テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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目の見えないヤンキー少女の恋

第13話 - 13話

160

2024年08月23日

#妖怪ウォッチ

#エンマ大王

#恋愛

凛🐶

エンマ

本題に入ろう

光莉

あぁ妻になるって話？笑

エンマ

妻になってしなければならないことは何も無い

エンマ

のんびり暮らしていい

エンマ

業務はすべて俺がやるからな

光莉

何も？奥さんって料理とか家事するイメージだけど

エンマ

それは他の者がやってくれる

光莉

結婚式とかは？

エンマ

光莉がしたいなら準備させる

光莉

(結婚ってそういうものだっけ)

光莉

(なんか、思ってたのと違う)

光莉

やっぱ結婚式はいい

エンマ

そうか

光莉

私のどこが良くて好きになったの？笑

エンマ

そうだな

エンマ

強くて、人を気遣えて、時々儚げで、料理が下手で、不器用で、笑顔が可愛いところだな

エンマ

他にもーーーー笑

光莉

............................そ、そうなんだ笑

光莉

良く見てるね笑

光莉

(...それって、私の話なの、かな)

光莉

(まるで私を挟んで別の誰かの話をしてるみたいな、、)

光莉

(私、料理なんて作ったことないし、人を気遣えるような性格でもないよ)

光莉

(誰の話をしてるの、)

光莉

(私と話す時は真顔か怒ってる顔で笑ってる時ですら少し変なのに、)

光莉

(...なんで今は笑顔で話してるの)

光莉

(楽しそうに、嬉しそうに、幸せそうに、)

光莉

(私の話のはずなのに...)

エンマ

ﾊｯ

エンマ

ｺﾎﾝｯ//

エンマ

すまん話しすぎた

エンマ

今日は疲れも溜まっているだろうから寝ろ

光莉

うん...

仕事場

ぬらりひょん

大王様、よろしいのですか？

ぬらりひょん

あのものを妻にして

エンマ

反対なのか？

エンマ

あいつを幸せにするならこれが1番だろ

エンマ

あいつにまた好きな奴が出来ても構わないと言ってある

エンマ

何が不満だ

ぬらりひょん

愛していると嘘をついてまですることではありません

ぬらりひょん

このままではあの者にずっと嘘をつき続けることになるんですよ!!

エンマ

承知の上だ

エンマ

嘘をついてでも俺はあいつを幸せにする

エンマ

それが何百年と続こうとな

エンマ

一生をかけてでも記憶を封じる

エンマ

それがあいつの友としての務めだ

エンマ

もう、あのような姿の光莉は見たくはない

エンマ

記憶が戻ればきっと壊れてしまう、

ぬらりひょん

.............

ぬらりひょん

大王様のお気持ちは分かりますが、

ぬらりひょん

(こうするしか、ないかのか)

エンマ

...........

エンマ

光莉を人間界へ行かせることを禁ずる

エンマ

あの庭にもな

エンマ

記憶を取り戻すようなことがないようにしろ

ぬらりひょん

...承知致しました大王様

光莉

わぁ

光莉

でかい建物だな

光莉

流石エンマ大王の住む家笑

ぬらりひょん

光莉様、どうなされたのですか

光莉

ちょっと探検してたの笑

光莉

てかなんで敬語？めっちゃ違和感あるんだけど

ぬらりひょん

仮にも大王様の奥方様ですので

光莉

止めてって言ったらやめてくれる？

ぬらりひょん

難しいですね

光莉

じゃあ他の人がいない時は普通に接して

ぬらりひょん

わかった

光莉

よし笑

ぬらりひょん

城の案内なら私がしよう

光莉

え〜ありがと〜笑

光莉

ぬらりひょんって意外と暇なんだね笑

ぬらりひょん

💢

ぬらりひょん

ここはーーーーーー

光莉

へぇ

光莉

........ねぇエンマって嘘つくの？

ぬらりひょん

...エンマ大王様が嘘をつくわけがないだろう

光莉

やっぱりそうだよね笑

光莉

もうひとつ質問

光莉

昔、私に似たエンマの彼女とか親友みたいなのいた事ある？

ぬらりひょん

...エンマ大王様に恋人がいた事はない

ぬらりひょん

友人は何人かいたがその中に女性の方はおらん

光莉

.....そっか笑

光莉

(エンマ大王様って嘘ついた人の舌をとるくらいだからエンマもその配下も嘘つくわけないよね笑)

ぬらりひょん

(...バカだと思っていたが感はいいようだな)

ぬらりひょん

(もう気にしてはいないようだからひとまずは安心だが、)

光莉

ねぇ私人間界に行きたい

ぬらりひょん

...!!

