笑いながらもリハが終わって、少しずつみんなが荷物をまとめ始める。
俺も着替えを終えて、スタジオの隅でスマホを確認してたら――
楓弥
後ろから声がして振り返ると、 楓弥が少し俯いたまま立ってた。
楓弥
その小さな声に、 不思議と胸がじんとした。
史記
他のメンバーに見つかる前に、 とそっとスタジオを抜け出す。
史記
楓弥
史記
史記
楓弥
史記
そう言って笑いかけると、 楓弥は少し黙って、 それからふっと笑った。
楓弥
楓弥
史記
気づいたら、肩が触れるくらい近づいてて。
駅に向かう道。夜風がまだ少し冷たいのに、心はなんか、あったかくて。
ふと、立ち止まって、楓弥の顔を見た。
史記
楓弥
史記
史記
楓弥
史記
俺はその言葉が嬉しすぎて、歩きながら小さく拳を握る。
きっと、少しずつ、 俺たちの“ふたり”は進んでる。
“ビジネス”じゃない、 “リアル”な関係として。
END
コメント
1件
決別組でも作って欲しいです!