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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで

あの日から、毎朝、和也は丈の傷が増えてないかを確認するように… 昼休み。いつものように3人でご飯をたべる

和也

はい、丈の弁当

丈一郎

やったー!いつもありがとう!

❤️

最近はどうなの?

丈一郎

最近はなんか…静かなんだよ家。

和也

なぁ。傷は増えてないしなおってきてるのはわかるけど、少し痩せた?

丈一郎

そう?

❤️

静かになったって…家に親がいない?

丈一郎

まぁ…

和也

は?

❤️

電気や水道、ガスは?

丈一郎

……

❤️

丈、所持金は?

丈一郎

和也

は??

❤️

丈。これ以上は黙ってらんない。

丈一郎

で、でも…

ぴんぽんぱんぽーん 2年○組 ◇◇◇丈一郎、いますぐ職員室へ 繰り返す…

和也

え?呼び出し?

❤️

……

丈一郎

おれ、なんかしたっけ…
とりあえず行ってくる…

そう言って丈は職員室へ…

❤️

なんか、嫌な予感するな…

和也

え?

丈は担任に呼び出され、戻ってきた。

丈一郎

(´Д`)ハァ…

❤️

どしたの?そんな溜息ついて…

丈一郎

いや…

明らかに、暗い顔… なんなら今にも泣きそうなくらい…

❤️

丈?

和也

はなしてみ?なんかいわれたんやろ?

丈一郎

……俺……退学になるって

和也

え?

❤️

なんで?

丈一郎

半年近く、学費滞納状態だって…

和也

え…

❤️

それ、親が払ってないってこと?

丈一郎

うん…

丈一郎

だから…俺…

❤️

俺、ちょっと先生と話してくる…

そう言って俺は担任のもとへ。

❤️

失礼しました。

ガラガラ…

❤️

ふぅ…

先生も、難しいと頭抱えていた。 通報レベルですよと話たが、本人がそれを頑なに拒否していると。 高校生だから、自宅にひとりでも、生活できてれば別にいいのだが…経済的なものが… 通報すれば、おそらく施設行き。 下手すれば転校もありうる… 丈が最近勉強頑張ってるのも先生はちゃんと評価してくれてた。 だから… 通報じゃなく、相談してみようと、提案。 その場で施設長に連絡を入れ、事情を説明した。

放課後、昌都先生と施設長が学校にきて、丈と面談をしてみるとのことだった。

❤️

言ったら、嫌がるかなぁー。

放課後。 俺と丈は、放送で担任から呼び出された。 担任に連れられ、応接室へ。

先生

失礼します…

ほら、入って。

丈一郎

……

❤️

失礼しまーす

俺は丈を引っ張り入った。 入るなり、施設長と昌都先生は、「いつも❤️がお世話になってます」なんて言って、担任と校長も「いえいえこちらこそ…」なんて(笑)

丈一郎

え?❤️の知り合い??

❤️

ん、まぁ…親代わりみたいなもんかな。

施設長と昌都先生が、丈に簡単に挨拶し、面談が始まった…

昌都先生

で、君はこの先どうしたい?

丈一郎

え……とくには…

先生

進学するか就職するかは?
ただ、今のクラスは進学コースでも一番成績がいいクラスだ…それに、せっかく成績も上がってきている…だからもったいない。

施設長

先生。先生の気持ちもわからなくないですし、教師の立場からするとそうでしょうが…
経済的にもなかなか厳しいものではないでしょうか?

先生

そうですが…

施設長

進学する気もないんであれば、たしかに、進学コースにとどまる必要性はないかと。状況的には通報して、児相保護、施設にて生活するのが一番と思います。

丈一郎

………

昌都先生

でも…それを避けたいから、我々に相談があったわけだよね?❤️くん。

丈一郎

え?

❤️

はい…

俺自身も経験してますし。通報されたくない気持ちはすごくわかるし。俺自身も進路決める上でなら仕方ないけど、こんなことで、友達が離れていくのは……嫌だから…できることがあるならやりたくて…

丈一郎

❤️…

施設長

とりあえず。どうするにしても、児相には状況報告はしなくてはなりません。授業料だけでなく、生活もできない状態ですし。

丈一郎

………わかりました。

昌都先生

なにか質問とか言いたいことは?

丈一郎

……あの

昌都先生

ん?

丈一郎

どうせ、授業料も払えないし…
退学になるわけだから、おれ、働いて、自分で生活します…

❤️

丈…

丈一郎

こんな、俺のことで、迷惑かけれないし。
まだ大変な子とかたくさんいるだろうし…だから…

昌都先生

君もだいぶ大変な子だよ?ただ、ラッキーだっただけ。

施設長

君が僕たちに、託してくれるのであれば、できる限りのことはする。
だから、まずは、しっかり、一人で生きて行くためにも、進路をはっきりきめることだね。

丈一郎

……僕でも大学いけるんですか?

施設長

まぁ行けなくはない。

丈一郎

……

昌都先生

その代わり、しっかりとした夢や目標、こうなりたいっていうものがないと簡単にはいかないよ?❤️くんみたいにね

丈一郎

……俺、実は……保育士になりたいんです。

❤️

え?

昌都先生

いいじゃない!

先生

なんで今まで…

丈一郎

どうせ笑われるとおもったから…

❤️

丈。笑うやつは俺が許さないから。

丈一郎

❤️…

昌都先生

君はひとりじゃない。だから、大丈夫。

施設長

私達に、任せてもらえるかね?

丈一郎

はい!宜しくお願い致します。

施設長

転校だけは避けるから。

丈一郎

はい!ありがとうございます。

授業料に関しては、校長先生が、とりあえず保留としてくれた。

先生

丈。お前いい友達もったな。

丈一郎

はい…!

教室に荷物を取りにいくと、そこには和也がいた。 和也は何も聞かないまま、いつものように、丈と帰っていった。

君を幸せにしたい _ー💙❤️編ー

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