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ありがとうございます! これからも頑張ります💪 by 雨恋
君は必ず12月の夜に
姿を現す。
なんで
私の前に現れるのか
その時
私は何も
分かっていなかったんだ。
水野 夜
水野 夜
考え事をしていると 知らない公園にたどり着いていた。
水野 夜
なんか、闇にいるみたい。
ずっとずっとここから 出られないような…
水野 夜
ひとつのブランコに座った。
水野 夜
そうだ、私。
水野 夜
水野 夜
お前のこと恋愛対象 として見てないから。
水野 夜
水野 夜
水野 夜
下をうつ向いて泣いた。
頭上から声が聞こえた。
透き通るような細い声。
なんか、聞いたこと ある声だな…。
水野 夜
頭をあげるとそこには 高校生だろうか?
茶髪の男が立っていた。
水野 夜
その男はニコッと微笑んだ。
水野 夜
なんでこんな奴に名前なんて教えなきゃならないんだ。
でも、口が勝手に 動いてしまっていた。
水野 夜
君がまた笑うから 胸がきゅっとなった。
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
私はブランコの鎖から左手を離して、君に差し出した
水野 夜
確かに触れているはずなのに 君の手は透けていて
私の手を通り抜けていく
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
2014年12月6日
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
全然申し訳なさそうな顔じゃなく ニヤニヤしながら両手を合わせた。
水野 夜
ニヤニヤとこちらを見てくる
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
誰?
私と何の関係があるの?
私と一体何があったの?
ねぇ。
あんたは誰だ?
2014年12月31日
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
2016年
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
2017年
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
2019年
私は20歳になった。
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
母
母
水野 夜
水野 夜
母
水野 夜
水野 夜
母
12年前、
12月の冬の日。
川で溺れた。
寒くて、苦しかった時
ひとつの手をのばしてくれた 人がいた。
今日、その人にお礼を しに行くのだ。
今思えば、なんで冬なのに川になんて行ったんだって思う。
母
お母さんは家の インターホンを押した。
恩人の母
恩人の母
恩人の母
母
母
水野 夜
母が挨拶してと言ったのは 私の目の前にある
仏壇だった。
水野 夜
恩人の母
母
母
水野 夜
恩人の母
恩人の母
恩人の母
恩人の母
恩人の母
恩人の母
恩人の母
水野 夜
12年前
水野 夜
水野 夜
恩人の母
水野 夜
ふわりと持ち上げられた体。
水野 夜
恩人の母
そのあと、私は無事に救急車に運ばれたんだっけ?
その後に、あの人は倒れたんだ。
そうか。
君だったんだね。
私を
助けてくれたのは!!
水野 夜
恩人の母
恩人の母
恩人の母
恩人の母
水野 夜
私は仏壇の前に座った。
そこには一枚の遺影が 飾ってあった。
あぁ、やっぱりあんただ。
あんただったんだ。
水野 夜
水野 夜
水野 夜
恩人の母
恩人の母
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
橘 三月
橘 三月
橘 三月
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
後から後から 涙が溢れてくる。
あなたに助けられたなんて思いもしなかったから。
橘 三月
橘 三月
水野 夜
水野 夜
殺した。
橘 三月
橘 三月
橘 三月
橘 三月
橘 三月
橘 三月
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
橘 三月
橘 三月
橘 三月
橘 三月
水野 夜
橘 三月
水野 夜
橘 三月
水野 夜
水野 夜
水野 夜
橘 三月
橘 三月
三月は顔を手で隠して 泣いた。
橘 三月
橘 三月
橘 三月
橘 三月
水野 夜
水野 夜
橘 三月
水野 夜
三月は私の頬を触ろうとしたが 通り抜けた。
橘 三月
それでも、頬は温かく感じた。
きっと
あなたの気持ちが
分かったから。
水野 夜
橘 三月
橘 三月
橘 三月
水野 夜
水野 夜
水野 夜
橘 三月
橘 三月
橘 三月
水野 夜
橘 三月
水野 夜
橘 三月
橘 三月
橘 三月
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
橘 三月
橘 三月
橘 三月
橘 三月
水野 夜
橘 三月
橘 三月
橘 三月
橘 三月
水野 夜
水野 夜
橘 三月
橘 三月
水野 夜
三月は闇の中に消えていった。
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
水野 夜
私は大空に向かって叫んだ。
次、会ったときは
きっと、触れられるよ。
その時は
さっきみたいに
私の頬を触って。
今度こそ、本当の
あなたの温かさが
分かる気がするから。
ーENDー