雪奈
なん...で
雪奈
なんで雷刀兄と離れて暮らさなきゃならないの!?
雷刀
そうだよ!!!
その理由を父はこう言った
雪奈と雷刀が
村の子供をいじめている
そういう話を聞いたからだ
雷刀
......はっ?
雪奈
私達そんな事やってないよ!?
いや、言ってたんだ
その子の親から聞いた
雷刀
いじめてたのは俺らじゃなくてそいつらだ!!
雪奈
信じてよ!
お前らは信用出来ん!!
そう、残酷な事を言われた
雷刀
....ふざけんなよ..
そう雷刀が放った言葉も虚しく
私達は別に暮らす事になったのだ
雷刀
本当にひでぇ話だよな
雪奈
実の子供を信用しないで、それで最後は無理やり話すとか
雪奈
無茶苦茶だったよね
雪奈
それから私と雷刀兄はずっと会えなかったよね
雷刀
あぁ
雪奈
その間に色々あったの
雪奈
聞いてくれるよね?
雷刀
話せ
雪奈
ありがと!
雪奈
それじゃ、話すね
雪奈
.........
その後、私は知らない人に引き取られた
私は最初は警戒していた
この人はきっと私に酷い事をするんだって
そう思った
だけど
義理母
ここが新しい貴方の家よ
雪奈
...........
凄く凄く大きな家だった
クリーム色の色をしている大きな家
義理母
さぁ中へ入りましょうか
雪奈
..........
そう言わ中に入れられた
義理母
ここが貴方のお部屋よ
雪奈
っ......!?
私はびっくりした
今まで自分の部屋が無かったからだ
義理母
いきなりの環境変化に貴方も疲れたでしょう
義理母
今日はもう寝なさい
まるで本当の母親のようにその人は優しい声で言った
雪奈
なんで.....
雪奈
うっ....ひっぐ
部屋に着いてから私はずっと泣いた
泣いて、泣いて、泣いて
感情的ではなく体の機能として泣き止んだ
泣き疲れたのか私はそのまま深い眠りについた