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「心の拠り所_」 なんか続く気がしませんこれ((
白さん主人公・年齢操作あり。 ちょっと危なげな感じの おに ~ さん(オリキャラ)が出てきます((
そして、とあるメンバーさんが クズ気味になっております、、((
おめがばーすパロです🙏 今回は要素ないんですけどね((
それを踏まえてどーぞ!
高校終わり。 皆、机に広がったノートや 筆箱をいそいそと片付け、 部活やバイトなどへと向かう。
人間関係に苦手意識がある僕は、 部活には入っていない為、鞄を 持ち、1人帰ろうとした。
…のだが
🐇
廊下に出たところで、 窓を見てそう呟く。
窓へと打ちつける大粒の雨。 …けっこー降ってるやん、、
今日に限って寝坊し、朝急いで 支度をした為、天気予報を全く 見ていなかった。
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…つまり、僕は傘を持っていない。((
🐇
とりあえず昇降口へ向かい、傘を 貸してくれる人はいないだろうか、 と辺りを見回しながら靴を履く。 …が、先程も言った通り、僕は 人間関係に苦手意識がある為、 あまり人と積極的に関わらない。
つまりどういうことかと言うと…
友達が極端に少ない。((
🐇
と思い、辺りを見回すと…
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昇降口から出てくる僕の恋人、 悠くんの姿を見つけた。
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彼は傘立てから自分の傘を 取ってきて広げた。 僕も入れてもらおう、と思い 声をかける。
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…が、雨音で聞こえなかったのか、 聞こえた上で無視されているのか、 振り向こうともしなかった。
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それどころか、まるで僕の ことが見えていないかのように、 目の前を素通りしていく悠くん。
そして、一度もこちらを見ること なく、近くの角を曲がって行った。
🐇
悠くんのいた方に少し出した 手を、ぎこちなくしまった。
最近の悠くんは、 どうもおかしい。
LINEは既読無視だし、Xも インスタもブロックされていて、 更に、話しかけても無視。 良くても超塩対応。
🐇
やってはいけないことだとは 分かっているが、どうしても 気になり、僕は悠くんの 後を追いかけた。
角を曲がってすぐにある 電柱の影から見ている僕。
そこで、僕が見たものとは_
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2人は、相合傘をしていた。 それも…悠くんの傘で。
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そう言って、悠くんに 抱きつくないちゃん。
生憎、悠くんの傘はビニール傘 なので、見たくなくても、 目を逸らさずにいる為か、 見えてしまう。
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というか、ないちゃんもまだ まろちゃんと付き合ってたはず……
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悠くんが、キスをした。 …ないちゃんの唇に。 その光景に、思わず声が漏れる。
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焦ってはいるようだが、 満更でもなさそうな顔。
今の言い方から察する限り、まだ ないちゃんはまろちゃんと 付き合っているのだろう。
僕はその瞬間、これ以上 見ていられなくなって その場に座り込んだ。 雨に濡れてしまうなんてこと、 考えてる場合じゃなかった。
ただ、夢であってほしいと 強く強く願った。
ただの悪夢だと、自分に 言い聞かせた。
…でも、僕がつい先程 目の当たりにしたものが 現実であり、事実なのだ。
どんなに目を逸らしても、 事実からは逃れられない。 いずれ現実を突きつけられる時が来る。
