お兄ちゃん(思い出日記②)

お兄ちゃん.......

嫌いとか言っちゃったけど

そんな事ないよ

陽菜…0歳

お兄ちゃんが学校から帰ってくると

さっそく陽菜の所に向かい

抱っこしていた

オムツ替えもたまにやってくれた

宿題が終わってら

私のそばにやってきてくれた

いつも、いつも.......

2歳

私が歩く練習している頃…

お兄ちゃんは手伝ってくれた

ドテ

抱っこして泣き止むまでそばにいてくれた

3歳

公園で走り回ったり

ボールで遊んだり

砂で遊んだり、いつでも一緒に遊んでくれた

5歳

私は小学生に憧れる頃で

お兄ちゃんのランドセルを背負って

家中を歩いていた

ランドセルの中に当時やっていた習い事のノートなど

おうちごっことなどもやっていた頃

5歳になったら、遊ぶ機会は昔よりは減ったけど

時間がある時は遊んでくれた

6歳

小学生になり、もっと遊ぶ機会が減った

小学生になったから、宿題でわからない所を聞くようになった

私がわかるまでちゃんと教えてくれた

10歳

今は公園で走り回ったりなどの遊びはしないけれど

カードゲームなどは一緒にしている

そして、まだ宿題を教えてくれたりもしている

とんで20歳

お兄ちゃんはもう立派な大人

だから.......

結婚する事になった…

私は嫌だった

私は悲しかった

恋愛とか興味ないとか言ってたお兄ちゃんが…

私のお兄ちゃんが.......

それからちょっとたってから

私も結婚した

幸せだった

だけど.......

お兄ちゃんが67歳の時

お兄ちゃんの奥さんは.......

先に飛びたった

それから3年後

まだ若いのに

私の旦那さんも天に行ってしまった

それから１年後

お兄ちゃんは足腰を悪くして

私と一緒に住むようになった

そして.......

5年後

お兄ちゃんは.......

亡くなった

そして、１年後

陽菜はお兄ちゃんを追うように

天にたびだった.......

お兄ちゃん。

ずっとそばにいてくれてありがとう

小さい頃すごく迷惑かけたこともあったけど

そばにいて支えてくれたおかげで

私は前向きに生きていけた

来世もお兄ちゃんと出会えるといいな…