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文豪学園

第14話 - じゅうさん！

2025年11月11日

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#久米正雄(文豪とアルケミスト)

#江戸川乱歩(文豪ストレイドッグス)

#堀辰雄(文豪とアルケミスト)

#島崎藤村(文豪とアルケミスト)

#徳田秋声(文豪とアルケミスト)

久米茶々@事務所来てね

茶々

ちゅーい
⒈むしゃむしゃ､口調食べちゃった
⒉2年生組メイン
⒊ちょいホラー
⒋折口､柳田師匠は呼んだら来るってよよかったね
⒌4組に分割した意味なしにするかも
⒍確認したら武装塔2年生ズが少ないという事実
⒎色々と作ってる部分あり
⒏史実ネタ混ざってるかもね
⒐モブは無視して描いてる
⒑浮かれきってる馬鹿います

島崎藤村

京都組オンリー

茶々

和郎君に自分の本音乗っけたかもしれない

茶々

許して

末広鐵腸

640タップ超えたらしい

茶々

ほんまにごめん

太宰治

これ書いてる茶々って人が1日目何もなかったから飛ばしたいってよ

中原中也

ﾁｯ…
いい気になってやがる…

太宰治

仕方ないではないか

茶々

読者の皆さん本当にすみません

紅雲瀬文

舞妓さん体験、、、服きつい

紅雲瀬文

かわいいけどね)

師範

一度近所を散策してみましょう

師範

きついと思いますがこれが日常なので頑張ってください

散歩？観光？

そんな感じのやつっすわ

不意に通り過ぎた横筋で

事件は起きる

誰かっさあん

だっ…誰か！

犯人

ええい！(ぐさ

誰かっさあん

うう………(脂肪

犯人

(逃走

師範

見てはいけないわ

師範

誰か警察に

瀬文の友達

あ､､は､はい！

紅雲瀬文

、、、異能

師範

え？

だｯ！(走り出す)

師範

ちょっと待ちなさい！

瀬文の友達

ガシッ)

師範

何よｯt

瀬文の友達

行かせてあげて

瀬文の友達

彼女なら…異能被害は防げるわ

師範

⁇

犯人

な…

犯人

(近くにいた子か⁉︎早い…

紅雲瀬文

こっちって確か、、、

犯人

なら…異能力！

紅雲瀬文

📸

犯人

嘘だろ⁈

紅雲瀬文

再起動、、

ザワザワ

↓午前中観光組

島崎藤村

あれって

徳田秋声

間違いないね

中原中也

見覚えのあるやつだな…

島崎藤村

犯人…？

中原中也

嗚呼､間違いねえ

太宰治

なら“アソコ”かい？

中原中也

だろうよ相棒

太宰治

ほう…

中原中也

行こうぜ

太宰治

嗚呼…

“双黒”の名に懸けて…

犯人

よし､誰もいないな？

犯人

Зеркало, зеркало, открой его.

暗号です茶々は知りません

吸い込まれるように消える

太宰治

変わらないねえ

中原中也

だな

太宰治

で､行くのかい

中原中也

…離したらぶっ飛ばす！

太宰治

了解！

中原中也

Зеркало, зеркало, открой его.

吸い込まれるように消える

中原中也

久々に見たけど変わってねーな

太宰治

だねえ

犯人

な､なあ次どこだ？

犯人

どうするよ

犯人

そうだな…

犯人

この旅館は？

犯人

いいとこ気付いてんな

犯人

そこに仕掛けるんだ

犯人

ガキどもがいるかもしんねえけど良いのか？

犯人

構わん

中原中也

不味いな…

太宰治

これはこれで面白くなりそうだけど
無害な人を巻き込もうならやってらんないねえ…

犯人

じゃあ始めに此処､消そうか

犯人

は？

犯人

何言ってんだ⁉︎

犯人

侵入者の気配するんだヨ

中原中也

⁉︎

太宰治

あちゃー

犯人

早く言えよ💢

犯人

まあまあ

犯人

こんだけあれば大丈夫でしょ

ざっと20個あるような…

犯人

うわｯ！やる気だね

犯人

行くよ

犯人ズ退散

中原中也

は⁈

太宰治

嗚呼嗚呼

中原中也

逃げんぞ！

中原中也

異能力)『汚れっちまった悲しみに』

異能で被害を減らす

中原中也

出たはいいもののどっか行っちまった…

太宰治

…戻ろっか､もう行動してそうだし

中原中也

言われなくてもそうすんよ

尾崎紅葉

太宰､中原！💢

このアイコンやめよかな？↑

太宰治

すみませ〜ん

中原中也

しかしなあ………

中原中也

爆破犯が狙ってるなんて言えるか？))

