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コメント
2件
書き方が好きすぎる...( * ॑꒳ ॑* )✨ 言葉の選び方(?)が神だにゃ...✨ やっぱ天才だにゃ~...//
三月までは良かった
まだ彼がクラスに来てくれていたんだ。
赤くん 、って落ち着いた声で呼んでくれてさ、
嬉しかったのに。
今日はさ、俺青ちゃんのこと待ってたのにさ。
雨降ってたのに傘を持っていないことを知ってたから。
一緒に帰ろうって言ったら
嫌だっていって他の友達誘って帰ってたよね。
ならずぶ濡れで帰っちゃえば良いのに ( 笑
今日は委員会とかも決めたよね。
私はもともと生徒会長を務めているから決めなくて
良かったけど、君は一番楽な方へいったね。
一年のなかで数えるほどしかないぐらいの集へ。
... 君を越しても達成感はなさそうだね。
でも俺だけ悔しくなりそうだね。
手紙の返事も今だ無し。
あの人は俺のこと邪魔だとしか思っていなさそう。
でもまだ、まだ我慢しよう。
4月17日、全校集会が有るんだ。
私はその中でも代表。
その日俺は彼を見下ろす。
お前の方だけ向いてしゃべってやるからな。
お前よりも上だってこと解らせてやる。
だから今だって台本を作ったりもしている。
一通のメールの音が泣き声と共に聞こえる。
ああ、ホーム画面には笑顔の彼と
俺の二人だけがいる。
... この写真通りがいいのだけれどね。
そうもいかないから仕方ない。
ああもう、嫌いだ。
恋人になったこと事態ももう嫌だ。
でも嫌だな。
離れるのも嫌だ。
だけれど顔も名前も全て見たくないしききたくない。
きみのすべてをおれにうばわせて。
4月12日の自分へ。
後悔しなかったの、偉いよ。