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テラーノベル(Teller Novel)
人類滅亡

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12

第11話 真実

♥

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2023年04月30日

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玲奈

も、もう一度お願いします

鈴木

行きますよ!

玲奈

はい!

玲奈

私は、鈴木隊長に稽古を付けてもらっていた

玲奈

最初はなんども
吹き飛ばされたり
嘔吐したりしていた

玲奈

しかし、それを耐えて
耐えて続けなければ、戦ってみんなを助ける力にはならない

鈴木

もっと素早く!
的確に!
それだと、勝てませんよ!!

玲奈

はい!!

結芽

……
玲奈ちゃん……

数時間前

結芽

玲奈ちゃん!

玲奈

結芽

結芽

何話してたの?

玲奈

なんでもないよ

結芽

嘘いわないでよ…
わからないよ

玲奈

結芽…

結芽

嫌だよ…
玲奈ちゃんもアレになるのは…

玲奈

震える結芽を見て
私は、そっと結芽を励ました

玲奈

大丈夫
私は、アイツらになったりしない
その為に…

結芽

その為に…?

玲奈

なんでもない
大丈夫だからね

玲奈

だから、みんなのいる所で待ってて

結芽

うん…

結芽

わからないよ…
玲奈ちゃんの事…

玲奈

何か言った?

結芽

なんでもないよ

玲奈

そっか

玲奈

はぁ……はぁ…

鈴木

訓練はここまで

玲奈

はい…

鈴木

大丈夫ですか?

玲奈

大丈夫です
今のところは…

鈴木

……

鈴木

無理なハード連なので
これ以上は、身体を壊しかねないですよ

玲奈

でも、やるしかないんです

鈴木

一度ちゃんと
休んでから続きをしましょう

玲奈

わかりました…

警視庁 地下 〇〇階 資料室

やっぱり
ここに、隠してたか

例の計画書を
こんな資料室に隠すとはな

にしても、何故
こんな資料室なんかに…

まあ、いいさ
これを手にすれば
全て解決する

ついでに、あのシェルターの地下倉庫に爆弾はもうしかけてあるから
あとは、爆破させるのみ

装備は確か
3番の棚にあると言ってたな

お、これか
仮面も付いてくるとは
ありがたいな

準備万端
あとは、渚からの連絡を待つとするか

渚 視点

そろそろ、兄さんの
準備も整っただろうし
始めようか

玲奈ちゃん達には申し訳ないけど
ここで沢山の人が死んでもらわないと困るからね

通話終了

通話
00:10

やあ、兄さん
爆破を始めていいよ
全てを焼き払って

了解!

そして、俺は
爆弾のスイッチを押した

シェルター内 倉庫爆発💥

玲奈

シェルター内にいきなり大きな爆発音が響く

鈴木

な、何事だ!

隊員

隊長!!!

鈴木

どうした?!

隊員

倉庫がいきなり爆発し
奴らがなだれ込んで来ています!

感染者

ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙

避難者

きゃああああ!!!!

鈴木

マズイ!!

鈴木

皆さん!
急いで!!
地下鉄の方へ!!

サイレン

緊急!緊急!!
何かの爆発により
火災と感染者がなだれ込んでいます!!
今すぐ、逃げてください

玲奈

シェルター内は
大騒ぎとなった

結芽

玲奈ちゃん!

玲奈

結芽
いい!
両親を早く連れてきて!
ここから逃げるよ!

結芽

うん!

鈴木

玲奈さん達も
早く!!

玲奈

はい!

結芽

パパ!
ママ!!

避難者

いやーー!!!

結芽

必死に私は
両親を呼んだが応答がなかった

玲奈

結芽!!

結芽

玲奈ちゃん⋯

結芽

パパ・ママ見つからないの

玲奈

でも、逃げないと!

結芽

いやよ!

結芽

見つけないと!

玲奈

私は、無理にでも結芽の腕を掴み
必死に走った

結芽

離してよ!!
離して玲奈ちゃん!!

玲奈

結芽

いや!
パパ
ママ!!

玲奈

私は、見てしまったのだ結芽の両親がもう既にヤツらに食い殺されていたことを

鈴木

急いで!

玲奈

私たちは必死に走り
崩れゆくシェルターを後に
地下鉄に乗り込んだ

結芽

はぁはぁ⋯

玲奈

はぁはぁ⋯

結芽

どうして⋯
どうしてなの!

玲奈

⋯⋯

結芽

答えてよ!
玲奈ちゃん!!

玲奈

ごめん⋯

結芽

私は、玲奈ちゃんの頬を叩いた

結芽

私は!
許さない!!

玲奈

⋯⋯

鈴木

⋯⋯

パチパチ👏
いい喧嘩だな

鈴木

?!

玲奈

?!

鈴木

誰だお前は!
声はボイチェンか

楽しませてもらったよ
いやいや爆発させて正解だったな

結芽

玲奈

まさか

鈴木

お前が、この悲劇を起こしたのか

そうだと言ったらどうする?

鈴木

手を挙げろ!!
両手を頭の後ろに!

あげる気はないぞ
撃ってみな

鈴木

俺は、銃を撃とうとするが

玲奈

まって!

鈴木

?!

玲奈

貴方
もしかして
悟さん?

悟?
誰だそれ

玲奈

揺れる車内
電車内の蛍光灯は
時折、点滅する中
私は、あるひとつの傷を見つけてる

玲奈

それは、少し前
悟さんの左手に切り傷がある事を私は、知っていた

玲奈

その切り傷は
たまたま、何かで切りつけたと言っていた

玲奈

その傷を忘れる事はない

玲奈

ねえ!
そうなんでしょ!
悟さん!!


まさか、傷で気づかれるとは
俺も、愚かだな

そうだ
俺だよ
悟だ

玲奈

なんで、貴方がこんな事を⋯

お前たちには
関係の無い事だ

大人しく死ぬんだな

玲奈

揺れる車内
悟の裏切り
動揺をする一同
まだ、終わることの無い悲劇を私たちはどう乗り越えるのか

次回 第12話 恐怖

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