太宰
・・・。

中原
・・・。

中原
いつまで続くんだよ・・。

太宰
ヒョイッ)
(紙をキャッチする)

太宰
ん~っと・・、

太宰
(えっ・・??)

中原
おい、なんて書いてあるか読めよ。

太宰
・・・。

中原
おい!

太宰
・・・。

中原
はぁ~・・。

中原
見せろっ!!

中原
はあ!?!?

中原
(んだよ、このお題・・!!)

中原
(このお題・・。)

太宰
(こんなお題!!)

太宰
(正直に言ったら、中也に引かれてしまうかもしれないじゃないか・・。)

中原
(正直に言ったら、太宰のやつ、どんな反応するのかな・・。)

太宰
どっちから言う?

中原
俺は別に、どっちからでもいいぜ。

中原
(本当は、どっちでも良くはねぇけどな・・。)

太宰
それじゃあ、私から言うよ。

太宰
(もし引かれてしまうのだったら、最初に言って、
すぐに記憶から消し去った方がましだ・・。)

中原
(太宰から!?)

中原
(何で・・?)

太宰
私、実はね、ずっと前から中也のことが・・・、

中原
・・・。

太宰
~~だ、・・んだ

中原
?

中原
おい太宰、最後聞こえなかったんだが・・?

太宰
だから!!

太宰
ずっと前から中也のことが!!

中原
!?

中原
(えっ・・??)

中原
(嘘だ嘘だ・・。)

中原
(そんな訳ない・・。)

太宰
信じてくれる、かな・・?

中原
信じるって言われても・・、

中原
ありえねぇって!!

太宰
!?

中原
太宰が俺のこと、ずっと前から好きだったなんて・・、

中原
そんなのっ・・、そんなの!!

中原
ずっと告白するのを我慢していた、俺がカッコ悪いじゃねぇかよ!!

太宰
えっ・・?

太宰
っていうことは、つまり、中也も・・。

中原
あぁ!!

中原
そうだよ!!

中原
俺も、ずっと前から太宰のことが!!

太宰
っ!!

太宰
(ドアが開いた・・・。)

太宰
(ということは、つまり中也は、本当に私のことが好きなんだ・・。)

中原
(ドアが開いた・・。)

中原
(太宰っ・・!!)

中原
(俺のこと、ずっと好きだったなんて・・。)

太宰
わざとこんなお題を出したの?

「わざと」ではありますが、悪意を持って出したわけではありません。
ただ私は、ずっとお互いの気持ちが分からないまま、この部屋を進んでいっても、楽しくはないのではないかと思ったんです・・。
太宰
そう。

太宰
支配人なりに、私たちの気持ちを考えてくれていたんだね・・。

中原
そうみてぇだな・・。

はい。
私はあなた達を不幸にするために、この部屋に呼んだわけではないですから。
太宰
(やっぱり、ここの支配人が私たちを呼んだんだね・・。)

中原
(支配人が呼んでたのかよ・・。)

中原
おっと・・。

太宰
ナイスキャッチ!

中原
(機嫌よくなったな・・。)

中原
えっと~・・、

中原
っ//!?

太宰
えっ、何その反応・・。

中原
・・・。

太宰
ちょっと~、黙り込むの、やめてもらってもいいかな~??

中原
(さっきまで手前が黙り込んでただろうがよ!!)

中原
はぁ・・。

中原
自分で見ろよ、ほら。

太宰
(なんで口で言わないんだ?)

太宰
ん~?

太宰
どれどれって・・・。

*ただしこの場合、お互いの体が離れるとハグをしていないとみなされます。
そのため、体を密着させてハグを行ってください。
ちなみに、ハグをしていないとみなされた場合は、
途中の時間からではなく、0秒から始めます。
太宰
(なるほど・・・。)

太宰
(だから直接紙を渡したんだ~・・。)

太宰
(ってことはつまり~・・、)

太宰
中也、照れてる??

中原
はっ、はぁ!??

中原
俺がこんなんで照れるわけねぇだろうが!

太宰
んじゃ、なんで口でお題言ってくれなかったの~??

中原
・・・。

太宰
何も言えないってことは、照れてるってことでいいk

中原
おい太宰。

中原
あまりイジんじゃねぇぞ・・。

太宰
おー、おこってるー。

太宰
ちゅうや、こわーい。

中原
全部棒読みじゃねぇか!!

中原
まっ、まぁ、とりあえずハグすればいいんだろ?

太宰
3分間ね・・?

中原
・・・。

中原
(3分間あいつとハグしたら、俺どうなっちまうんだよ・・!!)

太宰
(中也と3分間もハグ出来るなんて~・・。)

太宰
(まるで夢のようだ♪)

太宰
それじゃ、さっそくやってみよ~!!

中原
おっ、おう・・。