ぬらりひょん

ダメだ

光莉

えーなんでよ

光莉

エンマは自由に暮らしていいって言ってたよ

ぬらりひょん

だ、大王様の妻となられるお方は人間界には足を踏み入れられない掟なのだ

光莉

何それ

光莉

自由じゃないじゃん

光莉

なんのためにエンマの妻やってると思ってるの

ぬらりひょん

大王様が好きだからではないのか

光莉

べ、別にそんなんじゃないし

光莉

(少しはカリスマ性もあって強くて、優しいとは思うけど)

光莉

私は黒髪クールで優しい人がタイプなの!!//

光莉

(...あれ、なんでだろ)

光莉

と、とにかく私はエンマの妻になった方が面白そうだし、好きって言われたから仕方なく//

ぬらりひょん

そうか

ぬらりひょん

妖魔界だったらある1箇所を除いてはどこへでも行って構わない

光莉

1箇所って？

ぬらりひょん

ここから北にあるエンマ大王様のお気に入りの場所だ

光莉

いい場所独り占めとか出来るんだ

光莉

流石エンマ大王

光莉

どんな所？

ぬらりひょん

...花畑だ

光莉

花畑...

ぬらりひょん

(ここまで言って良かっただろうか、)

光莉

どんな花があるの？

ぬらりひょん

それは知らん

光莉

えー

光莉

使えないなぁ

ぬらりひょん

💢

ぬらりひょん

お前は人をイラつかせるプロだな

光莉

そう？ありがとう笑

ぬらりひょん

褒めてない💢

ぬらりひょん

(だが人間界へ行きたいという話は逸らせられた)

ぬらりひょん

(光莉が単純バカで助かったな)

次の日

光莉

(はぁ昨日は探検のし過ぎで疲れた)

光莉

(てか昨日1回もあいつ会いに来なかったんだけど)

光莉

(私のこと好きって言ったくせに)

光莉

(奥さんほっといて何処にいんのよ、)

窓が開く

エンマ

よぉ光莉

光莉

...!!//

光莉

なんで窓から?!ここ何回だと...!!

エンマ

俺は空を飛べる

エンマ

落ちるかもとかそういう心配はいらねぇよ

光莉

あぁそっか、そうだったね

光莉

(あれ、私こいつが空飛べるって知ってたっけ)

光莉

で、なんで窓から？

エンマ

仕事抜け出してきたんだよぬらりがいない隙にな

エンマ

せっかく妖魔界に来たばかりなんだ

エンマ

案内するぜ

エンマ

お前が良かったらだが、一緒に来てくれるか？

光莉

.*･ﾟ(*º∀º*).ﾟ･*.

光莉

行くいく!!笑

光莉

行きたい!!笑

エンマ

笑

光莉

...!!

光莉

(笑った笑)

光莉

妖怪がたくさんいる

エンマ

はぐれるなよ？

光莉

そんな子供じゃあるまいし

エンマ

ほらあっちに屋台があるぞ

エンマ

行ってみよう

光莉

行く！笑

エンマ

手を握る

光莉

.....(さりげなく手を握りやがった)

エンマ

？

エンマ

行かないのか？

光莉

(たらしだ...！)

光莉

(こいつの周りの女性は大変だな)

光莉

(好きになっても私がいるんだから笑)

光莉

(恋人いたことないってぬらりひょんが言ってたし今まで好きって言ったのは私だけってことだよね)

光莉

(絶対長生きしてるのに)

光莉

(そんなに私がいい女なのかねぇ笑)

光莉

(まぁ他の人よりは美しい顔してると自分でも思ってしまうけど笑)

