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依
最近、気づくとあいつのことを考えてる
__ と、いう事実を認めたくないでいる
放課後どこ寄るのかな、とか
今日はちゃんと待ってるのかな、とか
スマホを見て、通知がないだけでちょっと気になる、とか
うり
こんなの、彼奴に恋してるみたいじゃん
1ヶ月限定の関係でなる感情じゃないのに
ばかじゃねえの、
ゆあん
声がして振り返る
ドアのとこに寄りかかるゆあんくん
ゆあん
うり
ゆあん
うり
当たり前みたいにいう
実際、最近それが普通になってきてる
待たされるのも 一緒に帰るのも
隣歩くのも
___ 全部
ゆあん
ゆあん
うり
ゆあん
ゆあん
うり
ゆあん
その笑顔にOKを出してしまうおれも
断る気なんてないおれも
さいあく
夕方の公園は、ほとんど人がいなかった
ブランコが揺れる音と楽しそうに笑う声が だけが、耳に残る
ゆあん
うり
なんて、言いながらついていく
近くのベンチに座った
夕焼け空に浮かぶ薄い月と飛行機雲を見上げる
ゆあん
うり
春風が少し冷たい
ぼうっと前を見てると、隣でスマホを触る音が聞こえて視線を向けた
画面、カレンダー
うり
ゆあん
うり
ゆあん
うり
ゆあん
胸の奥が少しだけ重くなった
おわり
そんな言葉、聞きたくないだなんて
うり
ゆあん
うり
少し笑いながら、画面を見せてきた
うりと付き合って19日目
もう、半分以上過ぎてるのか
もう、あと十何日で終わってしまうのか
うり
ゆあん
軽く笑った
なんも気にしてませんー、みたいな顔が1番むかつく
うり
ゆあん
うり
すぐには答えなかった
風の音
遠くで子供が笑ってる声
そのあと、小さくつぶやいた
ゆあん
うり
ゆあん
うり
ゆあん
逆に返された
心臓が少しだけ嫌な音がした気がした
うり
ゆあん
目を逸らした
まともに見れなかった
だって、平気なわけがなかったから
うり
ゆあん
その返し方が、嫌だった
なんか"わかってる"みたいで
沈黙が続いても、帰ろうとはならなかった
ただ、隣にいるだけ
なのに落ち着く
ああ、
すき
うり
うり
ゆあん
うり
少しだけ笑って返された
ゆあん
うり
ゆあん
今日だけは、その"恋人"って言葉がやけに刺さった
うり
うり
多少悪態つきながら、少しだけ肩を寄せた
ほんの少し
自然にゆあんくんも寄ってくる
肩が触れてあったかかった
何も話さない
でも嫌じゃない
むしろこのままでいたい
なんて一瞬思ってしまう
そんなこと考えたらだめなのに
そう思って少し距離を取ろうとする
その瞬間、袖を軽く掴まれた
うり
ゆあん
小さく言った
低くて甘い声に胸が熱い、しんどい
ずるいよ
うり
断れないってこと、知ってて言ってんのかよ
肩から腕までくっつけたままで
夕方の春風が、少し冷たい
でも
さっきより全然寒くない
うり
ゆあん
うり
ゆあん
ぽつりと言ったら、頬を緩ませてやけに優しく返事をされた
あと12日
付き合って19日
たったそれだけなのに
近付く数字から目を背けたい自分がいた
ねくすと ▶︎ ♡350