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店主
ご来店ありがとうございました、思い出屋の店主です。
ユメ
あ、どうも！ユメです！
店主
先日は思い出のご提供誠にありがとうございました。
店主
これよりお約束のお願い事をお聞きします、
それは1週間くらい前の話。
私は「思い出屋」に来店した。
思い出屋は、自分の思い出を買い取ってもらい、それと引き換えに願いを叶えてもらえるというもの。売った思い出は元には戻らない。
ユメ
ユメ
私の願いは…
店主
何でもどうぞ
ユメ
母を助けてください。
私の母はガンになった、
余命半年で、ほぼ助からないと言われる病気みたいで
ユメ
あと半年なんです。お願いします
店主
分かりました、しかしその内容ですと、先日頂いた思い出だけでは足りないようです。
店主
もう少し頂けますか？
ユメ
分かりました、また行きます、
私は特に強い思い出を売った
その方が力が強いみたい
母との思い出も売った
店主
いいんですか????
ユメ
それで母が助かるなら。また改めて思い出を作り直します。
店主
分かりました。それではあとはお任せ下さい。大丈夫ですよ。
ユメ
ありがとうございます！！
それから少し経って嘘のように母は元に戻った。
店主
貴方は、思い出を売って望みを叶えますか？
店主
たとえ、その思い出が消えても叶えたい望みがありますか？
店主
それとも思い出を心に留めて運命に身を任せますか？
貴方はどうしますか？
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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