風俗嬢に浄霊

今日は仕事で新宿に来ている。 15歳くらいまで数々の霊体験をし、いつの日かぱったり止まった。しかし30歳を迎える手前できっかけは分からないが霊感が戻ってきいる気がする。 ここ新宿は思念の吹き溜まりで (あれ人間？幽霊？)と判断に鈍る奴もいる

仕事が終わったのは終電ギリギリ 小田急線のホームは流石にひともまばらで 車両まるまる貸切状態だった。 仕事の疲れもあり、寝落ちしてしまい、２０分くらいだろうか突然の悪寒で目が覚めた。 目覚めた目線の先、自分の膝と膝の間15センチの隙間に人の足がある、ランバダのような感じて通常の乗客同士ではありえない体勢だ。

黒いストッキング、黒ハイヒール、赤いコート、視線を上にずらそうとしたが、まさかの金縛り。。。 淫乱女か変質者⁈ そいつはうつむいた体勢の僕のつむじあたりを指でなぞり出した。 酔っ払った時のように三半規管が狂ってくる。 「新百合ヶ丘」車内アナウンスが流れて すぐさま扉があいた。 (誰かのってきてくれ)と思ったその時、金縛りが解けた。 目の前にいた女であろう何かは消えていた

視線を声の方に向けると、20才くらいのメガネ、キノコカットの男が立っていた。

貸切状態の車両なのにそいつは僕のとなりに座った。

この男が言うには、単体ではなく、身体中から、無数顔がイボのように張り付いていたらしい。 憶測に過ぎないが人のマイナス思念や 地縛霊、浮遊霊など、複数の思念の集合体の為、除霊やお祓いも難しくて取り憑かれたら最後らしい。

他にも色々な情報を聞いたがそれはまたの時に綴ろうと思う。 最寄りの駅に着いた。

どうやら彼は飲食チェーン店で深夜バイトをしてるらしい。 こいつは、若蔵だが知識もあるし何かの役に立つかもしれない。

年上なのになぜか敬語。。。

悪いやつではなさそうだが、もう少し敬意を しめして欲しいものだ。。。 仕事先の割引クーポンを渡すと彼は去っていった。

数日後

今日は久しぶりにあい嬢の出勤だ。 予約も取れたしあとは夜が更けるのを待つだけ。 時刻は21:00ジャスト　

状況を説明しよう☝️ 時間は3日前に戻る

日中に中島が例の飲食チェーン店でバイトしてる？それにしてもお客様に 「いらっしゃい」はないだろう。

中島の話を両略すると中島は四国出身で 「犬神」の血筋を引いてるらしい。 この一族の男性は長生きできないと言われて いるようで幼少期に関東の親戚に預けられ育てられたらしい。

家族と絶縁する事で何とか災いを回避したいという親心とか。 もちろん、苗字も親戚の名前を引き継ぎ 家族とは連絡すら取っていないとの事。 幼い時の記憶ではっきりではないが、家族との別れ際、一匹の子犬が自分に着いてきたのを覚えてるらしい。現実なのか幻なのか。 時たま、成長した成犬として現れては消えるらしい。

中島も犬神のことはほとんど知らないようだ、調べれば家族を思い出すし、解決策を探してしまうからかもしれない。 20才の誕生日を迎えた時に、とあるロジックを組み合わせると、半径5メートルくらいの光の領域のようなものが見えるようになったという。

中島いわく光の領域の周囲に見える浮遊霊や地縛霊は光を見ただけで退いてしまうとの事、ちなみに領域に入った霊などは、蒸発したように消えてしまうとのこと。 トレンチ女も同じような手順で蒸発させたようだ。なにぶん本人も理解してないので 蒸発、成仏、祓いなのかどうなっていくかは分からないらしい。

これは実験の価値があると思った僕は あい嬢の後ろにいる黒い煙のことを思い出して中島に対処できないかお願いした。

こいつの仕草で僕は悟った

食いつきの感触あり

そして現在に至る

勃起をするとまさかの無能力者。。。

プチッ ツーツーツー

10分経過

二人がバスルームからでてきた

中島は女を知ったせいか、少し大きく見えた。 あそこはというと、タオル越しだが小さくなったと思う。

取り敢えず、信じるかは別としてあい嬢に全て説明をした。

「ぴーぷるるる」スマホのタイマー。。。

あい嬢は目を閉じ別れのキスをせがんだ

キスしてぇ💋けどキスしたら先に進みたくなりから我慢です

@deja _vu108