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〜絢の誕生日〜 (11月26日)

道端。

悔端 絢

今日も快晴ですね〜。

悔端 絢

[独り言を呟きながら歩いている]

悔端 絢

(久しぶりに散歩していますけど、歩けるって良いですね。)

悔端 絢

(普段は、仕事で座ってばかりなので、偶には運動をしなくては♪)

マイア

……あ。絢様。

悔端 絢

おや、珍しいですね。

悔端 絢

こんにちは。

マイア

こんにちは。

マイア

奇遇ですね。

悔端 絢

そうですね。

マイア

……それと。

マイア

今日、絢様の誕生日ですよね。

悔端 絢

え?あ、はい。

マイア

おめでとうございます。

悔端 絢

ありがとうございます。

悔端 絢

嬉しいです。

悔端 絢

……それと。

悔端 絢

マイアさんは、どうして外に?

マイア

ちょっとした見回りです。

マイア

まぁ……外の世界を楽しんでいる、と言うのもありますけど。

悔端 絢

そうですか。[微笑む]

悔端 絢

楽しんで下さいね。

マイア

お言葉の通りに。

悔端 絢

ふふ♪

悔端 絢

では。

マイア

はい。では。

悔端 絢

[また歩き出す]

悔端 絢

(……今日は、何か特別な事でもあるのかな?)

悔端 絢

(……そう言えば今日……。)

悔端 絢

(ぼくの誕生日……か。)

悔端 絢

(……誕生日かぁ。)

悔端 絢

(不思議です。胸が騒いでる気がします。)

楽しそうに、歩いていく絢。

Lize。 (アンタレスの部屋。)

アンタレス

……どうしよう。

アンタレス

うーん……。

アンタレス

(今日は……あの資料の話によると……クロノスの誕生日だ。)

アンタレス

(まぁ……敵……とは言えども、お祝いはしてあげたいよなぁ。)

アンタレス

(色々とあるわけだし……。)

アンタレス

(……とりあえず、あの手でやるか。)

何やら作戦を練ってるらしい。

天音探偵部。

悔端 絢

ただいま戻りました。

満那瀬 悠

おっかえり〜!!!

露華 舞

お帰りなさい。

悔端 絢

ふふ、ただいま♪

露華 舞

あら、随分ご機嫌ね。

満那瀬 悠

なんかあったのー?

悔端 絢

良い事があったんです♪

露華 舞

(過去形だ。)

満那瀬 悠

(ふふ♪これからもっと良い事になるからねっ!!!)

悔端 絢

所で、境さん達は?

満那瀬 悠

境くんは、部屋にいるよ。

露華 舞

命と涙は、お庭でお花に水をあげてるわよ。

悔端 絢

そうなんですね。

天竜 境

ん?あ、絢。

悔端 絢

境さん!

天竜 境

お帰りなさい。

悔端 絢

ただいま。

天竜 境

[悠の方をチラッと見る]

満那瀬 悠

[微笑んで頷く]

天竜 境

[絢の方を見る]

天竜 境

絢。目を閉じてくれ。

悔端 絢

え?はい。

悔端 絢

[目を閉じる]

天竜 境

此方だ。

境は、絢の手を引いて 歩き始める。

お庭。

天竜 境

よし……。

天竜 境

目を開けていいぞ。

悔端 絢

開けますね〜。

悔端 絢

[目を開けた]

悔端 絢

……!!!

遺騎治 命

絢〜っ!!!

奈巳妥 涙

お誕生日おめでとうございます〜っ!!!

お庭が綺麗に飾り付けされていた。 絢はその光景に息を呑んでいた。

悔端 絢

これって……!

悔端 絢

皆さんが……?

露華 舞

そうよ。

満那瀬 悠

お庭でパーティって良くない?

遺騎治 命

いっぱい用意したからさ!

奈巳妥 涙

是非、素敵な一日を過ごしてください!

天竜 境

本当に、おめでとう。絢。

悔端 絢

……!!!

悔端 絢

[嬉しそうに微笑む]

悔端 絢

本当に、ありがとうございますっ!!!

悔端 絢

ぼく、今凄く『幸せ』です♪

奈巳妥 涙

良かったです♪

天竜 境

(……良かった。)

天竜 境

(……『幸せ』が何か……最近、分かるようになったのかな。)

満那瀬 悠

絢くんが笑顔で良かった!!!

露華 舞

そうね♪

遺騎治 命

準備した甲斐があったよ!

奈巳妥 涙

絢さん!

悔端 絢

はい。

奈巳妥 涙

これ、受け取ってください!

奈巳妥 涙

お誕生日おめでとうございます!

涙は 代表として、絢に 青いリボンでラッピングした プレゼントを手渡した。

悔端 絢

……!

悔端 絢

ありがとうございます!!!

遺騎治 命

開けてみてー!

悔端 絢

分かりました。

悔端 絢

失礼します……!

絢は丁寧にプレゼントを開けた。

中には 『黒い革製の手帳』が入っていた。

悔端 絢

わぁ!綺麗な手帳ですね!

満那瀬 悠

絢くんってさ、手帳よく使うからさ、丁度良いかなって思ったんだ!

天竜 境

使ってくれたら嬉しいな。

悔端 絢

ふふ。

悔端 絢

そう言わなくても、大切に使いますよ。

悔端 絢

皆さん、本当にありがとうございます。

絢は 暖かな笑顔を見せてくれた。

この後は、皆で 絢の誕生日パーティを楽しんだ。

絢の部屋。

悔端 絢

……ふぅ。

悔端 絢

すっごく楽しかったなぁ♪

悔端 絢

(この気持ちが……『嬉しい』なのかな?)

悔端 絢

(どうしてこんなに、笑顔が絶えないのでしょうか?)

悔端 絢

(凄く、嬉しいです……!!!)

その時……。

絢の机の上に 小さな袋が現れた。

悔端 絢

ん?

悔端 絢

いきなり出てきましたね。

悔端 絢

[袋を持って開けてみる]

中には 『紅茶のパックとメッセージ』が 入っていた。

悔端 絢

……!

悔端 絢

これ、ぼくの好きな紅茶……!

悔端 絢

メッセージカードもありますね。

悔端 絢

[読んでみる]

見た事があるような文字で 『お誕生日おめでとう。絢。』 と書いてあった。

悔端 絢

……!!!

悔端 絢

もしかして……ふふ♪

悔端 絢

(……アンタレスさん……。)

悔端 絢

(……兄上からだ……♪)

絢は そのメッセージカードに 向かって優しく微笑む。

悔端 絢

ありがとうございます。

〜絢の誕生日〜 終わり

次回は、誰でしょうか? お楽しみに♪

【2022〜2023年度限定】Birthday Story!

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コメント

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お誕生日おめでとう🎂🎉 この日は絢の誕生日です! ちょっと不思議な雰囲気をまとっている誠実な男の子が、これからどう成長していくのか……。 楽しみにしていて下さい♪

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