尾崎紅葉

おい中原､なんかあったか

中原中也

い､いえなにも…

中原中也

不味いな…

太宰治

不味いねえ……

旅館帰った

太宰治

…

中原中也

…

島崎藤村

で､何があったの(ｽﾞｲｯ(ｸﾞｲｸﾞｲ

中原中也

ち､近えよ…

太宰治

あらら〜w

島崎藤村

ねえねえってば

中原中也

…誰にも言わねえって誓うか？

島崎藤村

う〜んどうだろ
秋声に言っちゃいそうだけど

太宰治

…ならいいや
説明しなよ

中原中也

数年前の話になるんだが……

中原中也

今は他人に渡しちまってるがとある組織を仕切っていたんだ

太宰治

そうその頃出会ったんだよね〜

中原中也

嗚呼

中原中也

そんで､その頃の敵(？)が此奴らだ

写真

島崎藤村

さっきの人…

太宰治

まあ､敵ってより乗っ取ろうとしてた馬鹿だけど

中原中也

んで､其奴らの首領葬ったから終わったと思って俺は首領の座を譲ったんだが…

島崎藤村

それが今に至ってまた狙ってるかも､と

太宰治

ね､雑魚って何時迄も同じことするんだよ？

中原中也

最悪だ…

太宰治

最低ー！

島崎藤村

だから太宰がいると不味いのか…))

↑誤解です藤村よ

ボイラー室

犯人

此処にこうして

犯人

これがこうで

犯人

こうして

犯人

よしっと

犯人

ふ〜まあこんだけあればいいでしょ

犯人

だろうな

犯人は馬鹿ですね

とりま旅館帰って数十分経ってたわw

中原中也

あー！もうやってらんねえ！

中原中也

行くぞ糞鯖！

太宰治

はいはいはい

島崎藤村

おー行ってら(棒)

画像ない廊下

中原中也

スタスタ)

太宰治

スタスタ)

衝突

犯人

いった〜

犯人

ごめんね坊や

中原中也

い…いえ

中原中也

…ってお前ら！

犯人

…え？

犯人

ってお前“中原中也”だろ！

犯人

え､じゃあこっちは“太宰治”かな〜？

中原中也

ﾁｯt…

太宰治

中也……

中原中也

解ってんよ

太宰治

死んでも知らないよ〜

犯人

襲え！

ドゴｯt

犯人

くｯ…

犯人

異能力！

太宰治

はいそれなし
『人間失格』

犯人

糞！

蹴り飛ばし､踏み付け

犯人

ガッ！

中原中也

お前ら…重力に潰されたいのか？(ど低音ブチ切れ

犯人

こうなったら！押すぞ！

犯人

ういっす！

ポチ､ポチポチ!

中原中也

は？💢

犯人

あと3時間で爆破するからそれまでに､ね♡

太宰治

ムカ､カチーン💢😡)

太宰治

使いたくなかったけど(ｶﾁｯ🔫)

太宰治

持ってきてよかった！(バン！(バン！

犯人

かはｯt(4んだ

犯人

ぐｯ(4んだ

犯人

い､異能力ｯ！

犯人

お､俺も…異能力ｯt！

太宰治

そういうのなしでしょ？(バン！(バン！

犯人

4んだ

犯人

4んだ

中原中也

これで全員か？

太宰治

多分ね…って

太宰治

…不味いね

一見何もなさそうな空間

だが僕らは…

太宰治

閉じ込められてる

中原中也

は⁈

中原中也

…

中原中也

本当だ…

中原中也

なあ､お前の異能無効化は…？

太宰治

だめだね

中原中也

はあ！？

太宰治

こっちが聞きたいよ

(水音)