僕とまろちゃんが、悠くんと ないちゃんにそれぞれ注いだ 愛を、抱いていた気持ちを、 返してほしかった。
2人が作り上げた愛を、 ぶち壊して、グチャグチャに してやりたかった。
悠くんの隣にいるのは、恋人で あるはずの僕ではなくないちゃん。
悠くんがないちゃんに向ける、 その誰かを愛している瞳を、 僕は数ヶ月ぶりに見た。
悠くんがないちゃんに見せる その笑顔も、もう僕が何ヶ月も 見ていないもの。
いつからか、僕には くれなくなったキスも、 ないちゃんにはしている。
愛おしげに誰かを見つめる瞳も、 笑顔も、キスも、恋人である はずの僕ではなく、 ないちゃんに向けられている。
今日、やっと理解した。
もう悠くんは、僕に 飽きてしまったんだということを。
僕は、もうじきに捨てられて しまうということを。
悠くんの目に、とっくに僕は 映っていないということを。
🤪
🐇
聞き慣れた声が降ってきて顔を 上げれば、険しい顔をした まろちゃんだった。
いつもながらの無表情ではあるが、 強い怒りの色が感じ取れた。
🤪
🤪
🐇
と言って笑ってみせるが、 目元も口元も全く笑っていない。 というかむしろ、さっきよりも 怒っているように見える。
🤪
🤪
まろちゃんが、一段と低い、 強い怒りと憎悪を含んだ声で そう呟くのが聞こえた。
その一言が、やたらと耳に 残ったのは何故だろうか。
🐇
心の奥に渦巻くのは、まろちゃんに 似た負の感情ばかり。 悲しくて、悔しくて、苦しくて。 今見た出来事を、必死に 忘れようとしたけれど、やっぱり 考えずにはいられなかった。
僕はただ、突きつけられている 逃げられない現実から逃げようと、 そこから走り去った。
🐇
僕はただ、がむしゃらに走り、 気づけば駅の前だった。
目の前にあったベンチに ヘタッ、と座り込む。
雨にどれだけ打たれようと、 周りの人たちに変な目で 見られようと、転んで、 傷だらけ、泥だらけになろうと、 どうでも良かった。
ただ、逃げたかった。
あれは悪い夢だと自分に 言い聞かせながらも、 悠くんへの想いを断ち切ろうと、 さっきの光景をリピートしたり、 悠くんの悪いところを 探したりを繰り返していた。
🐇
泥が跳ねて汚れた、制服の ズボンの裾が目に入り、 そう呟く。
僕が悠くんに注いだ愛情も何も かも、全て無駄になってしまった。
ないちゃんのせいで。
ないちゃんさえいなければ、 悠くんを取られること なんてなかったのに…と 憎しみを抱く。が…
悠くんとの思い出も、愛も何もかも、ないちゃんと悠くんの関係によって 穢れた、汚された。
その事実すら醜く思えてくる。
🐇
頬を、生暖かい水滴が伝う。
それが自分の涙だと理解 するまでに、何秒かかった だろうか。
ふと顔を上げ、目に入った 駅前の時計を見て思い出す。
🐇
僕が12歳の時…つまり5年前に 父親が家を出て行ってから、僕ら の母親はシングルマザーとして、 僕と弟2人の、息子3人をしっかりと 育てようと必死で働いてくれている。
だが、その為中々家に いることができず、僕が 高校生になってからは ほとんど帰ってくることが なくなっていた。 だから、僕が一人暮らしを していた家に、弟2人も 一緒に住むことになった。
りうらはまだ5歳、 いむくんもまだ10歳。 長男である僕がしっかり しないとなのに……
🐇
そう呟いて乱暴に涙を拭い、 フラフラと立ち上がる。
…が、何歩か歩くと、何故だか 足が止まってしまう。
🐇
仕方なく、近くのコンビニ の前で腰を下ろし、 体育座りのような姿勢で、 両腕に顔を埋めて うずくまる。
こうしていると、雨の音が 耳によく響くな……
と思い、徐々に強くなる 雨に打たれていると…
…何故か、雨に打たれなくなる。 まるで僕の上に、雨を遮る 何かがあるかのように_
…少し顔を上げると、雨に 濡れた黒い革靴が目に入り、 僕は驚いて上を向く。
銀髪にオッドアイの、男の僕 でも見惚れてしまうほど綺麗な 顔が、僕の隣にしゃがんで、心配 そうにこちらを覗き込んでいる。
🐇
あまりに驚いたため、奇声を 発しながら後退りすると…
と言い、少し申し訳なさそうに 苦笑いを浮かべる、同い年くらいの青年。
彼の長い腕が、僕に 真っ黒な傘を差し出していた。
🐇
少しキリが悪いですが、 今回はここまで……
疲れました!((
あのみどりのおに ~ さんは 誰なんでしょうねぇ…?((