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鳴狐

…………

お供の狐

皆様おはようございます!

柘榴

おはよう!

柘榴

骨喰藤四郎

朝から元気だな、主は

柘榴

もちろん、元気が取り柄だから!

こんなに話していて騒がしいのに他の子達はまったく起きる気配がなかった。そう思いながら、寝ている子達を見れば幸せそうに眠っていた。

薬研藤四郎

コイツらを起こすのは大変だぞ、大将。ってことで任せたぜ

そう言って、薬研は部屋を出て言ってしまった。

柘榴

え?任せたって何事?

一期一振

主…私も、朝食の手伝いがあるので…弟達をよろしくお願いします…

そう言いながら申し訳なさそうな表情を浮かべ、部屋を出て言ってしまった。

柘榴

薬研……さては逃げたな…

鳴狐

…………

お供の狐

そろーっと……静かに……

私が考えている間に、鳴狐が忍び足で部屋から出ようとしているのを見つけた。

柘榴

鳴狐?どこに行くの?

私の声にビクッと肩を揺らした。

鳴狐

……厠

そう一言告げれば逃げるように部屋を出て行ってしまった。

柘榴

はぁ……

骨喰藤四郎

…起こすの手伝う

骨喰藤四郎

なかなか起きないから、厄介だが頑張ろう

柘榴

うん!骨喰、愛してる!

骨喰藤四郎

……俺も

柘榴

……ん?

待って、今デレなかった?俺もって言ったよね?幻聴じゃないよね?

骨喰藤四郎

俺も主の事は嫌いじゃない

柘榴

……えっ、好きなの!?

骨喰藤四郎

…嫌いじゃないってだけだ

柘榴

れって好きってことだよね?最初出会った時もさ、好きだっ!って言ってくれたもんね!

骨喰藤四郎

あれは好きだ、じゃなくて……突きだって言ったんだが

柘榴

そんなに照れないでよ、骨喰…可愛いなぁ、本当に!

骨喰藤四郎

……あんまりうるさいと襲う

柘榴

ごめんなさい!

骨喰が襲うとか言ってきたんだけど!?ちょっと待って、骨喰も肉食化してきてない?そろそろ私の身も危険かも……いつ襲われるか……。そんなことを思いながら、骨喰と一緒に皆を起こしていった。

〜 数分後 〜

鯰尾藤四郎

おはようございます!朝から主の顔を見れるなんて、すごく嬉しいです!

鯰尾はアホ毛をぴょんぴょんさせながら嬉しそうにこちらを見てくる。そのアホ毛どうなってるの?もしかして悲しいと萎んだり……。短刀達もなんとか起こしたが……骨喰は結局見ていただけだった。

柘榴

骨喰、手伝うって言ってくれたよね?

骨喰藤四郎

知らない。主がうるさいから手伝うの止めた

さっきの会話で照れからなのか拗ねてしまった骨喰。

柘榴

さっきはごめんって!可愛いよ骨喰…よしよし

とりあえず謝りながら骨喰のサラサラな髪をわしゃわしゃと撫でた。本当に触り心地良いな……。

骨喰藤四郎

っ…触るなっ

頬を赤らめながらプイっとそっぽを向いてしまった骨喰。恥ずかしがり屋さんなのね……可愛い。すると、五虎退がキョロキョロしながら口を開いた。

五虎退

あれ、虎くんが1匹いません……

柘榴

虎?

確かに昨日は5匹居たはずなのに…4匹しかいない。脱走したの?虎が脱走とかやばくない?

平野藤四郎

きっと脱走したんですかね…

五虎退

また他の方に迷惑をかけてないといいんですが……

心配したように俯いた五虎退。私は五虎退の近くまで行けば優しく撫でた。

柘榴

朝ご飯食べたら一緒に探そうか!

五虎退

え、いいんですか……?

柘榴

もちろん!ってことで、まずは皆で朝食食べに行こうよ!

五虎退

はい…!ありがとうございます…!

五虎退は嬉しそうに微笑んだ。そして朝食を食べるために皆で広間へと向かった。

柘榴

お腹すいた~…って、なんか騒がしくない?

粟田口の脇差と短刀を引き連れて広間へと来れば、何だか騒がしかった。

厚藤四郎

なんだ?

粟田口のみんなと共に、そっと広間の中を覗けば皆わたわたしながら駆けずり回っていた。朝ごはん食べるのに、走り回ってる…?何かを捕まえようとしてるような……。

蜻蛉切

そっちに行ったぞ!

日本号

うわっ、チョロチョロし過ぎて手がつけらんねぇ…!

物吉貞宗

あ!御手杵さん!そっちに行きました!

御手杵

よし、今度こそ……!う、うわぁあ!

何かを捕まえようとすれば、テーブルに足を引っ掛け派手に転んでしまった御手杵。

柘榴

うわぁー……痛そー……

後藤藤四郎

おいおい、人ごとかよ大将

鯰尾藤四郎

鬼ごっこでもしてるんですかね?

柘榴

え、あのメンバーで鬼ごっこ…?いやいや、ないでしょ……

朝ごはん食べる場で鬼ごっこするような…感じではないと思うんだけど…

獅子王

くっそ…なんであんなにすばしっこいんだよ!

燭台切光忠

ん?何をしているんだい?朝食の時間だよ?

光忠が黒いオーラ出してるよ……。怖っ。

物吉貞宗

あ……すみません燭台切さん

御手杵

いってぇ…あ、虎が……!

御手杵が転んでる隙に私達が居る入口の方へと、虎がこちらに走ってきた。虎を見ていれば、五虎退の足元で止まった。

柘榴

あ、虎…!

前田藤四郎

探す前に見つかって良かったです

五虎退

あぁ…虎くん…逃げちゃダメじゃないですか……

足元にきた虎を抱きあげれば、五虎退は虎に言い聞かせている。なんて可愛い光景なんだろうか……。

柘榴

五虎退、虎くん見つかって良かったね?

五虎退

は、はい……!ありがとうございました…それと皆さん…迷惑かけてごめんなさい…

五虎退は虎を抱えたまま、広間にいる皆に頭を下げて謝れば皆はやれやれと言ったような顔をしていたが怒ることは無かった。

燭台切光忠

さあ、問題も解決した事だし…朝食にしようか

そう言って、光忠は朝から立派な和食をテーブルに並べていく。

柘榴

美味しそう…じゃあみんな座ろっか!

四天王が突然ブラック本丸の審神者をやることになりました

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続きを楽しみに待っています 体調に気をつけて頑張ってください

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