？？？

外の世界とは別の場所に、静かに隔ててあげようではないか

？？？

概要
「小さなものほど、世界を変える力を持っている。」
異能《山椒魚》は、「閉鎖空間の生成・隔離」能力。
対象を小さな結界や容器のような空間に閉じ込めることができる。
戦闘では敵を一時的に無力化したり、環境ごと切り取ることで優位に立つ。
特徴：
小動物や水生生物のように、ひそやかに、着実に対象を追い詰める。
戦闘は派手ではなく、知略・観察力勝負。
自身も閉鎖空間に入ることで身体能力や耐久力が上昇する「自己防衛機能」付き。
■ 能力体系
段階名称効果
第一段階《水槽》小範囲（数m以内）の結界を作り、敵や物体を隔離。外界との接触を遮断。
第二段階《河床》中規模（半径10m前後）の結界を形成。閉じ込めた空間内の時間の進行を緩めることが可能。
第三段階《大堰》大規模結界（数十m〜100m）。複数の対象や空間を同時に隔離・分割できる。自分も中に入れる。
最終段階《源流》自然の流れそのものを結界化。水・風・小動物・微生物レベルまで操作可能。環境を丸ごと制御できる。
■ 発動条件
対象を観察し、最小単位で理解すること。
小さな生き物や地形の感覚を「自分の目」として使うことができるため、
直接触れなくても遠隔で閉じ込められる。
詠唱は不要。視線や仕草だけで発動可能。
■ 発動時の演出
空気が静まり、音がやや反響する。
微細な水滴や粉塵が漂い、空間が薄く歪む。
閉じ込めた対象は、まるで水槽の中で動く魚のようにゆっくり動く。
自身は結界の中心で静かに立ち、観察者として全てを掌握する。
■ 戦闘スタイル
長期戦・罠型・戦略型。
敵を小さな閉鎖空間に分断し、孤立させて弱体化させる。
直接攻撃力は低いが、「逃げ場のない戦場」を作る能力」として極めて強力。
仲間を守る結界としても使えるので、サポート兼妨害型。
■ 発動時の台詞例
「少し、静かにしてもらおうか。」
「ここで休むといい。外の世界は知らなくていい。」
「逃げても、行き場はない。」
「小さな世界ほど、全てを制御できるんだ。」
「水の中の魚のように、じっとしていろ。」
■ 文学的モチーフ
この異能は、観察眼・自然との親和性・小さな命への理解を具現化。
「小さな山椒魚でも、世界の流れを変えることができる」という比喩が力の根底にある。
戦闘よりも心理戦・戦略戦に向く能力で、派手さよりも静謐さが勝る。

茶々

らしいですはい

茶々

すいません解説挟みました

島崎藤村

遅い…

徳田秋声

行ってみるか？

島崎藤村

いいけど…

徳田秋声

まあ何かあれば先生に言えばいいし

島崎藤村

…だね

島崎藤村

太宰？中也？

徳田秋声

いませんか…って

中原中也

藤村！いるんだろ､なあ！

島崎藤村

中也…なんで…って

徳田秋声

ありえない…結界だね

徳田秋声

太宰がいる時点で無効化出来ない類の異能ということかな？

中原中也

助けてくれｯ

太宰治

僕の異能が効かないって何？イジメ？

太宰治

…ｯハハ､本当なんだろ

中原中也

太宰…

島崎藤村

嘘でしょ…

徳田秋声

嘘だって信じたいよ…

徳田秋声

真逆こっちの声が届かないなんてね

島崎藤村

思っても見なかったよ

島崎藤村

通信の完全なる遮断

徳田秋声

…紅葉先生呼んでくる

尾崎紅葉

…そういうわけか

徳田秋声

どうにかなりませんか？

尾崎紅葉

やってみよう…離れておれ

尾崎紅葉

異能力)『金色夜叉』

和装にマント、仕込み杖を持つ異形が出現し斬撃で空間を埋める

尾崎紅葉

行けｯ……頼む…！

徳田秋声

お願いｯ！

(斬れる音)

