コメント
11件
ぷ。さん朝から失礼します! 今回もぼろぼろと泣きながらどんな風にコメントしようか考えつつ、やはり素敵だなぁと思いながら読ませて頂きました 相手の言った通りにするのは相手の好意を貰う代わりに自分はすごく孤独に感じてしまうものですよね。私自身、自分から何かを発言、発信するのは誰かを傷付けてしまったり、嫌われてしまうのではないか。と相手が思わないはずの所まで深く考えてしまって滅多にできません、笑
たまに投稿してくれるこのわくわく感がだいすきです! ぶくま失礼しますっ!
ブクマ失礼します
ご無沙汰しております。
ぷ。と申します
なかなかに投稿遅くて 申し訳ないです🙇🏻♀️
と、何度謝ってきた ことでしょう笑
辞める時はちゃんと 言うので
その日がくるまでは 投稿遅くても
あーー、 ネタ思いつかないんだなぁ
くらいに思っててください笑
最近大好きだった方が 復帰してて驚きとともに 歓喜しました
まぁ、陰キャすぎて 話しかける勇気は ないんですけど...🙃
復帰ありがとうございます!!! って念をこの場を借りて 送っておきます。
てかてかフォロワーさんも 後ちょっとで600人!!!
自分でも驚きを 隠せずにいます
本当にいつもありがとう ございます
記念に6という数字で やはりいちご王子団体を 書きたい!!!
結局6人が好きいいいい!
という本音を交えて 6人の物語を 投稿出来たらなぁと 考えています
まぁ、考えているだけで 実行するかは別の話です笑
でも一応考えています笑
なんかリクエストあったら ネタ提供がてらに 教えて下さると ぷ。はとてもはりきります!
相変わらず余談長いですね
失礼致しました
今回もるぅころですっ
では、どーぞ!!
僕を動物で例えるなら 「犬」だと思う
お母さんに似て よく鼻が利くし
母
父
母
母
父
母
るくん
るくん
父
るくん
お父さんの言う通りに 僕は自分の部屋に戻った
最近、お父さんが変わった
前まではお父さんが 仕事から帰って来る度に 玄関まで迎えに行くと
嬉しそうにただいまと言って 抱きしめてくれたのに
今じゃろくに顔も 合わせてくれない
そして少しいい匂いをつけて 帰ってくる日がある
お母さんはその匂いが 嫌いらしい
お父さんがその匂いを纏って 帰ってきた日は必ず 今日みたいな怒鳴り合いになる
るくん
ベッドの上で膝を抱え うずくまって耳を塞ぐ
まだ7つの僕には お父さんとお母さんが どうしてあんなに 喧嘩しているのか分からない
分かることと言えば
お母さんは泣きながら怒るから きっと悲しくて辛いこと
お父さんはよく目をそらすから なにか隠してることくらい
こうやって2人の 怒鳴り声を意味もわからず 聞いていると
自分はやっぱり 犬みたいだと思う
2人の怒りや悲しみとかの感情しか 分からず、言葉の意味は理解できない
反抗することもなく 部屋に行けと命令されれば 素直に従う
るくん
僕の願いは届かない
耳を傾けてもらうことすらない
時は経ち 僕は18になった
初めてこんな僕にも 恋人ができた
彼女
るくん
彼女
隣に座って僕の腕に 抱きつきながら 上目遣いをつかってくる
るくん
彼女
彼女は質問に質問で返してきた
るくん
彼女
相変わらず子どもの頃から 誰かに反発することが できず結局流されてしまう
次の日の放課後
いつもみたいに 彼女をクラスまで 迎えに行った
彼女
彼女
彼女
何やら彼女の楽しげな 声が聞こえて
ドアの前で立ち止まった
彼女
彼女
彼女
7つの頃の僕と違って 人の言葉が理解できるようになった
だから彼女の言いたいことは すぐに分かった
僕は彼女にいいように 使われていただけなのだと
彼女
彼女
彼女
彼女はとても楽しそうだった
この会話を僕が 聞いてることなんて知らずに
優越感に浸っているようだった
彼女
彼女
彼女
彼女
あぁ、僕はまた 誰かの犬なんだ
僕にとって彼女と 過ごした日々は かけがえのないものだったのに
彼女にとっては ペットの世話と一緒で
その上、愛情なんてものは 存在しなかったようだ
悔しくて寂しくて苦しかった
はずなのに
自分から別れを 告げることはできず
彼女が僕を振ってくれるまで 待っていた
まるで僕は
彼女の言った通り
従順な犬だった
時は経って 社会人になった
るくん
るくん
ここ最近残業続きで そろそろ身体が限界だった
時計を見ると とっくに日を跨いでいる
そんな毎日が当たり前に なりつつある
僕は今会社に 飼い慣らされている
要は社畜だ
るくん
誰かの意見に 従うのはもううんざりだ
こんな人生なら 犬に生まれた方が よっぽど幸せだった
知らぬ間に自分の首には 縄が巻かれていて
酷く痛い痣となる
でも痣の上から またもう1本 さらに上にもう1本と
僕の首は締め付けられていく
自分で外そうともがけば もがくほど絡まって
苦しくなるばかりだ
仕事を終わらせて パソコンを閉じ 立ち上がろうとした瞬間
視界が揺れて
僕はそのまま 床に倒れた
目を開けると 全く知らない場所にいた
るくん
こんな時でも仕事のことを 考えてしまう僕に嫌気がさす
こくん
こくん
突然部屋の扉が開かれて 男の人が入ってきた
僕が何も言えずにいると
こくん
こくん
こくん
こくん
こくん
るくん
申し訳なさそうに 謝る彼の言葉が
