夢が覚めたのは 日が昇った頃だった
なぜこんなに長い間夢を見ていて
なぜ私は誰かと笑っている幸せそうにしている夢を見てたのだろう、
唯一夢の中で聞こえた声、
“これは俺たちだけの約束!”
目を擦りながら自分の今の状況を把握しようとしているが、
ここはここでどこなの?
病院? 保健室? 誰かのおうち?
私の中での記憶は
道枝くんと西畑が助けてくれて 道枝くんが私を抱っこしてくれて…
だ、だ、だっこ?!
私、重かったかな、
うわぁ、体重減らしとけば、、 じゃなくて
道枝くんと西畑は?!
体を動かして2人の姿を探す
すると、後ろから誰かに抱きつかれる、
高瀬はる
道枝駿佑
道枝くん、
高瀬はる
道枝駿佑
道枝駿佑
心配してくれてたんだ、
嬉しかった、
高瀬はる
道枝駿佑
高瀬はる
道枝駿佑
高瀬はる
高瀬はる
道枝駿佑
道枝駿佑
道枝駿佑
高瀬はる
そして彼は耳元で言う
「お姫様抱っこできたから」
高瀬はる
道枝駿佑
道枝くんの顔見えないけどわかる、
にやにやしてる、
西畑は? 西畑がこの部屋にいない、
道枝くんならわかるのかな、
高瀬はる
道枝駿佑
高瀬はる
道枝駿佑
道枝駿佑
少し考え込んでから口を開く
道枝駿佑
高瀬はる
道枝駿佑
高瀬はる
道枝駿佑
高瀬はる
道枝駿佑
高瀬はる
道枝駿佑
高瀬はる
道枝駿佑
道枝駿佑
道枝駿佑
道枝くんからの2回目の告白、
けど、私、まだわかってない
自分が大切にしたい人、
もちろん2人とも大切にしたい、
けど2人と付き合うのはこの時代おかしいことだし
2人とも俺だけをものすごく求めている
だから決めないといけない、
でもやっぱり分からない、
高瀬はる
高瀬はる
高瀬はる
高瀬はる
高瀬はる
道枝駿佑
高瀬はる
高瀬はる
高瀬はる
道枝駿佑
道枝駿佑
“長野におる”
高瀬はる
なんで?
いつから?
そんなすぐに長野なんて帰れないよ?
高瀬はる
道枝駿佑
高瀬はる
道枝駿佑
高瀬はる
道枝駿佑
道枝駿佑
道枝駿佑
高瀬はる
道枝駿佑
道枝駿佑
高瀬はる
私はこの何日もの間 混乱しなかった一日はなかった
今も、
私と西畑だけの秘密って何?
私と西畑は高校でしか関わってなかったのに?
なんの秘密を?
夢と関係するの?
私の頭はパニックでいっぱいで、
一瞬だけ、道枝くんの存在も忘れてしまうほどだった
道枝駿佑
道枝駿佑
道枝駿佑
道枝駿佑
抱きしめる腕の力を強くして言ってくる、
高瀬はる
“俺らは、元々違うところで生まれ育った兄弟やった”
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