幼馴染み兼親友ポジは辛い。
ふぇにくろ
長い時間をともに過ごしてきたからこそだろうか、片方が片方に想いを寄せていても、中々恋は発展しない。
ゆぺ
そして、その結果1番しんどい 気持ちを味わうのは、 想いを寄せている方。
ふぇにくろ
そして、
ゆぺ
俺はその、 しんどい気持ちを味わってる側
ふぇにくろ
こっちの気持ちも考えずに、 "好きな人" の話をしてくるこいつに俺は
ゆぺ
恋をしている。
ふぇにくろ
ゆぺ
青空が広がる快晴の下。 いつもの待ち合わせ場所で 二人集合し、 いつも通りの登校通路を 歩きはじめる。
ゴソゴソ
ゆぺ
ふぇにくろ
ふぇにくろ
ゆぺ
俺より一回りほど大きな手には、 黄色と水色、2色の 星のピンが ぽつんと置かれていた。
ふぇにくろ
ゆぺ
ふぇにくろ
ゆぺ
ゆぺ
ふぇにくろ
ふぇにくろ
ゆぺ
ふぇにくろ
ゆぺ
ふぇにくろ
ポンポン(頭を撫でる)
ゆぺ
ゆぺ
ふぇにくろ
ゆぺ
ふぇにくろ
ゆぺ
ふぇにくろ
ゆぺ
朝、 ふぇにくろからピンを貰い、 しょうない会話をしながら無事に校舎についた。 そして、今は早ながら5時限目。 科目、体育(バスケ)。 今日は特別日課なため、この50分が終われば家に帰れる。 それ考えれば、なるだけやりたくない運動も、少しは頑張れそう。
ふぇにくろ
ゆぺ
ふぇにくろ
ゆぺ
ゆぺ
ふぇにくろ
ゆぺ
ふぇにくろ
モブ
授業終了
ふぇにくろ
ゆぺ
ゆぺ
ふぇにくろ
ゆぺ
ゆぺ
ふぇにくろ
ふぇにくろ
ふぇにくろ
ゆぺ
ふぇにくろ
ゆぺ
ふぇにくろ
ゆぺ
ふぇにくろ
帰りのSHRを終えて 下駄箱へと足を向かわせたのはいいものの、やはりふぇにくろが気になってしまい、結局教室に戻ってきてしまった。 誰ひとりいない、しんとした空間で自分一人、椅子に座る。 あの、"用"というのはきっと、 女の子から放課後呼び出しを受けたのだろう。 憶測だが、そんな気がしてならない。
ゆぺ
今頃、 屋上で女の子は、気持ちを 伝えているのだろうか。 ふぇにくろは、女の子の気持ちに真剣に向き合っているのだろうか。
ゆぺ
自分は、想い人とあんなに近い存在であるのに、 どうしてか、思いを伝えられない。 だから、 羨ましい。 素直に「好きです」って言えるその勇気が_
ゆぺ
ポロポロ
自然と涙が溢れる。 今は、 自分の感情に素直になりたい。
ゆぺ
ふぇにくろ
屋上で女の子から告白を受けた後、 忘れ物に気づき、教室へと駆け込むと、俺の前の席でゆぺがうつ伏せになっていた。 ずっと俺の事待ってたっていう可能性は充分にあった。 確かに、先帰れとは言わなかったし。
ふぇにくろ
ゆぺ
ふぇにくろ
ふぇにくろ
ふぇにくろ
ゆぺ
ふぇにくろ
ゆぺ
ふぇにくろ
ゆぺ
ふぇにくろ
ずっと、それがわざとなのか、 鈍感なだけなのか、 はっきりさせたかったことが一つあった。
ふぇにくろ
ゆぺ
ふぇにくろ
ふぇにくろ
ずっと、ずるい手を使って、ゆペの気持ちを探ろうとしていた。 あわよくば、嫉妬とかしてくれたらいいなって思ってた。 でも、もうやめよう。 こいつにグレーはない。 黒か白しか出さない。 たとえ、今伝えた時点では黒だったとしても、いつか絶対白にさせてみせる。
伝えて後悔はしない。
ゆぺ
ガタッ
ふぇにくろ
ゆぺ
チュ
ゆぺ
ふぇにくろ
ふぇにくろ
ゆぺ
ゆぺ
ふぇにくろ
ゆぺ
ゆぺ
ふぇにくろ
ふぇにくろ
ゆぺ
ゆぺ
ふぇにくろ
ふぇにくろ
ふぇにくろ
ふぇにくろ
ゆぺ
ふぇにくろ
ゆぺ
1.2... 触れ合ったほんの数秒。 窓から差し込む光が二人の影を作りだす。 それはたしかに、、 甘くてとろけそうなものだった
コメント
4件
え待ってすごい時差ですけどすごい好きです、、無事成仏しました。(?)