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千秋

いってきまーす!

あなた……ついに千秋も普通に学校に行けるようになったのね……

ああ……良かった。千秋……良かった……

千秋!

千秋

彰くん!待っててくれたんだ!

だって、千秋の病気が治って初めての学校でしょ?

千秋

なんか、ありがたいな。ありがとう。

あはは。どういたしまして!

千秋

っ……

彰がニコッと笑うと何故か胸がドキッと鳴り、頬が熱くなった。

どうしたの?

千秋

なっ、なんでもない!

千秋

早く、行こう!遅刻しちゃう!

う、うん。

千秋

わあ。懐かしいなあ……

千秋

あっ、うさぎのミミだ!

千秋は、飼育小屋で買われているうさぎに気づき、走っていった。

あっ、千秋待って!

走ったら……あ、もういいのか。

彰の友達1

お、おい、彰。

彰の友達2

あれ、千秋か?

うん、そうだよ?

彰の友達2

あいつが走ってんの初めて見たな……

彰の友達1

でも、確か病気だったよな。

……治ったんだよ。急に。

彰の友達1

??

彰の友達2

え…?

千秋

彰くん!ごめん、待たせて!

いや、全然いいよ。

千秋

そっか。良かった~、

彰の友達1

おい、千秋。お前病気治ったって、マジか?

千秋

うん、よく知ってるね。

彰の友達2

うわぁ、マジか……

ねえ、そろそろ立ち話辞めて、教室行かない?

千秋

あ、そうだね!

彰の友達1

ちょっと、待て!

彰の友達2

先行くな!
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