うーん
ここはどこだろう…
あれ?
目の前に誰かいる
「紬希(つむぎ)。俺と付き合ってくれ」
目の前に立つのはスラッとした背の高い金髪イケメン。
え!!
よ、喜んでっ!!
まるで少女漫画の王子様みたいっ
私にもやっと春がやってきたんだ!
栗原 紬希
「…ぎ!」
「…紬希!!」
名前を呼ばれ、紬希は目をパチッと開けた。
栗原 紬希
栗原 理仁
栗原 理仁
栗原 紬希
紬希はベットから体を起こす。
栗原 紬希
栗原 理仁
栗原 理仁
栗原 紬希
栗原 理仁
理仁(りひと)は背を向けて部屋から出ていってしまった。
栗原 紬希
栗原 紬希
栗原(くりはら)理仁(りひと)は1つ年上の私のお兄ちゃん。
私はお兄ちゃんと今日から同じ高校に通う新・1年生なんだ〜
お兄ちゃんは冷たい人だってよく勘違いされるけど
根はとても優しくて、しかもイケメンで
私はお兄ちゃんのことが大好きっ!
栗原 紬希
チラリと時計に目をやると「7:50」と表示されていた。
栗原 紬希
栗原 紬希
栗原 紬希
紬希は息を切らして学校へと向かっていた。
少女漫画あるある。
遅刻寸前の学校への行き道。イケメンとぶつかる
栗原 紬希
栗原 紬希
その時、角を曲がったところで誰かとぶつかった。
衝撃でしりもちをついてしまう。
栗原 紬希
???
栗原 紬希
紬希に手を伸ばすのは
夢に出てきた男の子そっくりの金髪イケメンだった。
栗原 紬希
紬希の胸はドキンッと強く跳ねる。
???
紬希はブンブンブンと勢いよく首を横に振る。
栗原 紬希
???
栗原 紬希
栗原 紬希
栗原 紬希
???
???
???
栗原 紬希
紬希はバッとその場に立ち上がる。
栗原 紬希
紬希の胸はドキドキが鳴り止まない。
栗原 紬希
栗原 紬希
???
???
栗原 紬希
栗原 紬希
栗原 紬希
栗原 紬希
???
伊東 善
栗原 紬希
栗原 紬希
伊東 善
伊東 善
栗原 紬希
栗原 紬希
というか
2年3組……って__
栗原 紬希
栗原 紬希
伊東 善
伊東 善
栗原 紬希
栗原 紬希
伊東 善
伊東 善
善は大きく口を開けて笑う。
その姿に紬希はドキッとしてしまった。
「それでは生徒会長、栗原理仁の挨拶です」
理仁は体育館のステージに立った。
栗原 紬希
紬希は多くの新入生の中、1人キラキラして兄の理仁を見つめていた。
栗原 理仁
栗原 紬希
紬希は手を挙げてぶんぶんと振った。
女子生徒
女子生徒
女子生徒
栗原 理仁
理仁は紬希の様子を見て吹き出した。
栗原 理仁
理仁は震えながら言葉を続ける。
栗原 紬希
教師
教師
栗原 紬希
栗原 紬希
栗原 紬希
入学式が終わり、休み時間。
伊東 善
善は腹を抱えて大きく笑っていた。
伊東 善
伊東 善
栗原 理仁
理仁は椅子に座ってキッと善を睨んだ。
伊東 善
栗原 理仁
伊東 善
伊東 善
伊東 善
栗原 理仁
栗原 理仁
伊東 善
伊東 善
伊東 善
栗原 理仁
伊東 善
善はニコッと微笑んだ。
友達
友達!
友達を作らないと!
栗原 紬希
紬希は覚悟を決めて隣の席の子に話しかけた。
栗原 紬希
女子生徒
栗原 紬希
女子生徒
女子生徒
栗原 紬希
女子生徒は慌てて教室から出ていった。
栗原 紬希
栗原 紬希
その時、教室の端からヒソヒソと話す声が聞こえた。
「あの子、栗原さん…だっけ?」
「卒業式で生徒会長に手を振ってた子!」
「会長と苗字一緒だから妹さん?」
「いや、にしてもあの行動はね…」
「子供っぽいよね〜…」
栗原 紬希
子供っぽい…?
そんなの初めて言われた。
お兄ちゃんにも言われたことなかったのに
栗原 紬希
お兄ちゃん大好きなのがそんなに変かな。
栗原 紬希
紬希は俯いてギュッと拳を握った。
放課後になった。
栗原 紬希
栗原 紬希
紬希はしょぼんとしながら廊下を歩いていた。
伊東 善
紬希は声を聞いて後ろを振り返る。
栗原 紬希
伊東 善
伊東 善
栗原 紬希
伊東 善
伊東 善
栗原 紬希
伊東 善
善はニコッと笑った。
栗原 紬希
伊東 善
栗原 紬希
栗原 紬希
栗原 紬希
伊東 善
伊東 善
栗原 紬希
栗原 紬希
伊東 善
だって
あのお兄ちゃんに友達だなんて
しかもしかも!
あの善くんがっ!
伊東 善
栗原 紬希
栗原 紬希
コメント
6件
やっぱり面白いっ!!今回の主人公ちゃんの性格良いな〜〜 モテそう(*˘︶˘*).。.:*❤
まじ青春じゃん!
青春~...!(。-`ω-)