律
…
僕 は 律
僕 は 捨てられた 。
なんで か 分かんない けど
僕 の 事 が 嫌い なんだって 。
寒いよ お腹も空いた
助けて ほしい 。
樹
あ ー 、かったるい 。
樹
腹減った 〜
律
… ?
人 の 声 が する 。
樹
ねみぃ 〜 、
だんだんこっちにくる
こわい
律
ぅ … 、
樹
うぉ っ 、
樹
は 、? 子供 … ?
全身 に 力 を こめる
殴られても 痛くない ように
背中 を 向けた 。
樹
おい 、お前 大丈夫 かよ
低くて ちょっぴり 掠れた 声 で 僕 に 話しかけてきた 。
律
だれ ですか 、
樹
通りかかった お兄さん っ て とこ ?
通りかかった お兄さん … ? ?
律
なんで 僕 に 話しかけるの
樹
いや 、 心配 だから
律
で 、でも っ 、
樹
とりあえず 、俺ん家 こい
律
え っ 、ちょ っ !
そう 言って お兄さん は 僕 の 手 を 掴んだ 。
樹
ふーん 、捨てられた ねぇ
律
樹さん 居なかったら
律
僕 死んでた かも
樹
はは 、拾って よかった 笑
あれから 樹さん の 家 に 行くまで に 色々 話した 。
この人 の 名前 は 樹 お仕事 は モデル さん
手 が 大きくて なんか 安心 するなぁ 、
樹
ほら 、ついたぞ 。
目の前 には 大きな マンション
律
ここ 、家 ?
樹
おう 、小さくてごめんな 〜
そう 言いながら オートロック を 解除 して 中 に 入って いく 。
小さい とは … 、!!
律
樹さん お金持ち だね
樹
そうか 〜 ??
律
僕 こんな 大きい お家
律
初めて 見た ! 笑
樹
これから は 、ここに 住むんだぞ 笑
樹
迷子 に なんなよ 〜笑笑
律
なりません !!
樹さん は すごいね
この日 から 僕 は 樹さん と 暮らし 始めた 。