ゆう
じゃあ、そういうことで。
ゆう
誰か、手続きしといてください。
海斗
はい。
海斗
俺やっとくよ。
ゆう
じゃあ、海斗 頼みましたよ。
海斗
頼まれました。
玲王
..................
凛
...
玲王
コッコッコッ(足音)
凛
...玲王
玲王
コッ(止まる)
玲王
.........なんだ、凛
凛
お前 本当は、俺が学校辞めることに反対なんだろ。
玲王
......なんでそう思う。。
凛
お前 分かりやすいんだよ。
凛
足音とかで『俺には』バレてんだよ。
玲王
..................
玲王
凛にはバレちゃったか、
凛
心 .........やっぱり。
凛
...どうして反対なんだ。
玲王
だって、高校生になったのにもう辞めちゃうなんて。
玲王
俺は、もったいなぁ~ って思ったから。
玲王
................................................
凛
............
沈黙
凛
本当に...............
玲王
...?
凛
本当にそうなのか?
玲王
...........................
玲王
本当だよ、
凛
..................
玲王
......カッ(歩き始める)
凛
!?
凛
あ、おい!!!
凛
待てっ!!!
玲王
カッカッカッ(止まらず歩く)
凛
『玲王!!!』
玲王
カッ...(立ち止まる)
玲王
凛、
凛
あ?
玲王
...くるっ(ふりかえる)
凛
!!??
凛
玲、王......?
玲王
お前は、俺みたいになるなよ、(涙、笑顔)
凛
玲王は、泣いていた。
凛
だが、一緒に笑ってもいた。
凛
その笑顔を見て俺は、「玲王が消える...」という感情だろうか、
凛
分からないが、そのような思考が頭をよぎった。