翌朝
千凪
玄弥
千凪
少し強かった 鬼を倒した後だからか2人の身体は 肩に岩を乗せられた様に 重かった。
千凪
玄弥
千凪
千凪
玄弥
玄弥がそう聞いた途端
フラ~~~・・・
玄弥
千凪が突然倒れてしまった。
玄弥
玄弥がそう呼びかけるも 千凪からの応答はない。
玄弥
玄弥
隊士が街に出ると言えば 休暇の時か任務時。
だが玄弥は少しでも休みがあれば 岩柱邸で滝行や岩を動かすなど ただひたすら鍛練だ。
街の事なんて興味がないし 行きたいとも思わなかった。
その為、医者のいる場所や 薬屋の場所さえも分からなかった。
玄弥
玄弥は千凪を抱えて 蝶屋敷に向かって行った。
ズキンッ
千凪
千凪
千凪
千凪が目を開けると 目の前には顔に大きく傷が横走っている 男がいた。
玄弥
そう玄弥が安堵した瞬間、
千凪が思いもよらない言葉を発した。
千凪
玄弥
千凪は玄弥の顔を見て 少し苦しそうにそう言った。
しのぶ
しのぶ
病室の入り口にはいつの間にか しのぶが立っていた。
玄弥
千凪
しのぶ
しのぶが真剣な表情で 千凪に問う。
千凪
千凪
玄弥
何故か千凪はしのぶのことを 覚えていた。
その事に玄弥は戸惑った。
何故自分を覚えていないのか。
何故自分だけを
小さな頃から知っていた自分を。
悔しかったのだ。
その後もしのぶは質問をする。
しのぶ
千凪
しのぶ
千凪
千凪は柱や他の隊士のことも 覚えていた。
だが何故か玄弥のことだけを 覚えていなかった。
千凪
千凪も玄弥を見て懐かしい感じはしている。 だが思い出せない分からない。
そしてしのぶは玄弥を千凪のいない 部屋に移動させ、話をした。
しのぶも分からなかったが こう言う。
しのぶ
しのぶ
しのぶ
しのぶ
しのぶ
しのぶ
しのぶ
しのぶ
玄弥は唇を噛み締めるしか無かった。
しのぶ
しのぶ
玄弥
しのぶ
しのぶ
しのぶ
玄弥
玄弥
玄弥
玄弥
しのぶ
そんな会話が扉の前にいる 千凪には聞こえた。
千凪
千凪
千凪
千凪はそう思った後、 扉から離れて自分がいた 病室に戻って行った。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!