目が覚めると私は―――
知らない所にいた
アリシア・リーゼロッテ
周りを見渡すと綺麗な光を放つ宝石が埋め込まれた化粧台や、フワフワとしたレースがついている可愛らしいピンク色をしたカーテン
アリシア・リーゼロッテ
アリシア・リーゼロッテ
私もよく転生をする本を読んでいた
転生した子が愛されてハッピーエンドをむかえて終わる話
アリシア・リーゼロッテ
前にある化粧台の鏡を見る
ピンク色をしたふわふわの髪に、陶器のような白く張りのある肌 目は少しつり目で、瞳の色は空のように綺麗な水色 綺麗で高貴さが出ている
私はこの見た目に見覚えがあった
それは…
アリシア・リーゼロッテ
あのゲームというのは、『ラブトキ学園』と言う題名の乙女ゲームだ
このゲームは15歳の主人公アリス(名前を変えることが出来る)は持っている人がとても少ないと言われている光の魔法を持っているため、魔法学校に入学してくる。
それが話の始まりだ
私はこのゲームにハマりにハマって何回もやり込んだ
だから、ある程度の設定は覚えている
私の設定はアリスを、いじめる極悪非道な最悪女 アリシア・リーゼロッテ 自分の持っている権力を使ったりし、主人公をいじめ、時には命に関わるようなこともしてくる。
そして、この悪女は殆どのエンディングで死ぬのだ
呪いにかかったり、戦いに巻き込まれて死んだり、処刑されたりなどなど……
自業自得だとゲームをやっている時は思っていたが、今は自分が自業自得と言われる立場だ
このまま話が進んだらいずれ私は死ぬ――――
アリシア・リーゼロッテ
前の私は体が弱く入院と退院を繰り返していた そのため、外に出ることすら困難だったら
だから、転生して体が動く事が出来ると思ったらこの仕打ち
最悪だ。
でも、私はこんな悪女であっても生きたい。 足掻いていたい
アリシア・リーゼロッテ
どうしたらいいだろう。死なずに、安全に生きて終わる方法
アリシア・リーゼロッテ
アリシア・リーゼロッテ
アリシア・リーゼロッテ
いい考えだ!いじめはアリスをいじめなければいいし、ましてや、攻略キャラに合わなかったら私はモブと同じ扱いになる!
アリシア・リーゼロッテ
アリシア・リーゼロッテ