中原中也

…！

太宰治

！

徳田秋声

！

尾崎紅葉

守備が硬いようじゃのう…

徳田秋声

でも少しだけ…

尾崎紅葉

太宰で駄目でも私(わっち)のは効く､か…

島崎藤村

弱点そこ？

徳田秋声

となると…

尾崎紅葉

そうじゃ

島崎藤村

…でもこれが異能じゃないとすると？

徳田秋声

！？

尾崎紅葉

いいとこに気付いたな､藤村

尾崎紅葉

異能無効化が効かない､とするとこれは呪術だ
でも私(わっち)のが効くのが気になるのう

島崎藤村

そういうこと

徳田秋声

と､なると対応出来そうなのは…

尾崎紅葉

…

島崎藤村

いない？

徳田秋声

異能の本人をどうにかしないといけないかな？

尾崎紅葉

そうじゃろうな…

？？？

裏切られた記憶が蘇るだろ？

？？？

助けられる人はもういない…

中原中也

！？

太宰治

彼奴か…

中原中也

空気がどんどん重くなってやがる…

太宰治

誰も助けられない､ならもう諦めようよ中也

中原中也

はあ⁈お前らしくねえこと言うなよｯ！

中原中也

それにまだ方法があるかもしれねえし､な！

太宰治

ふｯ…

太宰治

やってやろうじゃあないか

中原中也

まずはこの檻からの脱出だな

太宰治

サイズ的に覚えがあるような…
真逆､魚群の檻…？

中原中也

彼奴…💢

太宰治

だね…

井伏鱒二

知ってたか…

井伏鱒二

まあいい､君の歴史はここで閉じるからね

井伏､別の階段から退散

尾崎紅葉

どうするか？

徳田秋声

相手の方､焼却炉で燃やしたいね

島崎藤村

腐ってもいいかも

尾崎紅葉

なら切り刻むか

広津和郎

…いや､此処は僕が行こう

徳田秋声

いいのか？彼奴､2人ほど殺害しようとしてるけど

広津和郎

まあ､どうにかなるよ

和郎､出動

尾崎紅葉

大丈夫かねえ…

井伏鱒二

________？

？？？

__________！
_____｡

井伏鱒二

_________！
_________________？

？？？

________

広津和郎

此処があの人の…

井伏鱒二

“太宰治”と“中原中也”か…

井伏鱒二

久しぶりだねぇ

井伏鱒二

まあ､他の仲間が使えなくて良かった

？？？

太宰か…

？？？

一度こっちでも調べてみよう

井伏鱒二

ありがとうございます

？？？

油断はするな

？？？

直ぐに誰か気付くだろうからな

井伏鱒二

はい

広津和郎

そこに真実はなし､か…

井伏鱒二

兎に角､なるべく早く来てくれ､佐藤さん

佐藤春夫

おいおいその呼び方はよせって言ってるだろ？

井伏鱒二

いえでも…

佐藤春夫

いいからよせって

広津和郎

その関係に嘘は潜む…

ガタｯ

(襖開ける音)､､バン！

広津和郎

『告白』――真実は、ここに顕れよ。

井伏鱒二

！

佐藤春夫

お､おい！直ぐ行く💦

広津和郎

本日の⚪︎時､此処で会おう

広津和郎

その佐藤とやらを連れてこい､いいな

井伏鱒二

…

佐藤春夫

受けてやるよ

佐藤春夫

ただ､場所は⚪︎⚪︎でいいか？

広津和郎

かまわない

広津和郎

…じゃあな

佐藤春夫

異能名：《殉情詩集（じゅんじょうししゅう）》
（代表作『殉情詩集』『田園の憂鬱』『秋刀魚の歌』より）
◆ 能力概要
「心の痛みや恋慕の情を“現実化”させる異能」
対象の心情（悲しみ・愛情・後悔・孤独など）を詩的具現化する能力。
春夫が“言葉”で詠うと、その詩が形となって空間に現れる。
たとえば、愛する者の涙が雨となり、別れの痛みが刃となる。
感情の純度が高いほど強力で、特に“恋慕”と“喪失”に関わる詩を詠んだとき、
現実そのものが歪むほどの力を発揮する。
◆ 効果詳細
① 情動具現（エモーション・インク）
　春夫の感情を詩に乗せ、現実を変質させる。
　怒りなら炎、哀しみなら雨、恋慕なら光。
　詩が終わるまで世界はその情動の支配下に置かれる。
② 哀恋の残響（メランコリック・リフレイン）
　対象の“記憶に残る感情”を呼び覚ます。
　敵の心に眠る後悔・未練・喪失を具現化し、動きを封じる。
③ 詩魂転写（ソウル・リサイト）
　他者の感情を代わりに詩として“引き受ける”。
　味方の悲しみを自身が背負うことで、精神的ダメージを肩代わりできる支援技。
④ 切り札：「君の名を、詩に変えて。」
　春夫が“愛した者の名”を詠むと、その存在の痕跡が世界に永遠として刻まれる。
　時間や死を超越するが、同時に春夫の心からその人物の記憶が消える。
　――“詩に残す代償として、心から失う”という悲劇的な究極技。
◆ 発動条件
・詩の朗誦、または筆による詩の記述。
・感情の高ぶり、特に「愛」「哀」「別離」「献身」をテーマにした詩で発動しやすい。
・冷静では発動しにくい。内心の痛みや情念が燃えているほど強まる。
◆ 能力イメージ
春夫が静かに筆を走らせる。
「――君を思う心、それがこの世を焦がすなら。」
文字が空気中に浮かび、赤い光を放ちながら形を成す。
“詩”が世界を変える。花弁が舞い、空が泣き、敵の影が砕ける。
◆ 戦闘・支援スタイル
・中〜長距離支援、感情干渉型。
・敵の心理を詩で揺さぶり、幻覚・束縛・錯乱を誘発。
・味方の感情を整える回復支援も可能。
・攻撃というより、“世界を書き換える詩人”。

茶々

だそうです

そして⚪︎時､指定場所

佐藤春夫

お前さんか…

広津和郎

君がその佐藤さんなんだな

広津和郎

父上が一度大敗した相手…変わってないな)

井伏鱒二

約束通り連れてきた､僕はこれで失礼するよ

広津和郎

眼鏡装着)

