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「大切なものは、失ってようやくその大切さを理解する。」
偉い大人はよくそうやって言う
それが事実だと最近、ようやく理解した
普段、隣で笑っていたあの人がいきなりいなくなるなんて
人はよく落し物をする
その「落とすもの」は成績や地位だけじゃない。
ルイ
ルイ
ラル
ラル
俺の名前は霧谷ルイ、中学2年生。
隣で俺と嘆いてる金髪が親友の和泉ラル
俺らは基本2人で行動してることが多い
ルイ
ラル
ルイ
俺はポケットにあった生徒手帳を取り出してその場に捨てた
ラル
ラル
ルイ
ラル
ルイ
ラル
ルイ
ルイ
ラル
ルイ
ラル
ルイ
ラル
ラル
ルイ
ルイ
ラル
ルイ
ルイ
ラル
ラル
ルイ
ルイ
ラル
ルイ
ラル
ラル
ルイ
他愛のない女々しい会話をしてると親友が何かを見つめているのを俺は黙認した。
ルイ
ラル
2人しかいない屋上で予鈴のチャイムが鳴り響く
ルイ
ラル
夕方
ラル
ラル
ラル
どんどん先に歩いてることに気づいたラルは俺の方を振り向いた
ラル
ルイ
ルイ
ラル
ルイ
ラル
ルイ
ラル
ラル
ルイ
ルイ
ラル
ラル
ルイ
ラル
ルイ
ルイ
ラル
ラル
ルイ
ルイ
ラル
ルイ
ラル
ラル
ルイ
ラル
ラル
ラル
アル
アル
こいつは俺の兄貴、三国アル。
ひとつ上の兄がなぜかここにいたのだ
アル
ラル
アル
ラル
アル
ラル
アル
ラル
ラル
アル
アル
ラル
ルイ
俺が勢いよく音楽室の扉を開けると驚くものが目に入った
ルイ
そう、一人の女子生徒が机に突っ伏して寝ていたのだ
眠ってる生徒を見て俺の心の中は暖かくなった
気持ちよりも言葉の方が先走り、一言可愛いと漏らしてしまう
ルイ
ルイ
夕日が照らす青髪をした女子生徒に俺は見とれていると
ルイ
ルイ
ルイ
ルイ
ルイ
ユウ
ユウ
いきなり自己紹介をし始めた神代先輩の笑顔は夕日のように眩しくて、花のように綺麗だった
ルイ
ユウ
ルイ
ユウ
ルイ
神代先輩は俺の腕をひっぱって音楽室を後にした
ユウ
ルイ
ユウ
ルイ
ユウ
先輩は俺の腕を引っ張ってたことに気づいて慌てて手を離す
ユウ
ユウ
ルイ
ルイ
ユウ
ユウ
先輩は頭を抱え、思い悩んだ顔をし始めた
ルイ
ルイ
ラル
ユウ
ユウ
アル
アル
ユウ
アル
アル
アル
ユウ
ユウ
アル
ユウ
アル
ユウ
ユウ
ラル
ユウ
ユウ
アル
アル
ルイ
ラル
ルイ
俺とラルはそこから走り出した
俺らが落し物ボックスまでたどり着くとちゃんと俺の生徒手帳が置いてあった
ルイ
ユウ
ラル
ルイ
確認すると中には1000円が入ってた
ルイ
ラル
ルイ
アル
ユウ
ルイ
アル
ユウ
ラル
ルイ
ラル
ラル
ラル
頭の中がぐるぐるする
さっきから音楽室での神代先輩や男の先輩に言い返してまで俺の生徒手帳を探してくれた先輩の顔が何度も頭の中に流れてくる
ラル
ルイ
俺はどうやらこの日、生徒手帳以外にも落し物をしてしまったらしい。
その落し物にいつ気づくのかそれはまだわからない。