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華神 楓
……私も行きます。
烏姉
え？本当にいいの？
華神 楓
…はい。
華神 楓
このインターホンを押したのが、たとえあの人達だとしても…、
華神 楓
私は、巻き込みたくないで…！笑
烏旅人
……それ、ホンマか？
華神 楓
ぇ、
烏旅人
腕震えとるで。
華神 楓
なんで、、…
烏旅人
…怖いんやろ？ホンマは
華神 楓
！
そっか。
私はあの人たちを恐れているんだ。
もう、二度と拭いきれないトラウマなんだ。
でも、、
華神 楓
大丈夫だよ。旅人くん。
鳥旅人
！
華神 楓
もう、大丈夫。
華神 楓
決めた事だから
鳥旅人
そうか。
鳥旅人
けど、何かあったら助けるからな。
華神 楓
！
華神 楓
うん。(微笑む)
烏姉
はーい。
ｶﾞﾁｬｯ
お世話係
夜遅くにすみません。
お世話係
楓様は此処にはいませんか？
烏姉
……。
華神 楓
…(壁に隠れている)
大丈夫。
大丈夫だよ。私
もう、
もう、巻き込みたくないんでしょう？
…貴方なら、私なら
きっと。
大丈夫
華神 楓
…私はここですよ。
烏旅人
、
お世話係
！楓様ｯ！
華神 楓
…、
お世話係
早く帰りますよ
お世話係
こんな凡人の所にいたらダメです。
華神 楓
……
ﾊﾞﾁﾝｯｯ
お世話係
…かえで、、様…？
華神 楓
…、この人たちのことは悪く言わないで。
お世話係
……何故、庇うのですか？
華神 楓
…この人達は、
華神 楓
私の大切な人だから。
烏姉
楓ちゃん、、
烏旅人
…
お世話係
楓様？おかしくなってしまったのですか！？
華神 楓
…そうだよ。
お世話係
！
華神 楓
私は、おかしくなったよ
華神 楓
貴方達のせいで、、
華神 楓
私は苦しいよ
お世話係
…どうしてですか、、？私達は楓様のために、
華神 楓
私はもう、お世話されなくても、大丈夫なの。
華神 楓
私は、今の学校に通って、友達を作って、いっぱい遊んで…
華神 楓
普通の子みたいな、生活がしたいの
お世話係
…
華神 楓
誰かに縛られるんじゃなくて…、誰かの手が無いと生きていけないんじゃなくて。
華神 楓
…自由に生きたいの、
お世話係
…。
華神 楓
…それがダメなのなら…
華神 楓
私は。
もう何も抵抗しない
お世話係
！
烏姉
え、？
華神 楓
…抵抗しても、無駄だって気づいたから
華神 楓
貴方達には分かってもらえないから
華神 楓
私は、貴方達の操り人形でいれば良いんでしょう
お世話係
そうです。楓様
華神 楓
…、
お世話係
では、帰りましょう。楓様
華神 楓
うん。
華神 楓
…お姉さん、旅人くん
華神 楓
またね。
烏姉
なんで、？楓ちゃん、、！！
烏旅人
…お前、本当にそれが良いと思ってるんか、？
華神 楓
………うん。(微笑)
烏旅人
、、そうか。
烏姉
そんな、、ｯ、待って！
烏旅人
……。
お世話係
では、失礼します。
ﾊﾞﾀﾝｯ
烏姉
あぁ、、あああ…泣
烏旅人
……
最後、楓の目は生が感じられなかった
まるで死んでるかのようで。
まるで、本当に操り人形になったかのようだった
烏旅人
…またね。か、、
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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