――これは､正義と過去が交わる夜のことである｡

第一幕　「沈黙の法廷」

夜。町のはずれ、朽ちた裁判所跡。月明かりに瓦礫が照らされ、風が吹き抜ける。

【SE：靴音、瓦礫を踏む音】

広津和郎

……この場所を選ぶとは、皮肉なものだな。（静かに）

佐藤春夫

君が“真実”を愛してやまない人間だからさ。
　ここが一番、君に似合うと思った。（微笑して）

広津は足を止め、冷たい視線を向ける。床には崩れた判決文、焦げた法服、そして錆びた秤。

広津和郎

春夫。中也に関する事件の記録は見た。
　君は、罪も何もない組織を狙い、虚偽の事件を作成した。

佐藤春夫

虚偽？　いいや、あれは“救い”だ。

広津の瞳が細く光る。

広津和郎

部下を救うという名の下に、真実を殺した。それが君の正義か。

春夫は一歩進み、風に揺れる髪を押さえる。

佐藤春夫

正義？　そんな大層なものじゃない。
　ただ――あの人が泣かないように、嘘をついただけだ。

沈黙。月が雲に隠れる。

広津和郎

……ならば、私は君を“審問”しよう。

（地面が震え、瓦礫の影から黒い文字が浮かび上がる。）

広津和郎

（詠唱）
罪と嘘との境に立つ我、問う――《告白》。
　虚偽の言葉、真実の名にて焼き尽くさん。

黒い法廷の結界が展開。瓦礫が組み合わさり、崩壊した法廷が形を取り戻していく。

第二幕　「言葉と詩の衝突」

佐藤春夫

やれやれ……本気だね、和郎君。

広津和郎

答えろ、佐藤春夫。
　あの夜――彼らは本当に“無実”だったのか。

春夫は短く息を吐き、静かに詩集を取り出す。

佐藤春夫

無実とか罪とか……そんな言葉で語れないよ。
　人は皆、誰かを思って嘘をつく。それを僕は、美しいと思う。

（筆先が光を帯びる。春夫の足元に花弁が舞い、詩が浮かぶ。）

佐藤春夫

（詠唱）
愛を詩に変え、哀しみを光に変えよう。
　――《殉情詩集》、情動具現。

光が広津を包む。黒い法廷の壁に、春夫がかつて愛した者(？)の面影が浮かぶ。

広津和郎

（苦しげに）
……やめろ、その幻影は……！

佐藤春夫

幻影じゃない。
　君の心にも、きっとまだ誰かがいるはずだ。

（広津の周囲に黒い文字が噴き出し、詩の光と激突する。）

広津和郎

（低く）
《言論結界》、第二条――虚偽は焼却される！

空気が爆ぜ、光と黒字が弾ける。花弁が灰に変わり、春夫の頬を切る。

佐藤春夫

（微笑しながら）
痛いね。でも、それでいい。
痛みこそ、生きている証だから。

広津和郎

情けを詩にするな！
　真実は痛みを飾るためのものではない！

佐藤春夫

じゃあ聞くよ。
　君が守る“真実”で、誰が幸せになった？

（広津の目が揺らぐ。春夫の詩文が再び光を帯びる。）

佐藤春夫

（詠唱）
――“泣くことを忘れた者よ、涙を思い出せ”。
