🎲短編集

彼女に名前を呼ばれた 大好きで愛しい彼女 そんな彼女から…

「別れよう」ただその一言を 告げられた

意味がわからず聞いてみると

答えになっていない返事

必死に彼女を止める こんな彼女も自分も、初めて見る

すると、 彼女の口から…

「わからなくなった」と言う彼女 いったい何がわからないのか、 後の沈黙も何を考えているのか

またもや答えのない返事

いろんな感情が混ざり つい、怒鳴ってしまった

一度口に出したら止まらず、 思っていたことを全部吐き出す

「別れたくない」その一心の俺の瞳に彼女の顔が映る どうして…、そんな苦しそうな顔をするんだ？

俺は君のために…

ないくんと付き合った記念日の 一ヶ月前

初めての記念日 わくわくしていて何かサプライズがしたくなった

いろいろ調べていると…

何か言いかける彼女 その時、

スマホのサイトに 【オリジナルリング】とあった

「絶対にプレゼントしたい」 そう思った

最近彼女とあまり話せていない そう思っていると…

ﾌﾟﾙﾙﾙ

こんなときに！ と思いながら電話に出ると、

「指輪が完成した」と 嬉しくて飛び上がりそうだった でも彼女にバレたらサプライズではなくなってしまう

彼女を喜ばせるためだ サプライズ絶対成功させてやる！

そう…、思っていたのに、

君への“愛”が伝わらない