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コメント
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仁
瑠衣
杖道
瑠衣
杖道
瑠衣
瑠衣
「あの子は、私を見下してた」
「柔らかい笑顔の裏には、どす黒い顔があったの！」
「許せなかった！」
「努力を踏みにじられて」
「我慢できなかった！」
「痛かった！苦しかった！」
「あの目線が！あの声が！嫌いだった！」
「可愛くなりたかった私を見下して」
「現実見なさいって何様なのよ！」
「私は！私は！！主役になりたかった！！」
瑠衣
瑠衣
仁は分かるかわかんねぇけど 俺は分かる
その気持ち
痛ぇほど
仁の隣に居ると俺が霞んで見える
俺もこんなふうになりたい 仁みたいに
でも、周りの目線は夢を諦めろっていう 冷たいもの
別にそれがどうとかは無い
ただ。
瑠衣
仁
瑠衣
仁
……仁みたいな桜には慣れない おっさんみたいな百合にもなれない
俺は所詮、その辺のたんぽぽだ
それでも
なりたいんだよ、主人公に
瑠衣
仁
瑠衣
いや、俺は主人公なんだ
いつだって弱いし 真似しかしてねぇ でも、戦ったんだ
冷たい目線にも抗って
慣れない苦悩を抱えて走った
俺は、戦った
なら、戦えたんなら
仁
仁
瑠衣
仁
仁
仁
瑠衣
そう、そう！ 俺は、主人公なんだ
仁みたいな桜にはなれねぇし おっさんみたいな百合にもなれねぇけど
でも、間違いなく主人公なんだ
たんぽぽじゃない ひまわりみたいにもっと
高くて存在感があるやつ
劣等感はない
だって
だって
前向いて
胸張って
なりてぇもん追っかけて
仁は
認めてくれたんだ
仁だけじゃねぇ
きっと俺の知らないところで
誰かが認めてくれてる
なら、俺は
たんぽぽじゃねぇ
ひまわりだ
背が高くて 誰よりも太陽みたいで 明るくて 目立つやつ！
綺麗じゃなくても 何よりもかっけぇ花だ！！
瑠衣
仁
瑠衣
仁
仁はいつだって主人公だ
でも、俺も負けてねぇ
桜だろうがなんだろうが
ひまわりには関係ねぇんだ
太陽だけ向いて生きていく
