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ﾄﾝﾄﾝ
愁斗
ひで…大丈夫？
応答が無い
愁斗
…入…るよ？
ｶﾞﾁｬｯ
愁斗
ひで…？
英寿
ｸﾞｽｯ（泣）
ﾄｺﾄｺﾄｺ
愁斗
ｷﾞｭｯ
英寿
…！（泣）
愁斗
大丈夫。傍にいるから
愁斗
泣きたい時は泣いて
愁斗
辛いことは吐き出していいからね
英寿
…（泣）
英寿
愁…斗…ｷﾞｭｯ
ひではしばらく俺の中で泣いた
愁斗
落ち着いた？
英寿
うん…
愁斗
…何かあったのか教えてくれる？
英寿
…
愁斗
でも無理して言わなくていいから
英寿
あのね？
愁斗
…
ひではゆっくり教えてくれた
ふみくんに告白した
でも"他に好きな人がいて，その人と付き合ってるから"と振られた
けど，これからもずっと。俺たちは変わらないままでいような 最後に言われた言葉
失恋がこんなに辛いなんて知らなくて 恋愛なんてしなきゃ良かった と
色んな感情が絡まって泣いてたんだ
そう言った
愁斗
そっか…辛かったね
英寿
でも愁斗のおかげで少し気が楽になった気がする
英寿
ありがとう
愁斗
ううん，俺は何もしてないよ
愁斗
俺で良ければいつでも頼って
英寿
ﾌﾌｯ，頼もしいね
愁斗
（これがきっかけで恋愛とかもうしないのか…な）
愁斗
（結局ひでに気持ちを伝えられないままになっちゃうかも…）
愁斗
（俺，頑張って振り向かせるからさ）
愁斗
（ひで，俺に）
ねぇ"傾いてよ"
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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