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ぬいぬい
続きを書いていきます!
ぬいぬい
今回は29話、和解したあとの話です
ぬいぬい
数日後…柊さんからメールをもらった佐狐くんは高架を出ることに
ぬいぬい
するとそこには梅宮さんが待っていてなにやら引き留めるように頼まれたらしい
ぬいぬい
そして佐狐くんは改めて梅宮さんと話すことにしたーー
ぬいぬい
ってお話になるよー!
ぬいぬい
ではではレッツゴー!
佐狐浩太
柊登馬
梅宮一
橘ことは
佐狐浩太
(無言で歩いてる
佐狐浩太
(自分から訪ねるのは初めてな気がする)
佐狐浩太
(あんなことの後だから余計に緊張しちゃう…)
佐狐浩太
(でも…わざわざメールしてくるなんて…)
佐狐浩太
(それにしても……)
佐狐浩太
(俺の連絡先…残しておいてくれたなんて…)
佐狐浩太
(なんか嬉しいな)
佐狐浩太
(もうすぐ…高架を越えて…)
佐狐浩太
(憧れの地へ到着する)
佐狐浩太
わあ…
佐狐浩太
前は気づかなかったけど…温かい街だな
梅宮一
いいとこだろ?
佐狐浩太
えっと……梅宮さんでしたっけ?
梅宮一
改めまして、風鈴総代の梅宮一だ
佐狐浩太
佐狐…浩太です
梅宮一
まさか佐狐から来てくれるとは思わなかったよ
佐狐浩太
あの…朝柊さんから呼び出されたのですが
佐狐浩太
これ、メール画面です
メール画面
柊登馬
佐狐、もう起きてるか?
佐狐浩太
柊さん…おはよう、ございます?
柊登馬
なんで疑問系なんだよ…
佐狐浩太
いえ…久しぶりのメールでしたから緊張しちゃって…
柊登馬
今日、お前といきたいところがあるんだ
柊登馬
あんなことの後に言うのもあれだが…
柊登馬
着いてきてくれないか?
佐狐浩太
はい!行かせてください!
柊登馬
ははっ、いい返事だな
佐狐浩太
あの今回は俺からそっちにいきます
佐狐浩太
この前は来てもらった…って言い方も変ですけど
柊登馬
わかった、じゃあ待ってる
佐狐浩太
はい!
佐狐浩太
という感じで
佐狐浩太
だから柊さんの居場所を聞きたいです
梅宮一
それもいいけど少しだけ俺と一緒にいてくれない?
佐狐浩太
嫌です(即答
梅宮一
すげー、即答じゃん…
佐狐浩太
柊さんと会う約束の方が先なので
佐狐浩太
俺は先約を大事にしたいので
梅宮一
でもなー…柊から引き留めてほしいって頼まれてるのに…
佐狐浩太
はい?
梅宮一
あ、やべ…
佐狐浩太
少しだけ…お茶飲みながら話しませんか?
佐狐浩太
勘違いしないでくださいね?
佐狐浩太
柊さんのためですから
梅宮一
それなら俺いいとこ知ってるぞ
カランカラン…
梅宮一
こ
梅宮一
と
梅宮一
は～♡
橘ことは
はぁ…うるさいのが来た…
橘ことは
それで梅の後ろにいるのは…
佐狐浩太
佐狐浩太です…お邪魔します
橘ことは
なんか梅といるのちょっと意外かも…
梅宮一
ちょっと訳があってな
佐狐浩太
それでここがいいとこですか?
梅宮一
おう
梅宮一
何たって…ことはは俺の妹だからな!
佐狐浩太
え
橘ことは
違うからね?
橘ことは
ただ同じ施設だったから梅が勝手にそう言ってるだけ
佐狐浩太
え、そうなんですか?
梅宮一
佐狐ってけっこう素直な反応するのな
梅宮一
そういうところが可愛いんだろうな♡
佐狐浩太
可愛くありませんから
梅宮一
そんで…なに話す?
佐狐浩太
俺はあなたが羨ましかったんです
梅宮一
羨ましかった?
佐狐浩太
柊さんに見てもらえて
梅宮一
どういうことだ?
佐狐浩太
俺、ただ寂しかったんだと思います
佐狐浩太
柊さんの後ろを歩けなくなったことが
佐狐浩太
それを勝手に柊さんのせいにしてたんです
佐狐浩太
俺はあなたに柊さんを奪われたと思うしかなかった
梅宮一
ごめん…
梅宮一
佐狐がそこまで柊を想い続けてるとは思わなかった
梅宮一
柊とは何年離れてた?
佐狐浩太
2年ですかね
梅宮一
俺は…佐狐のことを知らなかったとはいえ
梅宮一
2年間苦しめちまったんだな…
梅宮一
過ぎた時間は取り戻せないけど…
梅宮一
これからはたくさん柊に会いに来て
梅宮一
たくさん甘えて、たくさん喋って
梅宮一
後悔しないように過ごしてほしい…
梅宮一
って俺が言うのもおかしいかもだが…
佐狐浩太
いえ…俺は感謝してます
佐狐浩太
寧ろ離れてみてわかったこともたくさんあります
佐狐浩太
柊さんはやっぱり…強いんだって知れました
佐狐浩太
それに…
梅宮一
それに?
佐狐浩太
ちょっとだけあなたを担ごうとする人たちの気持ちわかった気がします
佐狐浩太
(この人といると安心できるんだな…)
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