　《哀恋の残響》。

広津の脳裏に、過去の記憶が流れ込む。裁判で救えなかった少年、告発によって壊れた家族。

広津和郎

（呻きながら）
　……やめろ……私の中を覗くな！

佐藤春夫

君の痛みを、僕が詩にしてやるよ。

第三幕　「告白と殉情」

広津は膝をつく。法廷の壁が崩れ、夜風が吹き込む。

広津和郎

（低く）
……詩で、人は救えぬ。
　詩は慰めにすぎん。

佐藤春夫

それでも、誰かがその慰めで生きていけるなら、僕はそれを選ぶ。

春夫の目に涙が光る。筆先から、ひとつの詩が零れるように現れる。

佐藤春夫

（静かに詠唱）
君の名を、詩に変えて。

その瞬間、光が世界を包む。時間が止まり、広津の中の全ての嘘と真実が同時に暴かれる。

広津はその中心で、かつて自分が見殺しにした少女の笑顔を見る。

広津和郎

（呟く）
……彼女も、嘘をついていた。
　それでも、あの笑顔は……真実だったのか……。

春夫は微笑む。

佐藤春夫

ねぇ、和郎。
真実と嘘の境目なんて、きっと最初から曖昧なんだ。

光が収束し、法廷は完全に崩壊。残るのは春夫の詩の断片と、広津の震える声。

広津和郎

（立ち上がり）
……私は、君を赦さぬ。
だが――
　お前の詩に、嘘はなかった。

春夫は微笑んだまま、静かに崩れ落ちる。彼の詩集の最後のページには、ただ一行。

「真実の名は、愛。」

翌朝未明。瓦礫の中で、広津は焼け焦げた詩集を拾い上げる。ページの隙間から、淡い光がこぼれる。

広津和郎

（独白）
真実を暴く力も、愛を詠う力も、人を救うためにあるはずだった。
　……ならば、次は私が詩を綴ろう。真実を、愛の言葉で。

広津和郎

ふう…

広津和郎

いなくなったらしいな

広津和郎

…(ドサｯ

そのまま疲れ切って倒れた

尾崎紅葉

和郎！いるか､和郎！

末広鐵腸

広津君が消えるなぞありえん…

尾崎紅葉

こんなに帰りが遅いとなると…

尾崎紅葉

真逆…殺られたとか…ないだろうな……

末広鐵腸

ないとは言い切れんな…

島崎藤村

こうなると中也が殺られるのも時間の問題だね…

尾崎紅葉

ええい！兎に角探すぞ！

大体30分後

尾崎紅葉

ﾊｱｯ…ﾊｱｯ…
いない､､ようだね…

徳田秋声

尾崎先生､､この眼鏡って…

島崎藤村

！

末広鐵腸

広津か！？

尾崎紅葉

近いぞ､探せｯ！

末広鐵腸

広津君！？

広津和郎

………
(気絶)

尾崎紅葉

くそｯ…誰に殺られたんじゃ！

徳田秋声

誰だｯ

島崎藤村

(救急車通報でーすしてる)

大体1時間後

尾崎紅葉

(覚める気配がない…)

尾崎紅葉

和郎君…

尾崎紅葉

(現場にあったこの詩集…和郎君なら知ってるだろうか…)

尾崎紅葉

知ってるなら教えてくれｯ……

広津和郎

う､､ん?

