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甲斐 俊哉 (先生)
威圧的だもんな～あの先生
甲斐 俊哉 (先生)
生徒指導向いてなくね？
沖田 みらい
私…
沖田 みらい
歩みたいな男の子を
知ってるだけに
知ってるだけに
沖田 みらい
ああいうこと聞くとこっちが
泣きそうになります…
泣きそうになります…
沖田 みらい
…芹沢くんだって
何か悩みを抱えてる
のかもしれないのに…
何か悩みを抱えてる
のかもしれないのに…
沖田 みらい
でもそれも
余計なお節介ですよね
余計なお節介ですよね
沖田 みらい
なんかいろいろ
やってしまった…
やってしまった…
沖田 みらい
呼び出しをされた立場で…
ポン
甲斐 俊哉 (先生)
大丈夫
甲斐 俊哉 (先生)
沖田は何も悪くない
甲斐 俊哉 (先生)
さっきはすげぇ
かっこよかったよ
かっこよかったよ
甲斐 俊哉 (先生)
後のことは俺がちゃんと
フォローしとくから
フォローしとくから
甲斐 俊哉 (先生)
気にしなくていい
普段はいい加減でも
先生はこういう時 ちゃんと「先生」だ
甲斐 俊哉 (先生)
結局泣くのかよ(笑)
やっぱり私
先生のこと好きだな…
帰り道にて
占い師
あらこんにちは
占い師
嬉しい
来てくれたんですね
来てくれたんですね
沖田 みらい
はい…
沖田 みらい
(だって相手が相手だし)
沖田 みらい
(こんなの身近な人には
相談できないよ💧)
相談できないよ💧)
占い師
まずあなたの性格だけど
占い師
母性が強くて
年齢の割に
年齢の割に
占い師
達観しているところが
あるわね
あるわね
占い師
世話焼きで子ども好き
占い師
あ、たくさんの子どもと
遊ぶこと多いでしょ
遊ぶこと多いでしょ
ドキ
沖田 みらい
な、なんで
分かるんですか！？
分かるんですか！？
沖田 みらい
この間も予言みたいなの
されて当たってたし
されて当たってたし
占い師
クス
占い師
私、霊視ができるから
占い師
でもあの日
占い師
あなたに声を
かけたのは特別
かけたのは特別
占い師
実はあなたあの日に
占い師
運命の人と言葉を
交わしてるはずなのよ
交わしてるはずなのよ
…運命の人…って
どういう意味？
あの日言葉を交わした 異性なんて限られて…
占い師
あなたはこれから
3人の男性と
3人の男性と
占い師
仲を深めていくと
思います
思います
占い師
とても身近なね
ドキ
沖田 みらい
え！3人！？
占い師
すでに思い当たる節が
あるんじゃない？
あるんじゃない？
占い師
頭によぎった時点で
占い師
もうあなたの中には
潜在しているということよ
潜在しているということよ
占い師
そしてあなたは将来
占い師
そのいずれかの
男性を選ぶことになる
男性を選ぶことになる
占い師
結婚相手としてね
次の日登校にて
沖田 みらい
はぁ…
沖田 みらい
(先生のこと
相談するつもりだったのに)
相談するつもりだったのに)
沖田 みらい
(それどころじゃなかった)
申し訳ないけど とても信じる気にはなれないな
今までそういうことに 一切縁がなかったのに
いきなり3人の男性なんて…
百瀬 歩
おはよみらい
百瀬 歩
早くしないと遅れるよ
沖田 みらい
歩！
沖田 みらい
制服だ
沖田 みらい
あ、そっか
今日からテストだっけ
今日からテストだっけ
沖田 みらい
頑張ってね…
ぎゅ
ドキ
百瀬 歩
途中まで一緒に行こ
沖田 みらい
う、うん
沖田 みらい
(ん？どうして
手握ってきたんだろ？)
手握ってきたんだろ？)
学校にて
沖田 みらい
(今朝の歩は
なんだったんだろう)
なんだったんだろう)
沖田 みらい
(わざわざ待ってるのも
珍しいし)
珍しいし)
沖田 みらい
(久しぶりの登校だったから
やっぱり不安もあったのかな)
やっぱり不安もあったのかな)
ポン
甲斐 俊哉 (先生)
おはよ
沖田 みらい
あ、先生
沖田 みらい
おはようございます
甲斐 俊哉 (先生)
今日もその髪型
可愛いな
可愛いな
タッタッタッ
沖田 みらい
(へ！？)
沖田 みらい
(な、なにそれ)
沖田 みらい
(そんなの初めて言われた)
トン
芹沢 章臣
ちす
ドキン
沖田 みらい
え、あ、…ハヨ…
芹沢 章臣
なぁあんたさ
芹沢 章臣
名前なんていうの？
この時の私は
こんなのただの偶然に すぎないと思っていた
けれど彼らは
本当に私にとって 大切な存在になっていく
彼が運命の相手だということを
まだ誰も知らない
続く…
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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