしに来るだろう
どんなビビり方するかなーw
そう思いながら少しワクワクしていると
霊
案の定霊が出てきた
千冬
松野の反応は泣き叫んでた
ガッ
千冬
凜
トサッ
凜
千冬
松野がビビりすぎてつまずいたので咄嗟に支えると松野は驚いて目を開いてる
凜
そう聞くと
千冬
と、頬を赤く染めて言った
凜
なんとなくそれが面白かったのでもう少しからかってみることにした
凜
と、目線を合わせて言った
千冬
松野は顔を真っ赤にして全力で否定していた
凜
千冬
と、モジモジしながら言う松野
え?今少女漫画つった?
凜
しょ、少女漫画www恋する乙女かよwwww
千冬
凜
笑うなってそれは無理があるw
凜
千冬
そう言いながら走って出口へ向かった松野
凜
そう言いながら私も出口へ向かった
出口へ出ると
場地
と、場地が言ってきた
何もしてませんが
凜
そう言うと
場地
と、詰め寄ってきた
千冬
松野は少女漫画の事がバレたくないのか必死に止めている
凜
私はこの松野という忠犬にボロクソに言われてきたので仕返しをすることにした
凜
千冬
松野が必死になにか言おうとしたがそれを無視し
凜
さっきのことを全て話してやった
話終えると同時に
ブフォッwwww
全員が吹き出した
千冬
場地
マイキー
ドラケン
武道
と、みんなゲラゲラ笑っていた
悪美
ちなみにクソ女も笑っていた
凜
今こうやって幸せそうに笑えるのは今のうちだよ
そろそろ本格的に潰さなきゃね
武道
あの後はそれぞれ別れて帰って行った
凜
凜
あいつらの笑顔は全部醜く見える
汚くて
吐きそうなくらい
醜い
コメント
2件
続きありがとうございます😊はなまちにツボってお腹痛いです😂