エンマ

何を1人で笑っているんだ？気味が悪いぞ

光莉

酷いぞお前

光莉

可愛いとか言えないのかよ

光莉

(笑顔が可愛いって言ったのお前だろうが)

エンマ

光莉は世界一可愛いぞ

エンマ

それは分かっている

光莉

(/////△/////)ｷｭｰﾝ

光莉

...なっ//

光莉

そういうことを真顔で言うな！//

エンマ

言って欲しそうにしてたのお前だろ

光莉

そうだけど、

光莉

もう！早く行こう//

光莉

もう暗くなってきたね

光莉

戻る？

エンマ

見せたいものがある

エンマ

もう少し付き合ってくれ

光莉

(あ、あれかな)

光莉

(エンマのお気に入りって言ってた花畑見せてくれるのかな笑)

光莉

(なんで目を瞑るのかな)

エンマ

もう目を開けていいぞ

光莉

.....!!

光莉

わぁキレイ笑✨️

光莉

こんなに綺麗な景色初めて見たよ笑

エンマ

...、笑

エンマ

それは良かった笑

光莉

連れてきてくれてありがとう笑

光莉

妖魔界もいいね煌炎くん笑

光莉

...あれ、煌炎くん、ってだr...

エンマ

.........!!

光莉

.........ぇ、

光莉

どうし...

エンマ

帰るぞ

光莉

えっ、まだ来たばかりだし、もう少し...

エンマ

帰るぞ

光莉

ﾋﾞｸｯ

光莉

...う、うん

エンマ

またな

光莉

うん...

光莉

おやすみ、

エンマ

あぁいい夢を

光莉

(...何がダメだったんだろ、)

光莉

(なんでいきなり、)

光莉

(煌炎くん...って誰)

光莉

(なんでその名前を出した時、驚いた顔してたんだろ、)

光莉

(...怒ったような、悲しいような顔だった)

光莉

(もうその名前だすのやめよう...)

エンマ

(俺が甘かった、また綺麗な景色を一緒に見たいと思ったんだが、)

エンマ

(まさか名前を言うとは)

エンマ

(忘れているだけで記憶はまだ光莉の中にある、それが少しの刺激で一つ一つ漏れ出ているんだろう、)

エンマ

(だが、俺はまたあいつにたくさんの景色を見せてやりたい)

エンマ

(世界は綺麗な場所も沢山あるんだと教えてやりたいだけなんだ)

エンマ

(俺は、どうすれば...)

次の日

光莉

おはよ〜笑

光莉

仕事大変そうだね笑

エンマ

光莉か

エンマ

昨日はすまない

エンマ

急な用事が入ったんだ

光莉

あ〜そうなんだ笑

光莉

なら仕方ないね笑

光莉

(嘘っぽい...でもエンマ大王が嘘つくはずないし、あれは私の見間違えかな)

ぬらりひょん

(また嘘を...)

エンマ

今日はこんな朝早くからどうしたんだ？

光莉

いや特に何も笑

光莉

暇だったから笑

光莉

それにしてもこんな朝早くから仕事しててすごいね笑

エンマ

昨日の分も残ってるからな

ぬらりひょん

抜け出さず業務を昨日のうちに終わらせていればこうはならなかったはずです

ぬらりひょん

見ての通り今は忙しい

ぬらりひょん

邪魔しないでくれ

光莉

そうだねぇ私に出来ることなんてないし

光莉

あっお昼のお弁当でも...

エンマ

(ｶﾞﾀｯ!!

光莉

ﾋﾞｸｯ

エンマ

そんなことお前がしなくていい

エンマ

怪我するだけだ

光莉

(...そりゃあ、今まで料理なんて作ったことなんてないし、下手だろうけど...)

光莉

(そんなに怒らなくても...)

光莉

(...妻と言ったら夫への愛妻弁当じゃないの...?)

光莉

(私の、好きなところ、料理が下手なところって言ってたのに...)

光莉

(少しは喜んでくれると...)

光莉

.........

次回♡13

目の見えないヤンキー少女の恋

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この作品はいかがでしたか？

160

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一気見したんですけど、ほんとに主さん天才すぎます😭続きが楽しみです！

凛🐶

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