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私は最近不気味な夢を見る

目の前で たくさんの人が死んでしまう夢

夢の中で死ぬのは いつも決まって私の大切な人

家族、恋人、友達、先輩…

もう…うんざり

夢は人の願望を映す鏡と言うけど そんなの嘘

そう思って昨日見た夢をまた 振り返ってみた

ねぇ!見て見て!

イルミネーション
すごいキレイ!

お母さん

うふふ
そうねぇ

お父さん

来てよかったなぁ

……ぃゃぁぁぁ……ッ

みくる

なんか叫び声聞こえた?

お母さん

いいえ?

お父さん

そうか?
聞き間違えたんじゃないのか?

みくる

絶対聞こえたってぇ

みくる

ねぇ祐樹?

振り返ると弟の姿はなかった

みくる

えっ!?祐樹!?

みくる

お父さん!お母さん!
祐樹がいない!

お母さん

そうねぇ

お父さん

そうだなぁ

ゴトン

と音がしたので足元を見ると

みくる

ヒッ…

弟の生首が転がっていた

お姉ちゃん…

痛いよぉ…

苦しいよぉ…

今考えると異常すぎる夢だが 夢の中の私はそんな異常に気付かない

みくる

祐樹!?大丈夫!?

痛いよぉ…

お母さん

祐樹大丈夫?

お父さん

体はどうしたんだ?

と、いう感じで かなりやばい夢を最近見るのだ

みくる

自分キモ…

精神科行ったら過度なストレスって 言われたけど本当にそうなのかな…?

夢は様々なバリエーションがあって 異様にリアルで本当に気持ち悪い

殺人鬼に遭遇して 友達の内臓がぶちまけられたり

家が突然燃えて家族が焼け死ぬのを 私だけ燃えずに見ていたり

彼氏が突然腐り始めて崩れていったり

本当に気持ち悪い

なんなんだろ…ほんと…

みくる

こんなキモい話…
家族とかに
相談できるわけない

みくる

でもこのまま
抱え込むのも辛い…

別に私はグロいものが 好きなわけじゃない

すごく苦手なくらいだ

しかも死ぬのが 自分の大切な人だなんて最悪すぎる

みくる

はぁ…

みくる

眠るのが嫌すぎる

みくる

はぁ…

どうしたら…治るんだろ

私は教室に立っていた

これは…夢?

みくる

…なんで教室…?

ふと何か柔らかいものを 踏んだ気がして足元を見る

みくる

うわっ

それは親友の死体だった

私の手は血で染まっており 右手には血で汚れたナイフを 握りしめている

みくる

何これ…

みくる

私が…殺したの…?

気持ち…悪い…

自分が殺す夢は初めてだった

みくる

気持ち悪い…

みくる

どうして…あんな夢…

私はああなるのを 望んでいるのだろうか

…違う…そんなことはない

違う…

その日は異様に気分が良かった

ここ…は?…ああ…夢…

みくる

ふふっ

近くで家族が安らかに寝息を立て 眠っている

みくる

うふふっ

私はキッチンから 大きな出刃包丁を取り出してきて

みくる

ふふーんふーんふーん♪

迷いなく弟の首に突き立てて 切り落とした

真っ黒で虚な眼球が可愛いかったから 抉り出した

みくる

あははっ

目がなくなっても可愛かったから 自分が血塗れになるのにも構わず 頭だけの弟に頬擦りをする

その後ベッドの近くの サイドテーブルに弟を置いた

お父さんとお母さんは燃やした

赤い赤い炎の中うごめく黒い塊を 見ていると 幸せで胸がいっぱいになった

私は満足して布団に帰る

みくる

くぁあ…

目が覚めて大きなあくびをする

みくる

ん〜〜…

時計を見ようと サイドテーブルを見ると

真っ暗な2つの穴が こちらを見つめていた

生徒B

こっわ!

生徒B

こっわぁ!!

生徒B

何これ!?
どうゆうこと!?

生徒A

うふふ

生徒B

えっ!?
どうゆうこと!?

生徒A

夢のせいで精神が
おかしくなっていたのかしら

生徒A

それとも…

生徒A

その子の元々の
願望だったのかしら

生徒B

怖い怖い怖い…!

生徒B

もしかして…
その2つの穴って…

生徒B

弟の目…?

生徒A

そうね

生徒B

ウワァァア!

生徒B

知りたくなかったぁあ…

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