広津和郎

尾崎先生…？

尾崎紅葉

和郎君！

尾崎紅葉

よかった､､何があったのか教えてくれないか？

広津和郎

…

広津和郎

(思い出そうとしてます)

広津和郎

なにも､､思い出せない…？

広津和郎

なんでｯ､､なんでだｯ！(半べそ)

広津和郎

うぅっ………

尾崎紅葉

…(かちゃ(広津に眼鏡

広津和郎

…へｯ？

尾崎紅葉

思い出せないなら無理せんでええのじゃ

広津和郎

ｯ…

広津和郎

やばｯ､､色々と逆流しそう…)

広津和郎

あの…
中原さんって……

尾崎紅葉

ん？彼奴か？

(時限爆弾のタイマー音) 残り1時間

中原中也

不味い…空気がどんどん薄くなってやがる…)ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ

太宰治

…(息止めてたら4ねるかな？

中原中也

こんな所で…死んでたまるかｯ！

太宰治

“アレ”するつもりかい？

中原中也

あたりめえだ！

太宰治

そう､

中原中也

(落ち着いて詠唱)
汝､陰鬱なる汚濁の許容よ､更(あらた)めてわれを目覚ますことなかれ…

全身に赤黒い禍々しいラインが走る

中原中也

行くぞぉぉぉぉ！(以下､言語不明)

太宰治

はいはい

兎に角ブラックホール(小)で結界を撃ち抜く

中原中也

ｼｭｩｩｩｩｩ)

太宰治

いいぞいいぞ？
あと少し…

数分後

太宰治

はい中也もう終わってるよ

中原中也

ｼｭｩｩｩｩｩ)

太宰治

あ､時限爆弾ぶち壊してきてぇ？

数分後

太宰治

はいはいこれ以上何もないから､休んでくんない？
『人間失格』

中原中也

…

中原中也

お､終わった…の…か……ｺﾃｯ(気絶

太宰治

うわ〜ビッショビショじゃん

徳田秋声

…中也､太宰

島崎藤村

これってどういうことか説明して？

太宰治

…

太宰治

後で中也に言わせるよ

太宰治

それまでは､ね

島崎藤村

へ〜

徳田秋声

着替えてきたら話､聞くよ

尾崎紅葉

というとこまでじゃ

尾崎紅葉

そこからは私(わっち)は知らん

広津和郎

そうですか…ﾊｱ…

末広鐵腸

和郎､来たぞ

広津和郎

…嗚呼､鐵腸君

広津和郎

なんか…色々と迷惑かけちゃってるみたいだね

末広鐵腸

いや､､俺は大丈夫だ

広津和郎

そう？

広津和郎

同じ班なのにさ､何やってもダメな上にこんな事で足引っ張って…

広津和郎

出来損ないかな？
僕って…

末広鐵腸

そんな事ないと思うぞ？

末広鐵腸

お前は誰にでも優しいし
どれほどの小さなミスでもちゃんと気付いてカバーできてる

広津和郎

鐵腸君…(ｳﾙｯt🥺

末広鐵腸

まあ､､そうなってるってことは色々溜まってんだろ？

末広鐵腸

全部吐き出せよ

広津和郎

じ､じゃあ…

そこらへんにあったお茶を一気飲みして喋り出す

広津和郎

みんなさあ､本当は僕のこと最低なやつって思ってるでしょ？

広津和郎

只々父上の背中を追いかけて超えようとしてる奴にさ

広津和郎

どうして“凄い”とか“憧れる”とかさぁ尊敬してられるの？

広津和郎

只々理想を追うだけの人によ？

広津和郎

頭の中大丈夫？

広津和郎

ねえ本当になんなのさあ

広津和郎

そんなに偉そうにして何が楽しいの？

広津和郎

君何者？なんのつもりで言ってるの？

広津和郎

ｯハハ､笑えてくる

広津和郎

僕なんかより才能ある人ってそこら辺に転がってるんだよ？

広津和郎

それにさ､こんな底辺の代表の僕と連んでで楽しいの？

広津和郎

何やってもミスの連発で足引っ張って迷惑かけてるんだよ？

広津和郎

それでさあ､楽しそうにしてる裏であーだこうだ文句言ってるんでしょ？

広津和郎

それで楽しいの？ねえ本当はどうなの？文句あるなら友達って言わないでよ

広津和郎

本当に僕って何者なんだろ…(半べそ)

広津和郎

もう嫌になりそう……

広津和郎

消えてしまいたい…

広津和郎

(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥｀)

末広鐵腸

背中さする)よしよし)

