⚠ 夢小説⚠ 研日 幼なじみパロ
翔陽との関係はずっと良かった。 翔陽に1番ふさわしいのは俺だと思ってた
あの時、黒髪の幼なじみが来るまでは
あの日は暖かった、太陽が日向を生み出して 日陰で翔陽を待っていた。
研磨
翔陽、早く来ないかな…。
おーい! 研磨!!
ここ数日で聞きなれた、明るい声。 紛れもない、翔陽の声だ。
研磨
翔陽!
研磨
………翔陽? 誰その子??
日向
その子? あぁ! 言ってなかったな!
?
はじめまして。
黒尾
俺、黒尾鉄朗。 よろしくな!
日向
俺と同じで引っ越してきたんだって!
研磨
………そう。
黒尾
ねぇ翔陽、この人の名前って…?
日向
ん? 研磨の事か?
研磨
あぁ、自己紹介してなかった?
研磨
孤爪研磨、よろしく。
黒尾
…よろしく?
日向
なんでそんな話し方なの!?
黒尾
俺、こういった人と話した事なくて…
日向
まぁ、研磨は面白いし、すぐ慣れるって!
黒尾
それもそうだな、なら遊ぼうぜ!
日向
おぉ〜!!
研磨
…うん。
この時から心のモヤモヤが生まれている。 今思うとここが始まりだろう、
ただ、この頃はまだ余裕があった。 まだ翔陽の1番だったから。
幼稚園の頃は勘違いだと思ってた。 ただ、その勘違いは小学生で決定になった、
?
ねぇ日向、黒尾、放課後遊ぼう!
日向
おっけ〜!
黒尾
家に帰ってからでいい?
?
なら1番最後に来た人、罰ゲームな!
日向
場所はいつもの?
?
でいいと思う!
日向
了解!
この時から気づいてた、 翔陽、クロは根本から俺と違う。
小学生になってから、2人共新しい友達が出来て 明らかにキラキラしてる。
対して、俺はどうだ?
人と会話出来ない。 友達もいない。
研磨
あれ? 俺と2人って釣り合わないの……?
誰もいないはずの教室なのに、声が聞こえた気がする。
研磨
いや、なら翔陽は俺と一緒に登校しないはず。
研磨
クロも一緒に遊んでくれてる。
研磨
気の所為…気の所為だ、、、 気の所為だ。
研磨
………帰ろう。
この時はまだ大丈夫だった。 危うかったけど、翔陽が居てくれたから。
この頃になると翔陽に対する好意に俺も理解してた。
翔陽がいてくれる。 それだけで幸せだった。
ただ、それも中学で終わりだった。