・青黒(mrnk)短編です🌙 ・nmmn ・黒さん大好きな白くんがいますが恋愛的な意味ではなく仲間として、相方としての強い愛です ・本日のグッズ紹介実写動画を見ていて思い付いたネタとなっております
グッズ紹介の実写動画。今回で何度目になるだろうか。
水
赤
白
子供組が順調に自分が紹介したいグッズを選んで行く。
桃
白
赤
水
白
わちゃわちゃと子供組が騒ぎ始める。仲良いなぁとほのぼのその様子を眺めた後、俺はグッズを一瞥してから残る年長組の二人へと視線を送った。
桃
俺は正直どれでもいい。と言うかグッズ全部良くて決められないからみんなに先に決めてもらって少しでも選択肢を狭めたい。
青
グッズ全体を見渡したまろは、バッととある一箇所を指差す。
桃
黒
青
まろが青く輝くそのスマホリングを手に取る。
まじでデザイン良いよなぁなんて呑気に思う俺の目の前で、まろが片手であにきの左手を取った。
青
黒
するりと流れるような動作で、まろはあにきの薬指へとリングを通した。
見てるこちらにまでしっかり伝わるくらい、ぶわっと赤くなったあにきの顔。耳まで真っ赤になってしまっている。
かく言う俺も、その不意打ちには思わず照れてしまいそうだった。
青
黒
桃
その甘々な雰囲気に耐え切れず、俺は大声を出した。まろはなんかスイッチ入ってるしあにきは混乱中だし、俺の目の前で何が始まってるんだ!!
青
桃
赤
水
白
子供組まで参戦してくる始末。初兎ちゃんがピクチャータオルをあにきの顔の前で広げ、俺達に見えないようにする。
桃
青
赤
水
青
水
青
ギャイギャイと騒ぎ出す青組の二人。相変わらずやなぁと傍観しながらも、現在進行形でピクチャータオルを掲げている僕。・・・そろそろ悠くんの顔の熱も冷めただろうか。
確かめようとした瞬間、耳に届いたのは小さな声。
黒
白
タオルの向こうにいる彼の顔を、そっと覗き込んだ。
未だ指に入ったままの青く輝くリングを、目を細めて見つめている。
緩んだ口元に、ほんのり赤らむ頬。
・・・ああ、これは。
黒
顔を上げた悠くんとぱちっと目が合い、悠くんが慌てた様に声を上げる。あ、折角直ってきてたのにまた顔真っ赤や。
白
黒
ピクチャータオルで悠くんを包み込む様にしながら、その体を抱き締めた。さっきの彼の言葉も表情も、誰にも教えてやらない!
青
白
青
赤
まろちゃんにすら教えてやらない。さっきの悠くんのことは。
大好きな彼があんなにも幸せそうな笑顔を浮かべてたこと、僕の中だけに閉じ込めてしまおう。
いつか彼が本物のリングをその指に付けたとしても、この距離は変わりやしない。
だって僕らは白黒組やから。優勝な相方やからな!
その後、実写動画撮影にて、色分けペアによるグッズ紹介時の僕の行動に嫉妬したまろちゃんが、撮影後自身のピクチャータオルで悠くんを包んで暫く離れなかったのは、ここだけの秘密である。