サリナ
暗殺者探しねぇ…

ミカゲ
頼めるか?

サリナ
いいよん♡

サリナ
あ、これだけ食べてからで良い?

これだけ…と言っているサリナの前には、大盛りの天ぷらうどん、大盛りライス、大盛りのステーキがあった。
ミカゲ
ああ

サリナ
あと!BL漫画の新刊買ってからでも!?

ミカゲ
構わねェ

サリナ
いっやったぁい!!

サリナ
愛してるぜリーダー!!

サリナは嬉しそうに笑いながら、今自分が食べている大盛り定食をパクパクと食べて片付けていく。
ミカゲ
(背が高い可愛い系の女がこんな大食いで腐女子で武闘家だもんな)

ミカゲと出会った時には、もうすでに武闘家のように強かった。
ミカゲ
(オマケに、事務所の女の中で一番スタイルが良い)

ミカゲ
(ローズは女が羨ましがるモデルスタイルで、サリナは男が欲しがるグラマラススタイル)

サリナ
ねぇ!ミカゲさん暇?

ミカゲ
あ?

サリナ
暇ならアタシと一緒に暗殺者の聞き込みに行かない?

ミカゲ
とりあえずアイラに頼まれた仕事は終わって今暇だァ

ミカゲ
けど、良いのかァ?

ミカゲ
俺と一緒にいたら事件が起きるんだぞォ?

サリナ
ええ知ってるわよ?

サリナ
だからソレを利用して、アタシは武を極めるのよ!

ミカゲ
俺の不幸体質を修行っつって無双するのテメェくれェだァ

サリナ
うっふふ!

サリナ
ま、リーダーの身はアタシが守るからね!

ミカゲ
はいはい

ミカゲ
逞しいこって

リノ
やめといたら〜?

ミカゲ
ん?

サリナ
ん?

リノ
暗殺者の聞き込みは、やめといた方が良いよ〜

リノ
噂で聞いたんだけどさ〜、その暗殺者は、自分に関わった人間は容赦なく殺してる

リノ
それに、自分は姿を見せないと来た

リノ
見えない敵をどうやって倒すのさ?

ミカゲ
今回お前は知恵が働かねェ〜のか?

リノ
その俺の知恵が、大事な大事なお前ら止めてんだよ

リノ
だから、暗殺者の要件を探るのはやめてくんない?

ミカゲ
社長に頼まれたからなァ

リノ
社長の性格上、それは頼まないっしょ〜?

リノ
頼んで来たのは後輩の方…

リノ
違う?

ミカゲ
……

リノ
社長に直頼みしたら、暗殺者の件を取り下げてくれるかもしれないよ〜?

リノ
あの人も、俺達が危ない目に遭うのは嫌だろうし〜

リノ
もし電話しづらいなら、俺が言っとくよ〜

ミカゲ
随分とまァ、その暗殺者とやらに逃げ腰だなァ

リノ
見えない敵に照準は向けられねェからな〜

ミカゲ
何を隠してやがる?

リノ
何も隠してね〜よ?

ミカゲ
……

ミカゲ
わァった

リノ
本当?

ミカゲ
ああ

ミカゲ
キリュウとダンテさんには、俺が言っとく

リノ
ありがと

リノ
でも本当に暗殺者と関わらないようにしてくれるか、心配だから今ここでかけて

ミカゲ
何束縛激しい女みてェな事言ってんだァ!?

ダンテ
『どうした少年?何かわかったかァ?』

ミカゲ
ごめんダンテさん、暗殺者の件はちょっと…受け入れられないと言うか…

ダンテ
『え?なんで?』

ミカゲ
あー…えっと…

ミカゲが珍しく言い淀んでいると、リノがミカゲのスマホを手に取った。
リノ
暗殺者は、自分と絡んだ相手を容赦なく殺してくるから

リノ
しかも殺す時は、自分の姿を一切見せない

リノ
悪ィけど、暗殺者相手だけは無理

ダンテ
『そうか。そこまで言うなら暗殺者の件は諦める』

リノ
ありがと!

ダンテ
『ああ』

ミカゲ
悪かったなァダンテさん

ダンテ
『いや?無理なら仕方ねェ!他の方法探すからなァ』

ミカゲ
逞しい

ダンテ
『他に用事は?』

ミカゲ
悪ィそんだけだァ、じゃァな

ダンテ
『ああ』

ミカゲさんスマホの通話を切って、尻ポケットに入れた。
リノ
ごめんねミカゲさん

ミカゲ
構わねェ

ミカゲ
てか、俺が言うって言っときながら結局テメェに任せちまったなァ

リノ
いいよ別に

リノ
暗殺者の事については、もう首突っ込むなよ〜?

ミカゲ
はいはい

リノ
今日一日は俺の抱き枕な〜

ミカゲ
やめろ暑い

リノ
だってミカゲさんどうせ暗殺者調べるだろ?

リノ
絶対させねェからな

ミカゲ
お前なんでそんな暗殺者にビビってんだァ?

リノ
暗殺者だからビビってんだよ!

ミカゲ
(冷や汗、焦燥感…。暗殺者にビビってんのは本当だなァ)

リノ
サリナさんと一緒に依頼に行くなら俺も連れてって!

ミカゲ
はいはいわァったっての

サリナ
ふふ!普段余裕そうな顔してるのに、今はそんなにミカゲちゃんに縋って…

サリナ
リノ君可愛い!

リノ
アンタもだからな〜サリナさん

サリナ
あら?アタシも?

リノ
姿を見せずに殺してる

リノ
アンタが幾ら最強の武闘家だろうが、暗殺者は先に確実に殺しにかかるから

サリナ
なるほど。確かにアタシには勝ち目が無いわねぇ

リノ
ああ!だから関わんないで

サリナ
はいはい(◜ᴗ◝ )

リノ
いや和んでんじゃないよ!

サリナ
貴方自分が必死だと年相応で可愛いのよねぇ

ミカゲ
確かになァ

リノ
こっちの気も知らねェでホント…

ミカゲ
それじゃァなんで必死になってんのか話してくれよ

リノ
……ッ!

リノ
ごめん、無理…

「行かないでくれ」と言わんばかりに、子供のように強く抱き締めてくるリノ。
ミカゲ
(◜ᴗ◝ )

サリナ
(◜ᴗ◝ )

リノ
だっからなんでそんな和んでんだァ!?

ミカゲ
それじゃァリノ

ミカゲ
暗殺者の件は諦める

ミカゲ
けど、アイラと一緒に観光行った時の、毒蜘蛛の流通場所が知りてェ

リノ
まァ、それくらいなら…

サリナ
ご一緒しますぜ〜リーダー!

リノ
俺も

ミカゲ
わァった