捨て犬を拾ったような 台詞だったことに
つい笑ってしまった
こくん
こくん
るくん
こくん
こくん
こくん
るくん
知らなかった
なんて言ったって 仕事のことしか考えて いないせいで
人付き合いがろくに できていない
お昼も昼食を取りながら パソコンと向き合っている ことが多かった
こくん
こくん
るくん
るくん
こくん
るくん
るくん
こくん
こくん
るくん
るくん
こくん
覚えていないというのは 嘘だった
正確に言えば 聞き覚えのある名前だった
ころんさん、
珍しい名前だ
どこかで聞いた気がする
るくん
こくん
るくん
こくん
るくん
こくん
僕が質問した途端 彼の表情が満面の笑みに変わった
こくん
こくん
るくん
僕の元恋人が 本当に好きだった人ですよね
なんて冗談はさすがに 今はまだ通じない気がした
それに僕と別れたあと 彼女がころんさんと どうなったのかはしらない
るくん
るくん
こくん
こくん
こくん
るくん
るくん
言いかけた言葉を すぐにしまった
今更元恋人の話をするなんて しつこい奴だと思われそうで
何より根に持っていると 勘違いされるのが嫌だった
るくん
るくん
こくん
るくん
るぅとくん
彼が僕を呼ぶ声は 記憶の奥底に残っていた
こくん
るくん
ユニフォームの服の袖で 汗を拭いながら
君は僕の方へ歩み寄ってきた
るくん
こくん
さくん
こくん
みんなの方へいこうとした時 僕は彼に手を引っ張られた
るくん
こくん
この時僕は瞬時に察した
例の彼女と付き合うんだって
るくん
るくん
そう言って君の手を振り払って 逃げるようにその場から 走り出した
こくん
るくん
名前を呼ばれて 我に返った
苦い思い出だが 高校生らしい
恋愛なんて大体は こんなものだろう
叶う方が珍しい
始まりには終わりが付き物だ
こくん
こくん
るくん
いつも誰かしらが隣にいて 楽しそうにしていたのに
予想外だった
るくん
こくん
こくん
こくん
ないものねだり
その一言で彼の 高校生活は片付けられてしまった
るくん
こくん
こくん
るくん
るくん
るくん
こくん
君は少し目を伏せて 呟いた
こくん
こくん
るくん
冗談っぽく彼は 運命だと言ったけど
僕は運命の出会いが 本当に実在するのなら
僕らのこの出会いは 特別であってほしいと
気づかれないように願った
気づけば隣にいた 僕の大事な人は みんな僕を置いて 姿を消す
家族も恋人も 僕を捨てた
だけど僕の心からは 消えることはない
結局僕は過去の人に 囚われている
捨てられた身でも いつまでも縋ってしまうのは
捨てられた者の運命なのか
飼い主をいつまでも 探してしまう
僕は弱い
負け犬だ
こくん
こくん
るくん
彼の誘いに僕は 喜んで見えないしっぽを振った
こくん
そっとポケットから スマホを取りだして
連絡先のQRコードを 差し出した
急いで僕もズボンの中の ポケットを漁って
スマホをかざした
彼とはすぐに打ち解けた
こくん
るくん
こくん
るくん
仕事終わりに 飲みに行ったり
休みの日は2人で ドライブしたり
高校生の時とは 比にならないくらい 仲良くなった
こくん
るくん
顔を赤くさせて 嬉しそうにグラスを掲げている
今日で何度目の乾杯だろうか
居酒屋を2件巡って 結局君の家で呑み直す
いつも通りの流れだ
ただ、明日は休みと いうこともあり いつも以上にお酒が進んだ
こくん
こくん
るくん
三缶目のビールを 飲み干した時
突然彼は泣き出した
泣き上戸の彼を見て 何故か少し泣きそうに なったのは多分
アルコールのせいじゃない
この時間が続けばいいのに
これからも 僕とあえて良かったと 何度でも泣いて欲しい
そして酔った彼に 飲み過ぎだと 注意したい
君だけは 過去の人にはならないで
ずっと隣にいて欲しい
僕を見捨てないで
るくん
ずっと誰にも言えなかった
嫌われたくなくて 心に留めていた
本当はずっと 寂しかった
愛されてみたかった
愛することしか 知らない僕に
愛を教えてほしい
愛を与えて欲しい
るくん
るくん
でも、この先も 誰かの犬になるなら
せめてご主人様は 自分で決めたい
るくん
こくん
君は不思議そうに 僕を見つめた
こくん
こくん
君はきっぱりと言い切って
お水を1杯飲み干した
こくん
こくん
るくん
こくん
こくん
こくん
こくん
こくん
こくん
るくん
るくん
こくん
こくん
こくん
こくん
るくん
気づかなかった
僕のことを 好きでいてくれる人が いたなんて
るくん
るくん
るくん
るくん
涙が溢れてきて 拭いきれない
こんなに泣いたのは いつぶりだろうか
いつからか泣くことさえも できなくなっていた
弱い自分が嫌いで 常に気を張っていた
こくん
こくん
こくん
こくん
こくん
こくん
君の言葉で張り詰めていた 心の糸が音を立てて切れた
君の腕の中はあったかい
僕が求めていた愛情 そのものだ
ありのままを 受け止めてくれることこそが
愛情だと知った
やっぱり僕が 本当になりたかったのは
誰かの犬なんかじゃない
るくん
こくん
今日から僕は 一人の人として 生きていく
自分を犬だと 諦めることはやめた
負け犬人生に終止符を打つ
るくん
こくん
こくん
るくん
愛と君を知れて 良かった
運命の糸は ぼくらを固く繋いだ