すとぷり　短編集①

ﾁｭｯ

………

………

なんで、なんで！？

普通キスする！？

付き合ってないのに！

なんなら、彼女だって、さとみ君にはいるんでしょ？

遡ること数日前

何、話してるんだろ。 聞こえなくなった。

でも、１つだけ分かったことがある。

さとみ君には彼女がいるんだ。

数分後

なら、無理ゲーだなあ。

ﾁｭｯ

その後の事なんて全く覚えてない。

ただ、声を殺して泣いてるうちに眠ってしまった。ということだけはわかる

…で、戻ってくるんだけど、なんで？

おかしくない？

今日僕はさとみ君に、好きって伝えた、よね

もちろんフラれることを前提に

なんで、僕キスされてるの？

僕の頭がキャパオーバーしてる。考えるのは止そう。

ﾁｭｯ

あ、さとみ？

電話くれたってことは返事くれるの？

なんのって、告白の！

付き合ってよ。私と。

き、キスもしたし、デートだってしたのに！

まっ.....

ﾂｰﾂｰﾂｰ

ﾁｭｯ