ゴリ
…え?
家が火事になって煙が舞っていました
ドス
シグマ!
ゴリ
フョードル!待って…
フョードルは走り出して
ドス
シグマ…!シグマァ!
ゴリ
フョードル!目を覚まして
ゴリ
行っちゃダメだ、死んじゃうよ。
ゴーゴリはフョードルを抑え
ドス
だって…弟がまだ中に…
ゴリ
え…
無言でゴーゴリは家内に入り
ドス
ゴーゴリ…?待ってよ…!
火災調査員
そこの君、早まってはダメだ!
火災調査員さんは僕を取り押さえて、僕は"友人と弟が中にいる"と伝える
火災調査員
んな…2人も…
ドス
ング…えぇ……ゥ…
僕は生々しい泣声を上げた。
それからゴーゴリによってシグマは無事脱出出来たが、勿論灰柄になっていて入院状態。
ギリ生きられないか、と線を回る所らしい。だけど完全にはまだ死んでいないとのこと。
ゴーゴリが行っていなければきっと僕も、シグマも死んでいたんだろう。
それにしても、僕の家だけが火事だなんて…。
もう、用はあれしか考えられなかった。
鳥の伝言の意味が、やっとわかりました。
僕は怒っていたりなどしていませんよ。
ドス
…。
ゴリ
弟の調子は、どうかな。
ドス
…。
ゴリ
…。
ゴリ
1つ聞きたい。
ドス
…。
ゴリ
君は、本当に幸せじゃなかったのかな
ドス
幸せとはなんでしょうか。
ドス
喜怒哀楽の何の感情ですか?
ドス
ふふ、僕が喜怒哀楽関係なく、何かの感情を"心から"思ったことがあるなんて
ドス
いつ言いましたか?
ドス
ねぇ、もう一度聞きます。
ドス
幸せとはなん…
ドス
…。
ドス
いえ、なんでもありません。
ゴリ
…やっぱり君…
ゴリ
…だなぁ。
あまり良く聞こえなかった。
綺麗な声を聞かせてくれ。
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