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あまりに圧倒的すぎると孤独なんです。 まわりから抜け出すぎると嫌われます。 何か少なくとも1つはすごいから辛いんです、調子に乗ってるって言われるんです。 だから今苦しんでいる人はわるくないんですよ…
廻はまだ高校1年、寂しいどころの感情では収まりません
昔優音とよく遊んだ夜の公園を訪れ過去を思い出すのが廻の日課でした
天月 廻
天月 優音
天月 廻
よく思い出していたのは小学4年の頃
優音の突出能力が覚醒した年です
天月 廻
天月 優音
当時は完成形の優音の能力とまだ1、2割ほどしか解放されていない廻の能力
お互いまだ属性がないため、優音が圧勝でした
天月 廻
天月 廻
天月 廻
天月 優音
2人が堂々と遊べるのは夜だけ、
廻の年齢で能力が表れてるのは特別なので怖がられてたからです
廻は一日中優音に勝つ為に努力してました
本人は努力と言うほど辛くなく遊びの代わりに鍛錬をしました
天月 廻
天月 廻
毎日の生き甲斐は優音と戦うこと
でも優音も忙しくって毎日廻と遊ぶことはできません
そんな日は廻はこっそり頑張って新しい技を手に入れるのでした
小学校卒業を控えるともう廻と会話する子はいなくなりました
避けるようになりました、まるで…まるで廻が存在していないかの如く
天月 廻
天月 廻
“優音に勝てるようになる”
このたった一文が当時の廻生き甲斐で有り、生きる意味、そして天月廻そのものだったのです
廻は中学1年になりました
廻の法則無視は発達を続け、とうとう優音に勝てるようになりました
ただ直後優音は遊族の戦士として武族と戦うようになり会える機会は激減
廻は生きる意味を、無くしてしまいました
天月 廻
天月 廻
天月 廻
天月 廻
天月 廻
天月 廻
天月 廻
天月 廻
少し前の輝いた目をした笑顔の廻はどこかへ行ってしまい、
いまここにあるのはもう生気のない沈んだ廻だけでした
ひとり
ヒトリ
1人
孤り
独り
他の奴らが競ってるのを見て
楽しそうだと思う
でも俺には…俺…には…
な…にも……
ない
…
ある日を境に廻の1日に色はなくなりました
廻には限界が来ていたのです
暗く沈んだ世界で…
それがあってからの姉優音の逮捕
それに加えて死刑判決
まだ高校1年の廻に耐えられるものでは有りませんでした
結果優音は脱獄して時効まで逃げ切りますが、時効になるまでは廻に会わなかったので廻は優音が死んだと思い込んでいてのです
これ以上に大きい空白はなかった
空っぽと苦しみの中学生活でした
天月 廻
天月 廻
いつも通り夜の公園に来ると1人の少年がいました
???
???
天月 廻
天月 廻
???
???
天月 廻
???
???
???
???
天月 廻
???
天月 廻
急に話しかけたこの人
後にゼルス戦で超活躍を果たす高本アルトです
この出会いが廻の人生を変えました
光が戻ってくる、きっかけになりました