真実の流星

友達にもできて、人間界にも すっかり慣れてきたパビロは

俊也、匠、そして新しくできた友達 [束村宏仁(つかむら　ひろひと)] と共に

森の中にある 匠のお気に入りの場所で 初めて一緒に遊んだ。

パビロは俊也がくれた 言葉ノートを広げ見たが.....

その時....

遠くの方から、首に包帯をまいた 松葉杖で歩いてる ショートの人を見つけた。

[宮越八重(みやこし　やえ)] 女なのに男のように振る舞う態度が 特徴的で、 なぜか人との関わりをさける。

そしてパビロが入ってくる前に 自殺未遂を起こして そこからしばらく 入院のために休学をしていたが

帰り....

皆と離れ、パビロは 自分の仮の家に帰っていく。

途中、曲がり角で 電話で誰かと話している人を 見つけた。

それもなんだか 怒ってるようだった。

見てみると あの[宮越八重]だった。

プップゥー！

前から車が来たため パビロは駆けつけ 八重の腕を握り助けた。

危機一髪で助かった。

急に声が小さくてなる八重。

八重の顔をよく見ると ネズミ色の目をしていた。

その目に見とれてるうちに 八重は松葉杖で家に帰っていった。