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佐久間
佐久間がジャケ写の俺の顔を指さしてケラケラ笑ってくる。
阿部
そう言いながら視線をそらす俺に、佐久間はさらににやにや近づいてきて――
佐久間
阿部
佐久間
そのまま、俺のほっぺをつんつん。 可愛い可愛いってからかうその笑顔に、俺の中の何かがぷつんと切れた。
阿部
気づけば、佐久間の腕をガシッと掴んでいた。
佐久間
そのままベッドに連れていき、押し倒す。 いつもの俺じゃない空気に、佐久間の目がぱちぱち瞬く。
阿部
佐久間
阿部
すぐ目の前にある顔にぐっと近づく。 佐久間の呼吸が一瞬止まったのが分かった。
佐久間
耳まで赤く染めながらそう呟く佐久間に、もう余裕なんかない。 唇が触れた瞬間、思わず熱が込み上げて、キスが深くなる。
佐久間
そんな声を聞いたら、もう止まれない。 俺はそっと佐久間の手をベッドに押し付けながら、何度もその唇を奪った。 こうして――あべさくの、ちょっと大人な夜が始まった。