広津和郎

誰も僕の味方になんかなってくれない！(怒り(叫ぶ

広津和郎

僕を知るほど離れてくんだ！(怒り(叫ぶ

広津和郎

僕の味方なんているのかよ！(叫ぶ

広津和郎

うわぁぁぁぁん！(大泣き)

末広鐵腸

💦(背中さする)

広津和郎

わぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！
(｡ﾟ∵･(ﾉД`)∵ﾟ｡うわああん

末広鐵腸

大丈夫だ､何があっても俺は隣にいてやる

広津和郎

そう言っておきながら離れてくんでしょ？

広津和郎

もうやめてｯ｡ﾟ∵･(ﾉД`)∵ﾟ｡うわああん

末広鐵腸

俺には条野がいるが…
そんなことより和郎の隣にいてやる事が今の俺には大事だ

広津和郎

(しゃくり上げながら)
ねえ､､こんな底辺の､僕で､､いいのかな？

末広鐵腸

嗚呼､そのままで良い

末広鐵腸

無理して変えようとするな

末広鐵腸

素のままのお前が一番輝いてるからな

広津和郎

本当､､？

末広鐵腸

嗚呼本当さ
何年隣にいると思ってるのか？

広津和郎

､､そうだね

末広鐵腸

出し足りないならいくらでも出せ､聞いてやる

広津和郎

､､覚悟してよ？

飛ばすけどあんまり飛ばず…

広津和郎

本当最低だよね

広津和郎

まじで人生なんだと思ってんの？

広津和郎

自殺したいだ？は？
産んでもらって人に感謝してないからそんなこと言えんの知ってる？

広津和郎

そんなこと考えるから馬鹿になってんの分かってるのか？

広津和郎

そんなに辛いって原因なんだよお前だよ

末広鐵腸

溜まりすぎだろ？)

広津和郎

人生負け組ですなんていう前に未来見よっか
ねえ､変えれるんだよ？

広津和郎

そんなことも知らないなんて脳みそあるんですか？腐ってるんですか？

広津和郎

ｺﾞｸｺﾞｸ(お茶

広津和郎

そんなに偉そうにする前にさあ人生振り返れっつーの､分かってんのかな？

広津和郎

脳みそ蛞蝓(ﾅﾒｸｼﾞ)じゃない？

広津和郎

本当に馬鹿だよ？

末広鐵腸

滑舌過ぎて引いてる)

広津和郎

僕だってさ､いなくなれば良いって思ってた時期あるけど､
結局自分は自分でしか変えられないの

広津和郎

未来は一通りじゃない

広津和郎

閉じ込めてる自分を晒し出しちゃいなよ本当に

広津和郎

あんた馬鹿だ？それ言ってる貴方が馬鹿なんだよ？

広津和郎

ねえ分かってる？本当に？

広津和郎

もうわかんない､わかんなくなりそう…(；ω；)

広津和郎

ﾊｱ…

末広鐵腸

そうか…そう思うならそれでいい

末広鐵腸

溜め込んで､病んで､人生お先真っ暗で､自暴自棄になるより

末広鐵腸

ちゃんと吐き出して､楽になる方が良い

広津和郎

｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡うええん

鐵腸君に泣いて抱きついた

末広鐵腸

よしよし)

広津和郎

｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡うええんもうやだぁ

末広鐵腸

よっぽど溜めてたのか…)

ちなみに30分ぐらいこのまんまだったってよ

太宰治

ﾊｱ………

太宰治

あの後､僕らを閉じ込めた井伏鱒二という人はどうなったんだろ…)

太宰治

何も知らずに…逃げてる…)

太宰治

過去の罪と向き合わずに…)

太宰治

中也…ごめんｯ

島崎藤村

珍し〜太宰がここまで悩むって)

徳田秋声

彼らって…何か因縁でもあるのかい？

太宰治

まあそういうことだよ

徳田秋声

前に何があったのか知らないけど､引きずったままじゃよくないよね

島崎藤村

蹴り付けてきなよ

徳田秋声

一生後悔するかもよ？

太宰治

…

太宰治

(井伏か…)
ﾊｱ…
行かなきゃだね

茶々

以上です！

茶々

広津君に色々本音をぶつけてしまった…

茶々

反省します

茶々

ではまた

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文豪学園

第14話 - じゅうさん！

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