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第五話 継子

鬼殺隊本部

瑠璃

…ん、

瑠璃

ここは…?

どうやら、彼女は鬼ではないようだね

瑠璃

えっ?

実弥

お言葉ですが、それは分かりません

実弥

日光を克服した鬼かも知れません

しのぶ

不死川さん

しのぶ

不死川さん

実弥

…んだよ胡蝶

しのぶ

起きたみたいですよ、女の子

瑠璃

えっと…

しのぶ

こんにちは

しのぶ

私は胡蝶しのぶ

しのぶ

あなたは?

瑠璃

わ、たしは、

瑠璃

空瑠璃…です

しのぶ

瑠璃さんですね

しのぶ

今はお話できますか?

瑠璃

はい…

瑠璃

…?

しのぶ

不死川さん、彼女のどこが鬼なのでしょう?

実弥

俺はこの目で見たんだ!

お館様

実弥

実弥

…っ

お館様

実弥が言いたいことは分かるよ

お館様

ただ、今は彼女に話をさせてあげよう?

しのぶ

瑠璃さん

しのぶ

あなたは、どこに住んでいるか、分かりますか?

瑠璃

…○○。

しのぶ

では、『鬼舞辻無惨』と言ってください

瑠璃

はい

実弥

(鬼なら、呪いが発動する…)

瑠璃

きぶつじむざん

しのぶ

実弥

お館様

大丈夫みたいだね

しのぶ

そもそも、鬼だったとしても、

しのぶ

鬼舞辻の呪いから外れている時点で、

しのぶ

安全圏でしょう

お館様

しのぶ

しのぶ

はい

お館様

瑠璃の怪我が酷いから、

お館様

処置してくれるかい?

しのぶ

御意

しのぶ

『(手を叩く音)👏』

お呼びでしょうか?

しのぶ

この、青い目の女の子を、蝶屋敷まで

かしこまりました

瑠璃

え?

瑠璃

え??

ブォンᕦ(ò_óˇ)ᕤ=3=3=3

瑠璃たちが去った後

お館様

実弥の話が本当なら、

お館様

あの子は短時間で、

お館様

人間から鬼、鬼から人間に変わったということになるね

しのぶ

それについても、こちらで詳しく調べてみます

お館様

頼んだよ

お館様

実弥

お館様

君も、瑠璃を見ていなさい

実弥

(んで俺が…)御意

蝶屋敷 療養室

しのぶ

そんなに堅苦しくならないで

瑠璃

はいっ

しのぶ

ごめんなさいね

しのぶ

でも、ありがとう

しのぶ

協力してくれて

瑠璃

いえっ、

瑠璃

血を抜く痛みより、

瑠璃

昨日の痛みの方が全然痛いですから!

しのぶ

ふふっ、強いわね

しのぶ

では、覚えている範囲で、

しのぶ

昨日のことを教えてもらえるかしら?

瑠璃

はい…

瑠璃

かくかく………で、しかじか……で…

しのぶ

なるほど…

しのぶ

では、家に代々伝わる、

藤の花の煮物

しのぶ

を食べたら、人を食べる欲がなくなったのですね

瑠璃

はい…

瑠璃

多分、正確には、体の重みが抜けたんだと思います

しのぶ

その藤の花の煮物の歴史について、

しのぶ

ご存知ありますか?

瑠璃

いえ

瑠璃

でも、大昔、遠い親戚に聞いた

瑠璃

ということを聞きました

しのぶ

藤の花、煮物、親戚…

しのぶ

空家…

しのぶ

もしかして…

瑠璃

そのあとは、本当にあっという間だった

わたしが、産屋敷家の超遠戚で、

鬼対策の煮物の秘伝を受け継いでいたこと

鬼殺隊という組織の本部で聞いた

瑠璃

(まさかあの煮物がそんなすごいものだったなんて…)

しのぶさんが言うには、

しのぶ

常日頃から藤の花の煮物を食べていたから、

しのぶ

鬼になりかけても、

しのぶ

人間に戻れたのではないでしょうか?

そして、わたしの判断、

『鬼舞辻』という奴の血が、

体内に巡る前に、煮物を食べたこと

これが、鬼から逃れた決定打だったらしい

瑠璃

(お母さんがいつも言ってた)

瑠璃

(大変になった時は、煮物を食べなさい)

瑠璃

(あれは、こう言うことだったんだね)

ありがとう お母さん

瑠璃

(これからわたし、どうしよう)

瑠璃

(いや、やる)

瑠璃

(やってやる)

蝶屋敷 診察室

しのぶ

じゃあ、本当にやるのですね?

瑠璃

はい

瑠璃

わたしは、

家族の仇を討ちます

しのぶ

でしたら、いい人を紹介します

しのぶ

私は、カナヲを育てるので

しのぶ

結構大変なので

瑠璃

分かりました

蝶屋敷 縁側

実弥

だからって、んで俺なんだよ

しのぶ

ですが、彼女も言っていますよ?

しのぶ

「風の呼吸に興味がある」って

🌙空瑠璃

途中に出てきてごめんなさい!
瑠璃は今、蝶屋敷の庭で、木登りしてます!

しのぶ

彼女の身体能力は、私を遥かに上回っています

しのぶ

カナヲとほぼ互角と言っていいでしょう

しのぶ

鍛錬せずに、あの状態なんです

実弥

お前じゃだめなのかよ、胡蝶

しのぶ

私は、自分の継子でいっぱいいっぱいですから ^ - ^ニッコリ

実弥

…チッ

しのぶ

お館様にも話は通してあります

しのぶ

お館様も、不死川さんにお願いされているんですよ?

実弥

…わーったよ

実弥

おい、空!

瑠璃

あ、はい!

瑠璃



 |
ピョン
(降)

実弥

継子にしてやる

実弥

明日から死ぬ気でやれ

実弥

場所は、お前の住んでたとこだ

実弥

生半可な気持ちでやってると、

実弥

死ぬからな

瑠璃

っ!

瑠璃

はいっ!

こうして、わたしの約五ヶ月間の、

厳しい鍛錬が始まった

第五話 継子 END

空の下、目指す平和

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