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僕はご主人の部屋を出た後勢いよく壁にもたれかかった
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今思い返すとご主人は昔よりドS?な感じが増しているような気がした
いつの間にか身長も越されているし
ご主人は世の女性にとっては超優良物件だ
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僕は複雑な気持ちのまま打ち合わせに行った
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結婚式の打ち合わせとは言えど
それは僕達使用人にとっては過酷なものだった
隣国の次期王女やご両親への挨拶のためにわざわざ行って
次期王女の服装も見ないといけない
むしろ肉体的に疲れるものが多かった
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もうこのまま寝ようかと思っていたら誰かが入ってきた
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勢いでお茶に誘って見たけどすんなり承諾してくれたご主人
本当は想いをこの場で伝えたかったけどいかんせんご両親がいる場所で伝えたら間違いなく追放される
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ご主人の一つ一つの仕草に胸が高鳴る
知性を含んで見つめてくる瞳
分厚い唇
しゅっとした鼻筋と男らしい血管が浮き出る手
ちょっとした優しさのある性格
こんな人に愛されるパートナーは幸せなんだろうな
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席を立って片付けようと盆に手を伸ばそうとした時
少しよろめいて倒れそうになったその時
僕はご主人に姫抱っこをされていた